2004年から動物病院専門経営コンサルティングを開始。業界No1の経営コンサルティング実績。一般的な1人コンサルタント対応ではなく、複数名でのチームコンサルティングで動物病院経営をサポートしています。

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カテゴリー: 従業員教育

効果的な学び方

Posted 2024年03月15日 by snc_editor

北野です。
アメリカの研究機関によって提唱され、
文部科学省も導入している、
ラーニングピラミッドという考え方がある。

これは、アクティブラーニングという、
能動的な学びを根底としている。

講義を受ける学び方に比べて、
ディスカッションする、他の人に教える
などを交えることで、
最大18倍もの学習効果が得られるという。

これを院内で行うには、
相互にコミュニケーションが発生する場を
作り上げる必要がある。

特に年次に関係なく、
・自分の意見を言う
・他の人の意見を疑似体験する

ということが最も重要となる。

弊社では、
この効果的な学び方を促進できるよう、
「まなべる。すごろく」という教材を開発している。

既に1次販売分は完売し、
もうすぐ2次販売分のご案内を開始する。

従業員教育に役立てていただきたい。

カテゴリ: 動物病院の経営北野従業員教育

経営者の仕事としての組織論とは

Posted 2024年02月14日 by snc_editor

先日、ある方が、「経営者は、優秀だが自分の組織に不適切な人を排除しても仕事が回るようにするのが仕事」と発言していた。

世の中、多様性と呼ばれ様々な人が活躍できるチャンスがあるが、組織が突き進もうとする中で、足並みを乱してしまう人は組織が壊れる原因にもなる。

軍人が、多様な人が集まっても、しっかりと作戦を遂行できるのは、過酷な訓練という、ふるい分けにより少なくとも精神面などでクリアした人が残る。つまり、多様性が画一化に繋がり組織がまとまっていく。
優秀な方でも、足並みを乱す人は組織の死に繋がるため、作戦に参加させないか、昔であれば失脚させてしまう事もあったようだ。

ビジネスにおいては、過酷な訓練は出来ないため、理念などで組織をまとめていくしかない。
そして、業務をどんなに優秀な人でも足並みを乱す人がいる場合は、早めに代わる人を見つける、もしくは、人材を育てていく。どうしても人材育成が上手くいかない場合は、機械やシステムに頼っていくか、アウトソーシングしていくという方法がとられていく。

 

落ち着いた時に、ぜひ組織のバランスを振り返っていただきたいと思う。

カテゴリ: マネジメント佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ従業員教育経営者目線

具体と抽象

Posted 2023年09月22日 by snc_editor

北野です。
仕事柄、様々な動物病院様のミーティングに参加する機会がある。
良いと感じるミーティングとそうでないミーティングがある。

その差は何かというと、大きく以下の3つの点があると考えている。

・参加姿勢
・議題内容の具体性
・アクションの具体性

ある会員様では毎月ミーティング日を臨時休診とし、
ミーティングのみに集中できるようにしている。

従業員は診療よりも情報共有・議論という認識でいるため、
その一日をとても大切にしているように感じる。

また、ミーティングをより充実したものにするために、
議題の作り込みや事前共有などが徹底されている。

また、その議題は一読すれば分かるものとなっているし、
健診などの途中経過や実績なども具体的な数字が報告されており、
改善などの具体的なアクションプランを議論できるようになっている。

ここに共通するのは具体性である。

なぜ具体性が必要かというと、
ミーティングに参加するメンバーには新人からベテラン、
非役職者から上位役職者まで幅広く存在する。

当然、下にいくほど抽象的な情報への感度は低く理解度も低くなる。
分からない話が続くミーティングでは参加姿勢も悪化していく。

このように、ミーティングは参加者の中で
最も理解度の低いメンバーでも理解できるように工夫できると
良いミーティングとなっていく。

参加者のレベルに応じたミーティングを心がけたい。
そのために最も重要なのは具体性であると考えていただきたい。

カテゴリ: マネジメント北野従業員教育

愛玩動物看護師国家資格手当

Posted 2023年05月01日 by snc_editor

北野です。
愛玩動物看護師国家試験の合格発表も終わり、プラチナ会員病院様で国家資格手当ての最終調整を行っている。

この資格手当の付け方は慎重にルールを決めないと将来へのしわ寄せが来ること理解しておく必要がある。

様々な求人を全国的に見てみると、金額的には1〜3万円程の間になっている模様である。
資格手当を仮に2万円として、社会保険料などを考慮すると一人あたり年間で約30万円程の人件費増となり、
資格手当は残業計算の基礎となる基礎賃金にも含まれるため、
残業代も含めるとさらに人件費増となることは理解しておかないとならない。

資格手当を設定する上で考えないといけないのは、
(1)手当付与ルールの設計
(2)手当の原資のまかない方
の2つである。

どういった場合に手当を付与するのか、持っているだけで付与するのか、
技術習得に合わせて付与するのか、ルール設計は慎重に行う必要がある。

資格手当を付与すると人件費増になる。もともと人件費に余裕がある場合には問題ないが、

一度付与すると削減することはできないため、何らかの方法で一定額の原資を確保できるようにしておくと経営的に安心である。

資格を取得したスタッフさん達に金銭面で報いたいという想いをお持ちの院長先生方が多いと思うが、
この資格は活かしてこその資格であることも事実である。そのため、単に持っているからではなく、
実行とセットにしての手当設定をぜひ検討していただきたい。

カテゴリ: 北野従業員教育愛玩動物看護師

新入社員に伝えたい3つの心構え

Posted 2023年03月24日 by snc_editor

4月になると、新入社員が入社している病院様も多くあるのではないでしょうか。

繁忙期に入社してくる新入社員に一般企業並みの新人研修を実施するというのはなかなか現実的でないかと思います。

時間が取れずとも社会人として一人前になってほしいと思う場合には以下の3つの心構えを伝えてみてはいかがでしょうか。

①色々なことに興味を持つこと

例えば

・これを飼い主さんに提案したら喜んでもらえるかも!

・在庫管理でこのシステムを伝えばもっと効率的かも!

・なぜ先輩はこんな話し方をするのだろう?

というように好奇心を持って仕事にワクワクを持ち込んでもらえるための心構えです。

 

②物事を自分事としてとらえること

例えば、

・この企画をうまく動かすために自ら動き回る

・必要な知識をつけるために自ら情報を集める

・何か不具合が起きたら、その原因を自ら追及する

というように主体性を持って自らの責任感に基づいて、自分自身の意思で行動できるようになってもらう心構えです。

 

③行動する前に自分の頭で考えること

例えば、

・今やっている仕事は、何のためにやっているのだろうか

・仕事を頼んできた上司には、何が見えているのだろうか

・自分だったらどのように対処するのだろうか

というように誰かに言われたからやるのではなく、その意味を理解したうえで行動に出来るようになる心構えです。

 

右も左も分からない新入社員に自分で仕事を見つけてと言ってもなかなか難しいことです。

仕事が見つけられず、孤立してしまい離職に繋がるケースも多くあります。

仕事を見つけるということを嚙み砕いて説明してみてはいかがでしょうか。

 

カテゴリ: 従業員教育福永

新人を「見張る」「見放す」「見守る」

Posted 2023年02月24日 by snc_editor

4月になると、新入社員が入っている病院が多くあるかと思います。新入社員には何かを教えるということが必須になってきますが、なかなか繁忙期の忙しい時期に新人にマンツーマンで教えるというのは難しいかもしれません。

今回は教える側の知識として「見張る」「見放す」「見守る」の違いについてお伝えいたします。

【見張る】

見張るとは注意深く目を配って監視するという意味があります。

新人教育ですと、

・ミスをしないかどうかじっと監視する

・間違ったやり方をしていたらすぐに口を出す

・ミスをしそうになったらすぐに手を出す

この3つは見張っていなければできない行為です。

新人教育においては見張っていた方がいいのではないかと考える方もいるかもしれませんが、この行為が多すぎると新人は先輩の顔色をうかがうようになり、失敗を恐れて萎縮してしまい、先輩の前ではパフォーマンスが下がってしまうということが起こってしまいます。

【見放す】

見放すとは見切りをつけて関係を断つという意味です。

新人教育ですと、

・相手が助けを求めない限り助けない

・間違ったやり方をしていても気が付かない

・新人の動きを把握していない

ある程度経験のある社員ですと、自由にのびのび出来ると良いパフォーマンスが出来るかもしれませんが、新人ですと不安を感じてしまうかもしれません。また、業務自体の安全性に問題が出てしまいます。

【見守る】

見守るとは無事であるように注意しながら見るという意味です。

新人教育ですと、

・相手が思うままに自由にやらせてみる

・口を出すべきタイミングで口を出す

・手を出すべきタイミングで手を出す

新人と見守るという関わり方が出来れば萎縮せずにのびのびと安全に業務を進めることが出来ます。

 

教える側としては「見張る」という行為が安心・安全ですが、新人は委縮してしまいます。逆に「見守る」という関わり方は、先輩はやや大変ですが、新人は安心してのびのびと業務を行うことが出来ます。

ケースバイケースですが、「見守る」という関わり方を意識して頂ければと思います。

 

 

 

 

 

 

カテゴリ: 従業員教育福永

動物看護師国家試験合格後の手続きについて

Posted 2023年02月22日 by snc_editor

2月19日に第1回愛玩動物看護師国家試験が実施されました。

院内でも受験されたスタッフの皆様も多いのではないでしょうか。

愛玩動物看護師であれば、獣医師の指示のもとに行う採血、投薬、輸液、マイクロチップの挿入などを行うことが出来ます。

愛玩動物看護師の免許を取得するには、愛玩動物看護師国家試験に合格するだけでなく、愛玩動物看護師名簿に登録される必要があります。愛玩動物看護師名簿に登録されると、愛玩動物看護師免許証が交付されます。

4月1日付で愛玩動物看護師名簿への登録をした場合、3月24日必着で免許申請書類を簡易書留で送る必要があります。

3月24日を過ぎてしまうと、次に登録されるのは5月1日になります。

必要な書類を記載いたします。

・本人確認書類

・診断書

・登録免許税

・登録手数料

4月1日から看護師への採血、投薬などを検討している病院では早めに必要な書類を準備しておいた方が良いでしょう。

カテゴリ: 動物病院の経営従業員教育福永

日本版チェックリスト vs アメリカ版チェックリスト

Posted 2023年02月20日 by snc_editor

4月になると新人スタッフが入社する動物病院様も多いでしょう。
新人スタッフが業務を滞りなく遂行するために、チェックリストを活用しているかと思いますが、日本とアメリカでチェックリストの作成方法が異なる傾向にあります。

 

<日本版チェックリスト>
1 水槽温度の修正を確認する
2 水槽内の水量を確認する
3 水槽のふたはしっかり固定されている

 

<アメリカ版チェックリスト>
1 水槽Aは60℃より低くない
2 水槽Aは80℃を超えていない
3 水槽Aの水面は、赤い線より下にある
4 水槽Aの水面は、青い線より上にある
5 水槽Aのふたの4本のねじ締付トルクはそれぞれ50kg・cmを超えている
6 水槽Aのふたの周りはぬれていない

 

アメリカ版はYesかNoで答えられる内容になっていますが、日本版は具体的な指標(数字など)が項目にないことが多いです。
アメリカ版では作業する人によって判断基準が変わるといったことがなくなるので、自ずとミスもなくなります。

 

スタッフがミスをする背景には、個人の能力の問題だけでなく、管理体制の問題も大いに考えられます。
新人さんが入ってくる前に、チェックリストの見直しをしてみませんか?

カテゴリ: 従業員教育黒澤

社会的手抜き

Posted 2023年01月20日 by snc_editor

社会的手抜きとは、「集団で共同作業をするとき、作業に関わる人数が増えるほど手を抜きやすくなる」という心理効果です。

例えば、サッカーゴールを運ぶときに5人でも運べるのに7人で運ぶことになったとします。

5人の時は5人全員が全力の力で運んでいたのに、7人で運ぶときには、全力を出さずともゴールが運べてしまうので手を抜きやすくなります。

仕事でも同じことが言えます。

人数が増えてくると、単独で行う仕事というのが少なくなってきます。このように集団作業が増えると社会的手抜きが起きやすい状況になってしまいます。

この対策として、少人数のプロジェクトや役割ごとのチーム制を導入している病院様もあります。

少人数のチーム制を導入することで、

・当事者意識

・貢献度

の2つが向上すると考えられ、社会的手抜きを組織的に起きにくくすることが出来ます。

また、常にどんな職種・階級でも程よい緊張感を持って仕事に取り組むことでき生産性向上にもつながります。

さらに、職種を混ぜたチーム制を実施することで職種ごとの隔たりもなくなり病院全体の組織力アップに繋がります。

実施してすぐは隔たりがあるかもしれませんが、そのようなときはチームビルディングのようなゲームを通してコミュニケーションの活性化を図ることをおすすめします。

 

カテゴリ: 従業員教育福永

マネジメント

Posted 2023年01月13日 by snc_editor

マネジメントには「仕事の側面」
「人の側面」があります。

どちらが難しいかという
と人の側面です。

どうすれば皆がイキイキと動いてくれるだろうか。
ということです。

それにあたって重要な2つのポイントをお伝えします。
2つ。「方向づける」ことと「力を引き出すこと」の2つだけである。

1 方向づけること
人は感情や価値観のもと動く生き物です。
だからこそ必要なのは「ストーリー」です。
上から降りてきた指示に単純に従って成果は出せません。

会社の理念や自分たちの仕事の目的を支えている価値観に基づいて、
わかりやすく解釈し、納得してもらうストーリーを作るのが重要です。

そのストーリーで納得性が得られかが非常に大事です。
リーダーと意見交換しながら深めると
同時に、リーダーを最大の味方にすることも一つです。

それから、社員全員を集めての会議でストーリーとして
理解を得た上で、狙う目標と施策の内容
としないといけないことなどを話すことです。

その上で、個々人が自分のチームの強みを活かして
どう臨むかを話し合ってもらい自分事にしてもらうことです。

2 力を引き出すこと
ほとんどのスタッフは一生懸命
頑張っているということを理解することがまず第一です。

自分の時間を犠牲にして
同僚の手助けをすることもあるからこそのチームの楽しさがあり、
だからこそ、組織のベクトルが揃っていないと、
結果として無駄な努力が多くなり、
個々人の努力が成果に結びつかなくなり、
精神的にも疲れてきます。

そうならないための目的意識を持つように
促した後のフォローはマネジメントする際の大事な仕事です。
また、同時にスタッフの成長支援でありキャリア支援でもあります。

本当に意味で1on1ができている人は
少ないのではないかと思います。

下手するとプロジェクトマネジメントのように
「進捗確認」「トラブルの対応」などに
部下との面談や会話が終始していないでしょうか?

本来、対話によるマネジメントは本人のベクトルと
会社のベクトルと
目の前の業務を結びつけていくことが大事です。

だからこそ、マネージャーは
スタッフの人柄、強み、興味、価値観などのパーソナリティ、望むキャリア、
望むライフスタイルなどを知っていることが必要になります。

目の前の業務の振り返りをしつつ、
改善を一緒に考えたり、業務の不安を解消し自信をつけていくこと

それを会社や自組織のベクトルと近くしていきます。

そして評価面談も育成を考えて行うことが必要です。

ポジティブな部分を最初に伝え、
その上で、これからどこに成長余地があるかを
一緒に考えるが必要です。

上司が一方的に指示・指摘する関係では、
人は育たないのです。
部下との対話の時間の全ては、
部下の現状や悩みに寄り添い、
部下の能力を引き出す「部下の育成のための時間」だということ
を忘れないことが大切です。

 

カテゴリ: 従業員教育片岡

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