2004年から動物病院専門経営コンサルティングを開始。業界No1の経営コンサルティング実績。一般的な1人コンサルタント対応ではなく、複数名でのチームコンサルティングで動物病院経営をサポートしています。

株式会社サスティナ

Mail Magazin
無料動物病院
メルマガ登録
はコチラ

カテゴリー: 北野

リーダーを選ぶ基準

Posted 2024年04月19日 by snc_editor

北野です。
お客様とお話ししていると、
一定規模以上の病院様では、
人事的な話題が多い。

その中でも頭を悩ませるのは、
誰を上に引き上げるか?
という物差しについてである。

年功序列、目に見える能力が優秀、
面倒見が良い、人間性など
様々な物差しがある。

そんな物差しを持つ上で、
ある書籍で紹介されていた基準が
参考になるため紹介したい。

①すぐにあきらめる
②できない言い訳をする
③危機感がない
④成果が出ない理由を外部要因にする
⑤やるべきことを「自分がやらなくていい理由」を見つけてやらない
⑥ミスをしても謝らない
⑦ミスをしても、バレないようにごまかす
⑧人が見ていないところでサボる
⑨うそをついてごまかす
⑩トラブルから逃げる

これらの要素を上が持っていると、
その素養を下も持つようになるので機能しなくなる。

もちろん全てを満たす人は少ないため、
その人の持つ一番悪い部分が、
下に影響を与える場合にどうなるか?
を判断基準にするとよいとのことである。

なかなか難しい人間性としての部分の
言語化基準である。

ぜひ参考にしていただきたい。

カテゴリ: 動物病院の経営北野教育評価制度・賃金制度構築

テクニックは正しく使う

Posted 2024年04月05日 by snc_editor

北野です。
心理学的効果を活かした手法に
ザイオンス効果というものがある。

これは、何度も接触を繰り返すことで興味や好意を持つようになる、
という心理学的効果である。

顧客との情報発信の重要性で語られることが多い。
できる限り短期間に接触することや、効果のある接触回数には限りがあるなど、
様々な使い方があるのだが、意外と知られていないことの1つに、
ネガティブな状態を持ち直す方法では無い、ということである。

ネガティブな状態で繰り返し接触されると当然印象が良くなることはなく、
さらにネガティブな状態にしかならない。

ザイオンス効果が最も効果を発揮するのは、
「好きでも嫌いでもないフラットな状態」であるという。

ザイオンス効果を期待する場面は、
DMやニュースレターなどの情報発信であろう。
しばらく来ていない飼い主様にも情報を届け再来院を狙っていく。

しかし、ザイオンス効果を狙うならば、
どこかで上限を切らないと、
ネガティブな状況にしかならず、
負が負を呼ぶことにもなりかねない。

よく知られた方法であるため、
適切に使用しないと正しい効果が出ることはない。

伝える相手をしっかりと見据えた情報発信をしていただきたい。

カテゴリ: マーケティング北野情報発信媒体の整備

仕事のものさしを柔らかくする

Posted 2024年03月29日 by snc_editor

北野です。
ある書籍によると、上長と部下との関係において、上長には「縦横の仕事のものさし」があるという。

縦のものさしは仕事に求めるクオリティと成果、横のものさしは仕事のやり方進め方の多様性だという。

上長になる人は一般的に仕事における成果を上げている人であり、過去の成功体験に基づくものさしを持っている。

自分にも思い当たるが、このものさしのみで部下の仕事を判断すると、コミュニケーションも上手くいかなくなり、結果自身が巻き取る必要性にかられてくる。

動物病院の現場においては、仕事のできる看護師さんがいつまでも仕事を下に振れないという状況をよく見かけるが、このものさしによるものが大きいだろう。

下の仕事を見るときに、自分のものさしによってどれくらい判断しているかを常に意識しなければならない。

時には締め、時には緩める。
そういった感覚を持てないと忙しいという状況からは抜け出せない。ぜひ、そういうスタッフさんを見かけたら、一緒に考えてあげていただきたい。

カテゴリ: マネジメント北野教育

見せ方を変えれば特徴に

Posted 2024年03月22日 by snc_editor

北野です。
怒って手が付けられない猫ちゃん、
いわゆるシャーシャー猫限定の譲渡会が、
大盛況だったという話を聞いた。

一般的には、デメリットとなるであろう、
「シャーシャー」をその子の個性として、
訴求した結果だという。

この話を聞いたスタッフさん自身も、
実はシャーシャー猫が大好きだという。
他の猫にはない魅力があるとのこと。

このように見せ方を変えれば、
デメリットも魅力に変わり、
それが好きな相手にピッタリとはまる。

また、この「シャーシャー猫」は
病院に来たくても連れてきにくい、
連れて行ける時には病気が進行しているという
問題も抱えている。

動物病院として、
こういった層にどうすれば来ていただけるか?
というアプローチ方法も検討していきたい。

カテゴリ: 動物病院の経営北野時流解説

効果的な学び方

Posted 2024年03月15日 by snc_editor

北野です。
アメリカの研究機関によって提唱され、
文部科学省も導入している、
ラーニングピラミッドという考え方がある。

これは、アクティブラーニングという、
能動的な学びを根底としている。

講義を受ける学び方に比べて、
ディスカッションする、他の人に教える
などを交えることで、
最大18倍もの学習効果が得られるという。

これを院内で行うには、
相互にコミュニケーションが発生する場を
作り上げる必要がある。

特に年次に関係なく、
・自分の意見を言う
・他の人の意見を疑似体験する

ということが最も重要となる。

弊社では、
この効果的な学び方を促進できるよう、
「まなべる。すごろく」という教材を開発している。

既に1次販売分は完売し、
もうすぐ2次販売分のご案内を開始する。

従業員教育に役立てていただきたい。

カテゴリ: 動物病院の経営北野従業員教育

ワークスタイルシンク

Posted 2024年03月08日 by snc_editor

北野です。
ある企業様の取組で、ワークスタイルシンクというものがある。
これは、働き方のスタンスを相互に知るためのワークである。

人員が増えてくると、性別・年代・職種による意識差など、
様々な要因で「働くこと」に関する価値観が異なってくる。

「なぜこういう発言をするんだろう?」
「なぜこういう行動をするんだろう?」

と自分の価値観と異なる発言・行動があった場合、
理解できずに困ることが多い。
実は自身も他人に対して同様に思われている可能性もある。

各人の発言や行動には、その人の価値観が反映されており、
それを知ることで、相手を理解することが可能となる。

ワークを行う際にはシートを用いるが、
以下のような項目を使用する。

【獣医療的項目】
・できるようになりたい処置
・できるようになりたい手術
など

【働くスタンス項目】
・最も気分が乗りやすい時間帯(午前・昼間・夕方・夜間)
・成長したいスピード感(早く・普通・ゆっくりと)
など

【ミーティング】
・積極的に発言できるタイプ?それとも話を振って欲しい?
など

となる。

もちろん全ての価値観を無条件で受入れる必要はないが、
まずは理解するところからスタートすべきである。

お互いのことをもっとよく知ることができれば、
組織運営はスムーズにいくことも多い。

忙しい時期だからこそ、
互いを知ることを行ってみてはどうだろうか。

カテゴリ: マネジメント動物病院の経営北野

AI活用による可処分時間の最大化

Posted 2024年02月10日 by snc_editor

北野です。

先日来、会員様と動物病院における
AI活用のアイディアを練っている。

まずはこんなことできたらよいね!
という全体像構想からではあるが、
各パーツは揃ってきている。
全体が繋がることができれば理想ではあるが、
まずは一定部分から始めることになりそうである。

最近ディスカッションした院長とは、
院長の代わりをAIにさせようという話になった。
AI院長である。

これはどういうことかというと、
院内のあらゆるルールや判断基準は
院長の頭の中にあり、
それをAIに置き換えようというものである。

つまり、院内で最大の情報排出機関である
院長の可処分時間を最大化しようという取組である。
院長の時間が増えれば、
より多くの取組に時間を費やすことが出来る。

AI 院長の登場による院長の時間効率化から
まずは始めていきたいと思う。

カテゴリ: マネジメント動物病院の経営北野

文化と規律

Posted 2024年02月02日 by snc_editor

北野です。
先日、大規模病院様への視察にお伺いした。

過去に私がお伺いしてきた動物病院様の中でも、
特に完成度が高く、一緒にお伺いした院長方の満足度も非常に高いものであった。

内容については守秘義務の都合上、詳細には書けないが、
完成度の基盤となっているのは長年の組織文化作りにあると感じる。

まず、全員が口を揃えて絶賛されたのは、
院内のキレイさ、整理整頓などの、いわゆる5Sの徹底である。
この完成度が本当に高い。

飼い主様が立ち入るスペースはもちろんのこと、
従業員のみが過ごすスペースまでもが徹底されている。
男性用のロッカー室まで整理整頓されている光景はまるでモデルルームのようであった。

「整理整頓の秘訣は口を酸っぱくして言うこと」と言われていたが、
やり切る、継続する、拡げる文化作りを長年にわたって作られてきたことが
この病院様の強さであると感じた。

この文化の上に時流に適した新しい施策が随時実行される。
強い組織には強い文化がある。

文化の重要性を改めて感じさせていただいた。

カテゴリ: 動物病院の経営北野

利益向上に向けて

Posted 2024年01月12日 by snc_editor

北野です。
会員様の院長先生と様々な目標設定を行うが、成長の定義を考え直すことがある。

売上向上なのか利益向上なのか、従業員数増加なのかなど、どういった数字に着目するかである。

一定レベルの規模感になると大幅な売上向上は難易度が高くなるため、売上向上と利益向上の2軸で検討することが多い。

そんな病院様で昨年末から取り組んでいるのが、原価率の改善や価格設定の見直しである。なお、価格設定の見直しとは単なる値上げではなく、適切な価格に変更するということである。

これを行うにはまず仕入れデータを入手し、品目毎に集計、仕入れ価格の推移や自院の価格改定状況の確認などを行っていく。

数件の会員様で実施しているが、知らぬ間に仕入れ価格が上昇しており、価格転嫁できていない項目が実は多い。少なくて全項目の3%程度、多いと10%程度が改定されていない。

赤字になることは無いが、利益率は低下していっている。価格を改定して昨年の件数の売上があったなら?と再計算すると、それなりの数字が出てくることになる。

特に規模感が大きな病院様ほど、価格改定による利益改善インパクトは大きくなる。

これら一連の取組はかなりの作業量を要するため、実施のハードルはかなり高い。しかし、一度整理して価格設定のルール化を行うと中長期に改善し続けることが可能となる。

自院の価格について再度考えていただきたい。

カテゴリ: 動物病院の経営北野

書く効用

Posted 2024年01月05日 by snc_editor

北野です。
年末年始に様々なセミナーを受講する中で、
多くに共通した学びは、「書くことの重要性」であった。

社会構成主義という考え方があり、
「社会の様々な事象は人々の頭の中で作り上げられたもの(認知)であり、それを離れて社会は存在しない」
というものである。

つまりは脳内の思考が自身の行動に繋がっているという考え方である。

脳内の思考を変えるには何が有効かというと、
書く・描くという行動であるという。

日本には古来から目標を書き初めするという風習があるが、
これは理にかなった古来からの文化だと感じる。

また書く・描くという行為は、
スマホやパソコンに入力する行為と異なり、
より脳内に具体的なイメージを描ける方法だという。

不透明な時代になりつつある中で、
今年の目標達成に向けては、
書く・描くということを大切にしていただきたい。

カテゴリ: 北野経営計画策定

Search

Archive


関連サイト

  • 獣医師転職SNC
  • 動物看護師転職・派遣SNC
  • トリマー派遣SNC
  • 動物病院求人採用ナビ
  • ONLINE STORE