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月: 2022年5月
従業員の働きやすさ&人件費抑制対策
Posted 2022年05月30日 by
最近、従業員のを意識して働きやすさを意識されている動物病院様が多くなっている印象です。
普段忙しく働いているので、外来が落ち着いているなど、早く帰れるときは早上がりさせてあげたいといったような院長先生の声を聞きます。
とは言え、経営をしている以上、売上を上げて、無駄な経費を削減し、利益を確保しないといけません。
そこで、スタッフの働き方の柔軟性がありながら、無駄な人件費をかけないために、変形労働時間制を導入している動物病院様もいらっしゃいます。
通常、労働基準法において1日8時間、週に40時間を超える分は残業扱いとなります。
例えば、週5日勤務の場合、
月曜 8時間勤務
火曜 10時間勤務
水曜 7時間勤務
木曜 7時間勤務
金曜 8時間勤務
ー--------
週合計 40時間
残業 2時間(火曜日分)
変形労働時間制を導入しているとどうなるでしょうか。
1ヵ月単位の変形労働時間制とは、1ヵ月以内の一定期間を平均し、1週間当たりの労働時間が法定労働時間を超えない範囲内において、特定の日又は週に法定労働時間を超えて労働させることができる制度のことです。
制度の詳細を記載すると長くなってしまうので割愛させていただきますが、例えば1ヵ月単位の変形労働時間制を導入し、週平均労働時間を40時間と設定した場合、
月曜 8時間勤務
火曜 10時間勤務
水曜 7時間勤務
木曜 7時間勤務
金曜 8時間勤務
ー--------
週合計 40時間
残業 0時間(週40時間を超えていないため)
となります。
早上がりや遅出など従業員の働きやすさを実現しつつ、人件費(残業代)も抑えることができます。
変形労働時間制を採用するためには、労使協定又は就業規則にて定める必要がありますので、ご注意ください。
カテゴリ: 評価制度・賃金制度構築黒澤
ペットの機内搭乗サービスから考えるマーケティング企画のポイント
Posted 2022年05月30日 by
5月27日に、国内線の飛行機では初めてとなる、ペットと一緒に機内に搭乗できるサービスが始まりました。
日本の航空会社の国内線ではペットは貨物室に預けられていましたが、航空会社のスターフライヤーは2021年10月から検証フライトを実施するなど、アレルギー対策など検討を重ねており、ようやくサービスが開始となりました。
1便につき1頭まで搭乗可能で、料金は1頭5万円と費用は高めです。
ただし、国内線での初の試みということもあり、10月末までに30件以上の予約が入っているそうです。
こういった競合のいないサービスは費用が高くても一定数の利用が見込めます。
あとは、競合が参入する前に、いかに収益性があり、質の高いサービスに改良していけるかがポイントになってきます。
自院で何かマーケティングの取り組みをする際には、利益が見込め(長期視点での利益でもOK)、飼い主様のニーズに適応しており、且つ他院がやっていない革新的な企画を考えていけると良いです。
学習歴社会
Posted 2022年05月27日 by
北野です。
平均寿命が延び、定年も引き上げられ、働く期間が長くなりつつある。
従来は人材を評価する尺度の1つになっていた学歴てはなく、その人が何をやってきたのかを見る学習歴という考え方が出てきている。
動物病院業界で学歴はあまり馴染みがないため、ピンとこないかもしれないが大企業を中心に年功序列型が残る企業ではまだまだ色濃く残っている。
学習歴が注目されるようになった背景にはブロックチェーン技術の発展やオンライン学習の定着がある。
どこにいても世界各国の学びを受講できるし、学んだという実績をブロックチェーンを用いて記録できるようになっていく。
動物病院においては、臨床経験年数や認定医資格の有無、どこの病院で勤務していたか、どの研究室を出たかなどが近い要素かもしれない。
現場感では認定医資格を持っていても知識はあるけど臨床現場では絶対的なプラスにならないという声もある。
結局、「何を持っているか?」ではなくて、「何をやっているか?何を学んでいるか?」という経験値ベースの評価が必要になってくる。
Aという獣医師は、
・何の症例を何件やってるか?
・何の手術を何件執刀しているか?
・新患を何件担当したか?
など、可能な範囲で収集していく。
実はこれ、もう少し大雑把な単位ではあるが、ある会員様では定期的に勤務医ベースで集計をしていて、採用活動に役立てている。
入社何年目でこれだけやってますよ、というアピールになるが、これが学生たちにポジティブな印象を与えている。
上記のオンライン学習などが日常となった学生たちには、未来に向けた臨床現場での学習歴というコンセプトは、自身の成長や経験値を体感しやすく身近に感じやすいかもしれない。
方法含めて今後模索していきたい。
ポイ捨て防止の取り組み
Posted 2022年05月23日 by
タバコのポイ捨て防止対策として、イギリスの環境保全団体「ハバブ財団(Hubbub Foundation)」が考えた「Ballot Bin」が、
効果が絶大とのことで、世界中に広がっています。
これは、吸い殻を入れることでアンケートに参加できる投票式吸い殻入れで、
吸い殻入れにアンケートの質問が書かれていて、2択ある回答のどちらかに吸い殻を捨てるというものです。
吸い殻入れは透明になっていて、たまった吸い殻の量を外から確認できるため、
タバコを吸う人も吸わない人も、アンケートの回答結果を見て楽しめる仕組みになっています。
この取り組みで、タバコのポイ捨てを46%も減少させ、約400万本もの吸い殻を回収できたと驚きの結果が出ています。
そして、東京都渋谷区でも5月21日からタバコのポイ捨ての多かったエリアに土日限定で
『あなたが手に入れたいのはどっちですか? A.永遠の愛、そして一文無し B.一攫千金、そして永遠の孤独』、
『喫煙所が増えるとポイ捨ては減ると思いますか? A.YES B.NO』などの質問の書かれた5台の灰皿が設置されています。
いくら注意しても張り紙をしても糞の放置がなくならないと悩んでいる動物病院は、排泄物の見えるゴミ箱は難しいですが、
こういった取り組みを参考に楽しみながら糞の回収ができる仕組み作りを考えてみるといいかもしれませんね。
動物の愛護及び管理に関する法律
Posted 2022年05月23日 by
令和3年6月1日から改正された動物の愛護及び管理に関する法律ですが、
すでに開業している第一種動物取扱業者及び第二種動物取扱業者に対しては、
今年の6月1日から適応になります。
※改正動物の愛護及び管理に関する法律のお知らせ(抜粋)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/douso/kaisei/kaiseiaigohou.files/210601oshirase.pdf
動物病院で関わってくるのはペットホテルをされている場合の『飼養施設のケージ等に数値基準』についてかと思います。
運動スペースがある場合の分離型(ケージ飼育等)の基準で犬の場合、
縦:体長の2倍以上、横:体長の1,5倍以上、高さ:体高の2倍以上。
猫の場合、縦:体長の2倍以上、横:体長の1,5倍以上、高さ:体高の3倍以上(棚を設け、2段以上の構造とする)
となっています。この大きさだけ聞くと、ほとんどの病院では中型犬以上の犬の預かりは難しくなります。
しかし、詳しくは案内などに書かれてはいませんが、短期の預かりであれば適応外とされています。
では、『短期』がとれくらいの期間なのか。東京都動物愛護相談センターに問合せたところ、2週間目安だということでした。
2週間以上の預かりはあまりないかもしれませんが、海外旅行や海外出張での預かりの際などはご注意ください。
意味変と意味売
Posted 2022年05月20日 by
北野です。
動物病院数も増加してきており、予防やフードなどの医療技術以外は、どの病院に行っても同じものが手に入るようになっている。
特にフードやサプリなどの小売り商品はネット通販でも購入することができるため、扱いを減らす動物病院も出てきている。
小売り商品は在庫管理、賞味期限管理や発注業務など、様々な付加業務が発生することもあり、業務効率化の課題となることもある。
取扱いを続ける、削減するかどちらが正解かは病院の状況によって変わってくる。販売による利益と人件費などの諸経費を比較して、収支状況によって判断するという方法もある。
もし、取扱いを継続するならば、病院で買うことの意味を付加することを考えていきたい。
これには三層のレイヤーがあると考えている。一層目は自身の動物へのポジティブな効果、二層目は病院で買うことで何らかの社会貢献に繋がるなどのポジティブなアクション、三層目はこの病院で買いたいというようなブランディングである。
二層目以降が意味変となり意味売りとなってくる。ここの部分が強くなることができると、小売り商品のみならず、病院の差別化・競争力の強化にも繋がってくる。
病院全体のブランディングというのは難しさを感じるかもしれないので、まずは小売り商品の意味変と意味売りから考えていただきたい。
広報型採用システム
Posted 2022年05月16日 by
北野です。
採用において重要になるポイントの1つに広報があると考えている。
先日の採用セミナーでもお伝えしたが、学生インタビューを振り返ってみると、コロナの影響もあってか受動的になってる風潮がある。
「募集をしているか分からない」、「実習を断られたらどうしよう」、「自分に合う病院だろうか」など現地に行ってから判断するよりも、事前情報の取得に余念が無い。
これはマインドの変化というよりも、コロナによって「院内で感染者が出たから実習が急遽キャンセルになった」、「学校から県外移動を禁じられた」などの体験をしている学生が想像以上に多いことが要因となっている。
また、なんの接点もない病院にアプローチするというのもなかなか考えにくいだろう。
新卒学生であっても人材紹介を利用するというのも頷ける。希望条件を言えば自分に合った病院を提案してくれるし、言いにくいことも聞いてくれる。
時間のコスパがよいということにもなるだろう。
ただし、人材紹介には病院側が費用がかかることも分かっており、できるなら利用せずにいきたい。。。という声もある。
これらを踏まえていくと、病院側がどう情報を出していくかということが解決策になっていきそうである。どんな病院か、どんな人がいるか、どんな雰囲気か、広報的な視点で情報を出し続けていく。
情報はストックされるため、この先数年にわたって活用していくことができる。
より効果的に活用するには、学生に見に来てもらうプル型媒体と届けるプッシュ型媒体の2つを用意して使い分けを行うことである。
採用に力を入れる場合は候補的視点を取り入れていただきたい。
風通しの良い職場
Posted 2022年05月09日 by
子供の頃、学校では当たり前だった体育座りが体に悪影響だというニュースがありました。
世界でも日本でしか見られない珍しい座り方で、内臓を圧迫し、座骨の痛みが出るなど体には悪影響が多いという指摘があるそうです。
どんな分野でもそうですが、昔の定説や当たり前が覆ることは多々あり、獣医両業界でもそうなのかと思います。
先日、クライアントの院長先生とお話ししていた時に、手術時の剃毛の仕方が以前と変わり、国試でも出題されたことがあるというお話でした。
若い獣医さんは知っていて、逆にベテランの獣医さんが知らない知識というのは意外と多いのかもしれません。
部下や後輩が新しく、正しい情報を発信できる風通しの良い職場、そして発信した情報に対して柔軟に受け入れられる職場を目指していきたいものです。
消費者ニーズと企業メリットを考慮した小売り戦略「ホビス」
Posted 2022年05月09日 by
「ボピス(BOPIS)」を導入する企業が増えてきているそうです。
「ボピス」とは「Buy Online Pick-up In Store」の頭文字を取ったもので、Eコマースで購入した商品を店頭で受け取るサービスです。
コロナ禍による外出自粛が続き、オンライン経由の売り上げは伸長している一方で、運用コストや物流コストも増加し企業にとって大きな負担になっています。
店頭で商品を引き渡すことができれば、運用コストや物流コストをカットすることができ、来店ついでにほかの商品を購入してもらえる機会も増えています。
購入者にとっても送料の負担がなく、学校や会社など外出ついでに受け取ることができるなどメリットもあります。
ちなみに、「ワークマン」ではEコマースの購入者の65%が店頭での受け取りサービスを選択しており、店頭受け取りのニーズが高いそうです。
動物病院業界でも、フード宅配など来院不要の宅配サービスを導入している動物病院様が増えています。
中には、在庫管理の手間や期限切れによるロスを無くすため、店頭販売をやめている病院様もあります。
ただ、企業側にとっても消費者にとってもメリットがあるボピスが注目されている流れを考えると、フードなどの店頭販売には一定数の需要があると感じます。
ご意見とクレーム
Posted 2022年05月06日 by
北野です。
先日会員様でクレーム対応についての相談があった。詳細は差し控えるが、動物病院様ならどこもが経験するような内容である。
そのため、対応自体は問題なく進んでいくが、どこまで対応すべきかということが課題となる。問題について訴えている飼い主様の声を「ご意見」と受け取るか「クレーム」と受け取るか、対応の線引きをどこで区切るか?を決めておく必要がある。
お客様は神様ですのように考えて、対応の線引きを越え続けてしまうと、不均衡がうまれて「前は対応してくれた」、「あの人はよくて何故私はダメなのか」というような負のスパイラルに陥る。
こういったことを防ぐためには、ルール設計と線引きの2つが必要となる。
飼い主様からお声が出るということは、何らかのルール設計上の不備がある可能性が大きく、その改善に全力を注がなければならない。
お声への対応に振り回されて終わりではなく、その改善に時間と労力をかける必要がある。ルール整備に自信が持てるようになると、「ご意見」と「クレーム」の線引きも行いやすくなる。
またクレームにははっきりと「No」を言えるようにもなる。ルール設計にしっかりと目を向けて時間をかけていただきたい。
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