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カテゴリー: 動物病院経営コンサルティングブログ
荒れたSNSに希望の光 ― 小さな言葉が大きな支援へ
Posted 2025年11月25日 by
「発信の場は荒れてしまった」と感じることがあります。
しかし先日、そんなSNSで思わず心が温まる出来事がありました。
がんと闘っていた22歳の方が、最期にユーモアのある投稿を残したところ、
多くの方がその投稿に共感し、「香典代わりにがん研究への寄付を行う」
結果として、国立がん研究センターをはじめとする研究機関への寄付が
SNSは時にネガティブな印象を与えますが、
この事例は「発信が人の行動や支援につながる力」を改めて示しています。
一人の言葉が、多くの人の心に届き、社会的な支援の波を生むのです。
私たちの仕事も同じだと思います。
診療やスタッフ間のやり取り、院内外への情報発信の中で、誠実で温かい言葉が、
誹謗中傷が目立つ時代だからこそ、私たちは「言葉の力」を信じ、ポジティブな発信を
小さな一言でも、誰かの支援や行動につながる可能性があるのです。
クリニックと保育園の上手なコラボ
Posted 2025年11月20日 by
ある保育園では、出産前の母親や父親(プレママ、プレパパ)を対象に沐浴体験会を実施している。
講師はクリニックなどの助産師に依頼して行っているが、併せて保育園が行っている活動を紹介したり、使用しているベビーセンサー(体動センサー)などお見せし、安全策も紹介している。
プレママ、プレパパにとっては、保育園探しや保育園見学のアポイント取りなどの手間が減り、好評のようだ。
クリニックと保育園の上手なコラボの事例だと感じる。
気づかぬうちに噓情報を信じる恐怖
Posted 2025年11月19日 by
先日あるネット回線の企業が、AIの利用者が気づかぬうちに嘘情報を信じ込む可能性があるという調査報告をした。
その企業は、20~50代の男女にAIの利用用途を調査したところ、約6割の人が「情報収集や調べもの」と回答した。
そして、AIが回答時に嘘情報を入れてしまう「ハルシネーション」という現象ついて調べたところ、7割程度の人が「知らない」と回答した。
つまり、AIを使って情報収集や調べものを使っている人が多いにも関わらず、その答えが嘘情報だと気づかず信じてしまう可能性がある。
グーグルでも近年の検索結果にAIを用いた概要が表示されるようになったが、必ず出典元のサイトを明記するようになった。
AIの力を妄信せず、必ず出典を確認する癖をつけてもらいたいと思う。
同年代による刺激
Posted 2025年11月13日 by
約40年ぶり? 労働法の大幅改正か
Posted 2025年11月07日 by
労働法が大幅に改正される事が検討されている。
まだ2025年秋の時点で、法案として成立しているわけではなく審議会などで審議されている段階ではある。
今後、改正として検討されているものは以下である。
・法定休日の特定義務
・勤務間インターバル制度の義務化
※勤務終了後から次の勤務開始まで11時間を確保する。例えば残業などで21時に勤務終了したら、翌日は8時以降しか勤務開始できない。
・有給休暇の賃金算定における通常賃金方式の原則化
・つながらない権利に関するガイドラインの策定
※労働時間外の電話やメールなどの連絡に対する応答を拒否できる権利
・法定労働時間週44時間の特例措置の廃止
※現在、常時10名未満の小規模事業場は、特例として週44時間の勤務が認められている
など
動物病院業界にとっても、影響を受けるものが多々ある。
現段階で対応すべき事ではないが、本格的に法案が成立した際は対応を迫られる。
今から準備しておくか、成立してから対応するか検討してもらいたい。
小さな兆候と時代の流れ
Posted 2025年11月02日 by
先日、医療グループの責任者の方と話す機会があった。
介護施設の買収した後の苦労、へき地での医師不足の話など話す事ができた。
大きな経営母体であっても、医師不足や経営難により大学に買収するというケースもある。
様々な小さな兆候が、起こり始めている時代ともいえる。
その小さな兆候を一つ一つアンテナをはって、時代の流れにのっていければと思う。
レガシーを遺せるか
Posted 2025年10月31日 by
元トヨタ自動車の会長である神谷 正太郎 氏は経営者の段階について、以下のような言葉を遺している
第1段階:社長個人でお金を儲けようとする時期。
第2段階:会社として利益を生み、蓄積を考える時期。
第3段階:売上高や社員を含めて、会社全体を大きくしたいと願う時期。
第4段階:人や組織作りに一生懸命になる時期。
第5段階:業界や、世の為、人の為に尽くす時期。
第6段階:死んだとき悪口をいわれないように努める時期
規模感に違いはあれど、第4,第5段階にいる院長先生が多いように感じる。
私自身、ほんの少しではあるが経営者でいた時プロデューサー的な方から、こんな言葉をよく言われていた。
「自分が死んでも天国にお金は持っていくことはできない。でも、思い出や功績だけは持っていくことができる。そして、功績の中で後世の人々のためにレガシーを遺すことを大事にしなさい」
前職でかかわった偉大な方でも、80歳という年で後世の人々のために、持続可能な世界を作るための活動や称える賞を作ったりしていた。
獣医療や経営者として成功している方も多くいるだろうが、ぜひレガシーを遺すような事に興味があれば実行いただきたいと思う。
SNS,AIは「悪貨は良貨を駆逐する」を加速させるか
Posted 2025年10月30日 by
経済の言葉で「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉がある。
元々は、「質の良い硬貨と悪い硬貨が世の中に混在した場合に、悪い硬貨が流通しやすい」という意味合いがあったが、昔より悪人がはびこるような治安の悪い状態を揶揄する際にも使われてきた。
SNS,AIが活用されるようになり、別の意味の「悪貨は良貨を駆逐する」が誕生してきたように感じる。
それは「間違った情報が広まっていく」という意味合いである。
SNSでは、メディアで著名人やコメンテーターが発言したことが、取り上げられ拡散されることがある。
その中には歴史や事実を知らずに、安易に発言したものがあり、その発言に多くの人々がSNS上で同調するケースが多々見られる。
その発言の良い悪いは、受け取る人によって判断が分かれるところではあるが、歴史的に間違っているという事が分かっているものについて、世の中的に良い発言と評価され、それが常識となっていく方向に「悪貨は良貨を駆逐する」と思わざるえないように感じる。
今のところ、AIはSNSの内容を参考にせず、昔ながらのSEOを基に情報の質を判断するような仕組みになっていると聞くが、今後はどのようになるか…
色々気を付けてみていきたいと思う。
小顔整体プティシュシュに学ぶ“動物×サービス”の価値
Posted 2025年10月21日 by
― 動物病院でも応用できる、新しい差別化のアイデア
首都圏にある「小顔整体プティシュシュ」。こちらは顔の左右差やフェイスラインに特化した小顔整体サロンですが、人気の理由は施術だけではありません。店内には“看板猫”がいて、施術中にお客さまのそばでくつろいだり、遊んだりしています。
猫の存在が自然に体験価値を高め、SNSでもよく話題になります。
ただの整体ではなく、「猫と一緒に過ごす特別な時間」を提供しているのです。
異業種×動物で付加価値を生む、非常にわかりやすい成功例と言えます。
プティシュシュの事例からわかるのは、動物をサービスの中心に置くだけで、いくつかの効果が生まれることです。
◆安心感・癒し:動物がそばにいることで自然にリラックスでき、気分も軽くなります
◆体験価値の向上:施術だけではなく、特別な体験として楽しめます
◆拡散力・話題性:かわいい動物はSNSでも広まりやすく、認知につながります
この考え方は整体だけでなく、カフェやヨガ、ホテルなど他の業界でも応用可能です。「動物+〇〇」で体験価値を設計する発想は、どの業界においても参考になると思います。
動物病院でも、プティシュシュの考え方を応用できます。
ポイントは、「診療だけではなく、他業種的な価値を掛け合わせること」です。
◆ペット向け施術・体験型サービス
ペットのマッサージやリハビリ指導を短時間体験できるコーナーを設けることで、診療のついでに“プラスアルファの価値”を提供できます。ペットの健康や体験価値を高めることで、来院の理由にもつながるでしょう。
動物は癒しだけでなく、人と人をつなぐ媒介者としての力も持っています。
プティシュシュのように、異業種の要素を掛け合わせて体験価値を設計すれば、動物病院も「診療だけではない価値」を地域や飼い主さまに届けられます。
診療+体験+健康を組み合わせることで、次世代の動物病院像が見えてくるでしょう。
プティシュシュは、その考え方をわかりやすく示す好例です。
三流は頑張り、二流は目標を追い求め 一流は…
Posted 2025年10月16日 by
先日、プロアスリートの心構えについて聞く機会があった。
その中で、目標の危険性について触れられていた。
以前、ブログにて「『作業』と『業務』の違い」について書かせていただいたが、
「目標を目的になる危険性である」の事である。
スポーツの世界では、ハードな練習メニューがある。
素振り1000回など多々あるだろう。
その際、プロアスリートはメニューをこなす事が目的にならないように気を付けているという。
ハードな練習メニューを行う目的は「試合に勝つため」であり、練習をこなす事ではない。
そのため、プロのアスリートは、目的(「なぜ、それをするのか?」という根本的な理由や意義)を突き詰めつつ、目標(目的を達成するための具体的な到達点や行動指針)をしっかり考えるという。
目的が「試合に勝つため」であるからこそ、練習の気分が乗らなかったり調子が悪い時は、思い切ってオフにするという。
調子が悪い時に無理して練習して、悪い癖を体に染み込ませないためだ。
同様な事はビジネスの世界でも言える。
「売上」という目標がある。
そのために営業であれば、何度もロールプレイングをしたりする。
しかし、ロールプレイングをやっているうちに、やった事に満足し実践されないというケースもあり得る話でもある。
また、「売上」を達成するという意識が強くなりすぎ、強引な営業をかけてしまい、売上は達成したが、顧客満足度を下げるという本末転倒な事が起こりえる。
一流は、目的の合成性を徹底的に追求していくものである。
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