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カテゴリー: 動物病院の経営

多様化する誹謗中傷とビジネスへの繋がり

Posted 2024年04月23日 by snc_editor

ネットの誹謗中傷は、クチコミサイトでの誹謗中傷、SNSの誹謗中傷などがあり、年々深刻化かつ多様化しているように感じる。
 
 
そのような状況の中で、「誹謗中傷ビジネス」というものがある。
 
このビジネスのポイントは、誹謗中傷を受けた被害者ではなく、誹謗中傷を行った加害者がメリットを受けるというものだ。ビジネスの仕組みは、誹謗中傷を受けた被害者が加害者を訴えた際、加害者はSNSで裁判に関わる費用をカンパで募るというものである。
 
その結果、賠償額よりも多くカンパを集めてしまう事で加害者にもかかわらず、収益化してしまうという変な事が発生していた。
 
 
しかし、先日、その「誹謗中傷ビジネス」に対して、一石を投じる裁判があった。
加害者側がカンパを募ったことが賠償額の増額の理由として、裁判所が高額賠償を加害者に命じる判決が出た。
 
大学教授を誹謗中傷で賠償命令 支援金のカンパは「同調者あおる」と慰謝料に算定(産経新聞)
 
 
ここ最近は、クリニックがGoogleマップの不当なクチコミに対して提訴するという事も報道された。
 
“グーグルマップの不当なクチコミ投稿で権利侵害”医師ら提訴(NHK)
 
 
誹謗中傷は、色々多様化するが、このような裁判によって色々変わってくことが予想される。
ネットの誹謗中傷は、削除されないよう巧妙な手口を使って、残るようにしたり、あわよくば収益化しようとしている。
 
今後の動きを注視していくべき事だと感じる。
 

カテゴリ: マーケティング佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ時流解説

リーダーを選ぶ基準

Posted 2024年04月19日 by snc_editor

北野です。
お客様とお話ししていると、
一定規模以上の病院様では、
人事的な話題が多い。

その中でも頭を悩ませるのは、
誰を上に引き上げるか?
という物差しについてである。

年功序列、目に見える能力が優秀、
面倒見が良い、人間性など
様々な物差しがある。

そんな物差しを持つ上で、
ある書籍で紹介されていた基準が
参考になるため紹介したい。

①すぐにあきらめる
②できない言い訳をする
③危機感がない
④成果が出ない理由を外部要因にする
⑤やるべきことを「自分がやらなくていい理由」を見つけてやらない
⑥ミスをしても謝らない
⑦ミスをしても、バレないようにごまかす
⑧人が見ていないところでサボる
⑨うそをついてごまかす
⑩トラブルから逃げる

これらの要素を上が持っていると、
その素養を下も持つようになるので機能しなくなる。

もちろん全てを満たす人は少ないため、
その人の持つ一番悪い部分が、
下に影響を与える場合にどうなるか?
を判断基準にするとよいとのことである。

なかなか難しい人間性としての部分の
言語化基準である。

ぜひ参考にしていただきたい。

カテゴリ: 動物病院の経営北野教育評価制度・賃金制度構築

法規制強化の中で、徐々に増える○○薬局。

Posted 2024年04月09日 by snc_editor

ここ1,2年で処方箋なしで医薬品を購入できる零売薬局の件数が徐々に増えている。

調剤薬局が全国で6万店舗あるうちの、零売薬局は100店舗程度であるため、
まだまだ件数としては少ないが、零売薬局専用のチェーン薬局を中心に増えている。

 

厚生労働省も今年の1月に法規制を強化したが、
患者のメリットとしては、病院に行く時間がとれない場合でも購入できる点や薬によっては安く入手できる点がある。

 

一般的に、法改正や法規制など発生するときは、新しいビジネスチャンスがあると言われている。
獣医療業界への影響を踏まえてチェックしていきたい。

カテゴリ: マーケティング佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ時流解説

「知る→わかる→できる」に致命的なステップ

Posted 2024年04月06日 by snc_editor

先日ある方が、学習のモデルについて興味深いことを発言していた。

「知る→わかる→できる」というプロセスは、今の時代の流れを表していると。

 

共感できる意見があると「知る」と、そのとっていた意見の事を「わかっている」ととらえ、自分の意見として発信する「できる」。

しかし、これらのステップには、ある致命的な重要なことがない。

 

それは「考える」というステップだ。

 

自分が共感できる意見をとりいれ、発信しているため感覚的であり、「考える」というステップが抜けている。

では、このようなステップで発信する時代の中で、「考える」とは何か?

 

それは、「否定する」という事だ。
人は「肯定の生き物」であるため、否定される事にストレスを感じる。

そのため、意見を否定する事に対して、反論するために初めて「考える」というステップに進むと言う。

 

獣医師は、診断や治療を考える上で、常に根拠を基に考える癖がついているが、
新卒の動物看護師の中には、まだまだ根拠を考える癖がついていない上、上記のような「考える」というステップを踏まずに過ごしてきた。

まずは、「考える」ステップを踏むために、意見を否定してみたり、根拠を求めてみて良いと思う。

カテゴリ: マネジメント佐藤動物病院の経営問題解決教育

見せ方を変えれば特徴に

Posted 2024年03月22日 by snc_editor

北野です。
怒って手が付けられない猫ちゃん、
いわゆるシャーシャー猫限定の譲渡会が、
大盛況だったという話を聞いた。

一般的には、デメリットとなるであろう、
「シャーシャー」をその子の個性として、
訴求した結果だという。

この話を聞いたスタッフさん自身も、
実はシャーシャー猫が大好きだという。
他の猫にはない魅力があるとのこと。

このように見せ方を変えれば、
デメリットも魅力に変わり、
それが好きな相手にピッタリとはまる。

また、この「シャーシャー猫」は
病院に来たくても連れてきにくい、
連れて行ける時には病気が進行しているという
問題も抱えている。

動物病院として、
こういった層にどうすれば来ていただけるか?
というアプローチ方法も検討していきたい。

カテゴリ: 動物病院の経営北野時流解説

効果的な学び方

Posted 2024年03月15日 by snc_editor

北野です。
アメリカの研究機関によって提唱され、
文部科学省も導入している、
ラーニングピラミッドという考え方がある。

これは、アクティブラーニングという、
能動的な学びを根底としている。

講義を受ける学び方に比べて、
ディスカッションする、他の人に教える
などを交えることで、
最大18倍もの学習効果が得られるという。

これを院内で行うには、
相互にコミュニケーションが発生する場を
作り上げる必要がある。

特に年次に関係なく、
・自分の意見を言う
・他の人の意見を疑似体験する

ということが最も重要となる。

弊社では、
この効果的な学び方を促進できるよう、
「まなべる。すごろく」という教材を開発している。

既に1次販売分は完売し、
もうすぐ2次販売分のご案内を開始する。

従業員教育に役立てていただきたい。

カテゴリ: 動物病院の経営北野従業員教育

ワークスタイルシンク

Posted 2024年03月08日 by snc_editor

北野です。
ある企業様の取組で、ワークスタイルシンクというものがある。
これは、働き方のスタンスを相互に知るためのワークである。

人員が増えてくると、性別・年代・職種による意識差など、
様々な要因で「働くこと」に関する価値観が異なってくる。

「なぜこういう発言をするんだろう?」
「なぜこういう行動をするんだろう?」

と自分の価値観と異なる発言・行動があった場合、
理解できずに困ることが多い。
実は自身も他人に対して同様に思われている可能性もある。

各人の発言や行動には、その人の価値観が反映されており、
それを知ることで、相手を理解することが可能となる。

ワークを行う際にはシートを用いるが、
以下のような項目を使用する。

【獣医療的項目】
・できるようになりたい処置
・できるようになりたい手術
など

【働くスタンス項目】
・最も気分が乗りやすい時間帯(午前・昼間・夕方・夜間)
・成長したいスピード感(早く・普通・ゆっくりと)
など

【ミーティング】
・積極的に発言できるタイプ?それとも話を振って欲しい?
など

となる。

もちろん全ての価値観を無条件で受入れる必要はないが、
まずは理解するところからスタートすべきである。

お互いのことをもっとよく知ることができれば、
組織運営はスムーズにいくことも多い。

忙しい時期だからこそ、
互いを知ることを行ってみてはどうだろうか。

カテゴリ: マネジメント動物病院の経営北野

ターゲットの不安・不満を解消だけではダメ

Posted 2024年03月06日 by snc_editor

消費者に刺さるキーワードを考える際、ターゲットの不安・不満の分析そして考察が重要だと実感する。

例えば、食器洗浄機が誕生した当初、一番のターゲットは主婦であるため、主婦が抱える不満の「家事」が楽になることをPRにして宣伝をしていたそうだ。

しかし、結果はふるわなかった。

そこでメーカーは、ターゲットの主婦の日常生活を徹底的にリサーチしたところ、ある潜在意識が分かった。

それは「主婦は家事をしっかりやるべき」という意識だ。

当時、主婦同士、姑含め家族から「家事を楽する=家事の手を抜く」という見られ方があった。
そのため、家事の負担を家電で解消する事に、主婦は罪悪感を感じさせてしまい、購入の障壁になっていた。

 

そこで、メーカーは「家事を楽する」という罪悪感に対して、「家族(特に子供)と一緒にいられる時間を増やしませんか」というキャッチフレーズを打ち出し、購入を後押しした結果、売れるようになった。

 

マーケティングの世界には、消費者に購入してもらう際、購入するための理由づけが重要とも言われている。

昨今、生活に使えるお金が少なくなってきた時代であるため、「安い商品があるのに、こんなに高額なお金を支払ったのか」という罪悪感が生まれやすくなっている。

 

だからこそ、そのような罪悪感を無くすために、商品やサービスへの後押しが重要となる。

例えば、ドラックストアなどでオムツ商品をみていると、少し高めのものは「蒸れにくく、肌に優しい」など赤ちゃんにとって、メリットがあることをPRしていた。
おそらく「オムツへの投資=赤ちゃんへの愛情」という風に転換するようにして後押ししていると思われる。

ぜひ、商品やサービスのPRする際は、ターゲットが抱える不安・不満を解消するキーワードを考えるとともに、解消する事で発生する罪悪感などの感情を考え、購入を後押しするキャッチコピーを考えてみてほしい。

カテゴリ: キャッチコピーマーケティング佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ

経営者の仕事としての組織論とは

Posted 2024年02月14日 by snc_editor

先日、ある方が、「経営者は、優秀だが自分の組織に不適切な人を排除しても仕事が回るようにするのが仕事」と発言していた。

世の中、多様性と呼ばれ様々な人が活躍できるチャンスがあるが、組織が突き進もうとする中で、足並みを乱してしまう人は組織が壊れる原因にもなる。

軍人が、多様な人が集まっても、しっかりと作戦を遂行できるのは、過酷な訓練という、ふるい分けにより少なくとも精神面などでクリアした人が残る。つまり、多様性が画一化に繋がり組織がまとまっていく。
優秀な方でも、足並みを乱す人は組織の死に繋がるため、作戦に参加させないか、昔であれば失脚させてしまう事もあったようだ。

ビジネスにおいては、過酷な訓練は出来ないため、理念などで組織をまとめていくしかない。
そして、業務をどんなに優秀な人でも足並みを乱す人がいる場合は、早めに代わる人を見つける、もしくは、人材を育てていく。どうしても人材育成が上手くいかない場合は、機械やシステムに頼っていくか、アウトソーシングしていくという方法がとられていく。

 

落ち着いた時に、ぜひ組織のバランスを振り返っていただきたいと思う。

カテゴリ: マネジメント佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ従業員教育経営者目線

「平等」と「公平」のあいだに

Posted 2024年02月12日 by snc_editor

動物病院のスタッフ様からヒアリングをしていると、「平等」と「公平」の違いを誤解されていると感じる。

辞書などによれば、それぞれ以下である。

平等…偏りや差別がなく、みな等しい事。全員に同じものを提供する

公平…全てのものを同じように思う事。判断や処理などが偏っていない事。全員に同じ結果を提供する事。

 

この違いを理解しつつ、バランスを取ることはとても難しい。
飼い主様に対しても、組織の中でリーダーが下の子達に対して扱う事も同様である。

物を分配したり、何かのサービスを提供する場合、以下の3つ原理のどれかに当たる。

1.必要原理…必要としている人に多く分配する。
2.平等原理…結果や貢献度に関わらず均等に分配する。
3.公平原理…「結果を出した」「会社に貢献した」などに多く分配する。

「えこひいき」と不満を述べる方は、どうしても2の平等原理を求める。

実際、私の前職での会社でも、従業員から「生理休暇を有給休暇にしろ」という不満が出たことがあった。
自分がコントールできない生理に対して、無給扱いになるのはおかしいというのが意見だった。

そのような不満に対して、世界的に生理休暇をどういう扱いをしているか、世間の会社はどのように対応しているかを調べて、従業員に説明した。
従業員に対して、平等に扱いたいという想いがあるが、自分の会社が世間的に公平で正しい「公正」に対応したいと感じたからである。

ぜひ、「平等」と「公平」に迷った際は、「世間一般的な対応はどうか?」「どういう風に考えて対応しているか」を考えていただきたいと思う。

カテゴリ: マネジメント佐藤動物病院の経営経営者目線評価制度・賃金制度構築

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