2004年から動物病院専門経営コンサルティングを開始。業界No1の経営コンサルティング実績。一般的な1人コンサルタント対応ではなく、複数名でのチームコンサルティングで動物病院経営をサポートしています。

株式会社サスティナ

Mail Magazin
無料動物病院
メルマガ登録
はコチラ

カテゴリー: 福永

動物病院におけるオンボーディング

Posted 2024年04月19日 by snc_editor

人材確保難、働き方である現代において、早期離職を防ぎ、早期戦力化するためにはオンボーディングが必要になってきます。これは院長先生だけが行うものではなく、全てのスタッフが行うことで大きな効果をもたらすことが出来ます。

 

オンボーディングとは、新入社員が動物病院に入社した際に、その新入社員を迎え入れ、組織に適応させるプロセスや取り組みのことを指します。オンボーディングの目的は、新入社員がすぐに病院の文化や価値観を理解し、先輩や同期との関係を構築しやすくすることです。繁忙期である4月に入社する新人へのオンボーディング活動は早期離職を防ぐには非常に重要です。

 

動物病院におけるオンボーディングの具体的な施策は多岐にわたります。入社前からの準備段階では、就職説明会や自院ホームページ、求人サイトや冊子を通じて情報提供を行い、実習生との対応や面接を通じてコミュニケーションを図ります。入社後には、入社式や新人研修、メンター制度、フォロー研修、新人歓迎会、1on1面談などを通じて新人のサポート体制を整えます。

入社前と入社後の現実が大きく異なるとリアリティショックが起こります。リアリティショックとは、理想と現実のギャップに衝撃を受けることです。「こんな仕事だとは思っていなかった」「こんな職場だと思っていなかった」など、入社前後でのイメージの相違がリアリティショックに繋がります。これにより、モチベーションの低下、早期離職、病院への貢献意欲の低下が懸念されます。

リアリティショックを防ぐためには、入社前に自院の実情を正確に伝えるとともに、相手の期待値をしっかりと把握することが重要です。

カテゴリ: マネジメント福永

人が増えるときに注意したいこと 社会的手抜き

Posted 2024年03月08日 by snc_editor

社会的手抜きは、集団で共同作業をする際に、参加者が増えると個々の責任感が薄れやすくなる心理現象です。

たとえば、サッカーゴールを運ぶとき、5人であれば全員が全力で取り組むかもしれませんが、7人に増えると必要以上に力を入れずとも目標を達成できると感じることがあります。その結果、参加者は手を抜く傾向が生じます。

仕事においても同様のことが言えます。参加者が増えると、個々の責任が希薄になり、作業の効率や質が低下する可能性があります。この現象は、急に人数が多くなる組織で特に顕著に現れることがあります。

このような問題に対処するために、一部の動物病院では少人数のプロジェクトや役割ごとのチーム制を導入しています。少人数のチーム制を採用することで、参加者の当事者意識や貢献度が向上し、社会的手抜きを抑制することができます。また、異なる職種や階級のメンバーが協力し合うことで、組織全体の連携力や生産性が向上することが期待されます。

導入初期は職種間の隔たりが生じるかもしれませんが、チームビルディング活動を通じてコミュニケーションを促進することで、これらの問題を解消することができます。さらに、チームメンバーが互いに信頼し合い、目標に向かって協力する文化が根付くことで、組織全体のパフォーマンスが向上することが期待されます。

 
 
 
 

カテゴリ: マネジメント福永

コミュニケーションの4毒素

Posted 2024年01月17日 by snc_editor

院内でのコミュニケーションは、人間関係を築く上で欠かせない要素ですが、時には円滑なコミュニケーションが難しくなることがあります。

それは、コミュニケーションにおける"毒素"が働いているためかもしれません。コミュニケーションの中で特に問題となる4つの毒素を紹介いたします。

 

1. 非難

コミュニケーションにおいて、相手を批判したり非難することは、関係を悪化させる原因となります。相手を攻撃するような言葉遣いや態度は、信頼を崩壊させ、対話を困難にします。

 

2. 無視

相手の発言や意見を無視することは、コミュニケーションを冷淡にし、対話を断絶させることがあります。これは関係を深めるどころか、孤立感を生む可能性があります。

 

3. 防御

「悪いのは私じゃない」「私のせいじゃない」
「そういう意味じゃない」と他人のせいにしたり
ひたすら自分を守ろうとすることです。

 

4. 否定

相手のアイディアや意見を否定することは、創造性を抑制し、対話を停滞させる要因となります。否定的な態度は、協力関係を損なうことがあります。

 

コミュニケーションの毒素を排除し、良好な関係を築くためには相手を尊重し、建設的な態度を持つことが不可欠です。相手の立場を理解し、協力的なコミュニケーションを心がけることで、より良い人間関係を築くことができます。

 
 

カテゴリ: マネジメント福永

BGMの活用

Posted 2023年12月14日 by snc_editor

BGM(Background Music)は、ある空間や活動の背景で流れる音楽のことを指します。BGMは様々な場面で利用され、その効果は状況や目的によって異なります。BGMの一般的な効果をいくつか挙げてみます。

 

  1. リラックス効果:BGMが穏やかでリラックス感のあるものであれば、リラックス効果をもたらします。これは、待ち時間の短縮や緊張感の軽減に寄与します。

  2. 集中力向上:作業や勉強などの集中が必要な場面で適切なBGMを選ぶことで、集中力が向上することがあります。特に、無言のBGMやクラシック音楽が有効です。

  3. 雰囲気づくり:BGMは空間の雰囲気づくりに大きく寄与します。例えば、レストランやカフェでは、BGMがその場の雰囲気を演出し、お客さんに居心地の良さを感じさせます。

  4. 感情の引き立て:BGMは感情を引き立てる役割も果たします。映画やテレビドラマ、広告などで使われるBGMは、視聴者の感情に共感を呼び起こす効果があります。

  5. 待ち時間の軽減:待ち時間がある場面(例:病院、オフィスの待合室)でBGMを流すことで、患者や来客の待ち時間がより快適に感じられ、ストレスの軽減に繋がります。

  6. 商品やサービスの印象向上:店舗や企業が特定のBGMを採用することで、ブランドイメージや商品の印象を向上させることがあります。BGMは顧客とのコミュニケーションの一環として活用されることがあります。

  7. 効率向上:作業環境で適切なBGMを使用することで、作業効率が向上することがあります。特に単調な作業において、音楽がモチベーションを高めることがあります。

 

動物病院でのBGMの活用としては

・待合室でのリラックス効果

・診察終了後の閉め作業に時間がかかってしまっているのであればアップテンポのBGMをかけることで残業時間の削減

が考えられます。

ただし、BGMの選択や音量、種類は状況や個々の好みによって異なるため、注意が必要です。

感受性の異なる人が同じ空間でBGMを聴く場合には、配慮が必要です。

カテゴリ: マネジメント福永

志願者をより理解できる面接時の深堀質問

Posted 2023年11月23日 by snc_editor

就職後のミスマッチを防ぐためには面接や実習でどれだけ志願者の人柄を理解することが出来るのかどうかが重要になってきます。

面接時には1つの質問から深堀していくことで志願者の人柄を理解しやすくなります。

深堀質問は、4つのパートに分けることが出来ます。

4つのパートとは、「状況・課題・行動・結果」 です。

 例えば「 最初の質問」の例として「これまでで、自慢できる成果を上げたことを教えてください」 ということを問いかけたとします。その 返答 としてあげられた成果を、状況・課題・行動・結果に分けて、 深掘りしていきます。

 

①状況

目標 :具体的な目標は?

背景:その目標設定の理由は?

人数:何人くらいでやり遂げた?

 

②課題

役割:あなたの役割は?

問題:直面した問題は?

難易度:どれくらい苦労した?

苦労:1番苦労したのは?

 

③行動

行動:具体的にどんな行動をした?

理由:その行動の理由は?

工夫:どんなことを工夫した?

修正:間違いや対立があった場合、どう進めた?

 

④結果

成果:どのような成果があった?

学び:その中で学んだことは?

反省:反省すべき点は?

再現:同様のことがあった場合、どう行動する?

 

それぞれの深掘質問について、じっくりと考え込むような こともあるかと思います。

そうなった場合には、じっくり考えさせてあげてください。

 

過去の行動にこそ、未来の仕事ぶりを予見できる要素が詰まっていますので、じっくりと面接してみてはいかがでしょうか。

カテゴリ: マネジメント福永

クーポンのQRコードを使ったLINEへの友達登録への誘導

Posted 2023年10月25日 by snc_editor

2023年1月 にLINE公式アカウントに「クーポンQRコード」という機能が追加されました。

これまでは、配信で一斉に送ったり、リッチメニューに設置したり、挨拶メッセージで送るという方法でしかクーポンを渡すことができませんでしたが、今まではできなかったクーポンのQRコードを発行することができるようになりました。

「クーポンQRコードを作成」で作成したQRコードをユーザーが読み込むと、友だち追加後すぐに使用可能なクーポンが表示されます。

クーポンQRコードがスキャンされると、クーポンが表示され、アカウントが友だち追加されるとすぐに使用できるようになります。

 

QRコードでクーポンをシェアするメリットとして、

既に友達登録されている方には、クーポン画面が出現するのですが、

まだLINE登録をしてくれていない新規の方がQRを読み取った場合にも、既存の友だちと同様な画面が出現しますが、使用後に自動で友だち登録されます。

登録したというよりもクーポンを使ったという感覚なので、違和感がなく自然な流れで友だちを獲得できます。

 

公式LINEの友達が増えずに悩んでいるという病院様はクーポンQRコードを活用してみてはいかがでしょうか。

 

カテゴリ: マーケティング福永

GoogleマイビジネスにSNSを表示させる方法

Posted 2023年10月06日 by snc_editor

GoogleマイビジネスにSNSのリンクを記載できる機能が追加されたのをご存知でしょうか?

既に実装はされていたのですが、今までは設定項目としては設けておられず、Googleが自動追加するような形になっていました。

つまり、Googleに認識してもらえないものは追加されなかったのです。

以下、Googleビジネスプロフィールヘルプページ

Google でビジネスを検索すると、検索結果でビジネス情報を表示するビジネス プロフィール内で、そのビジネスのソーシャル プロフィールへのリンクを確認できる場合があります。Google はさまざまな情報源からビジネス情報を取得しており、そうした情報を追加して、ユーザーがビジネスの詳しい概要を把握できるようにしています。

ソーシャル プロフィールの情報は、Google の掲載対象となるプロフィールに自動で追加されます。

 

しかし、最近では、Googleマイビジネスに「ソーシャルプロフィール」という機能が新しく追加され、

・TikTok

・Twitter

・YouTube

・Facebook

・instagram

・LinkedIn

・Pinterest

のURLを管理者側でGoogleマイビジネスに追加できるようになりました。

 

今まではSNSで見つけてもらわないと認識してもらえなかった各種SNSがGoogle検索経由で見つけてもらうことが出来ます。

 

なかなかSNSは更新しているが見られていないと感じる病院様はGoogleマイビジネスの「ソーシャルプロフィール」を活用してみてはいかがでしょうか。

カテゴリ: 情報発信媒体の整備福永

離職者を減らすオンボーディング戦術

Posted 2023年09月14日 by snc_editor

オンボーディングとは、組織になじませる力のことを意味します。

もともと、オンボーディングは船や飛行機に乗っているという意味です。新卒採用者や中途採用者など、病院という乗り物に新しく加わった個人を同じ乗組員としてなじませ、一人前にしていくプロセスを指します。

オンボーディングには3つの機能があるといわれています。

①情報を与えるインフォーム行動

インフォーム行動とは新入写真に情報や道具を提供すること、新入社員が円滑に活動していく方法を学べる経験を提供することです。多くのオンボーディング施策はここに含まれます。

②迎え入れるウェルカム行動

ウェルカム行動とは新入社員を歓迎したり、新入社員とスタッフが顔合わせできる機会を提供するなどのプログラムや制度のことです。

インフォーム行動は、新入社員にとって有益な情報面に焦点があてられるのに対して、ウェルカム行動は新入社員の感情面や人間関係の構築に作用します。インフォーム行動は実習生に対しても大切になります。

③導くガイド行動

ガイド行動は新入社員をサポートする個人的なメンバー(メンターなど)を提供することを指します。

新入社員は様々な分野の課題に直面します。その課題を1人で克服するのは難しいため、身近に何でも相談できるガイド役が存在することは新入社員にとってとても有意義です。

 

中途社員を含めた新入社員には、何をすればいいのか悩んでいる場合にはオンボーディングを意識してみてください。

カテゴリ: マネジメント採用力強化福永

組織になじませる力

Posted 2023年09月14日 by snc_editor

労働市場が流動化し、転職が当たり前とされる現代において、企業組織が成功するためには、「組織になじませる力」を養うことがますます重要となっています。

組織になじませる力が欠如している場合、新たに採用した従業員は組織に適応せず、退職してしまう可能性が高まり、人材の流出が増加するリスクが生じます。中途採用者が組織に馴染まないと感じることは珍しくありません。

組織になじませる力は多くの要素から成り立っており、以下のような要因が重要です。

① 仕事の知識やスキルを円滑に習得させる力:新しい従業員が必要なスキルや知識を素早く習得し、業務に適応できる能力です。トレーニングや教育プログラムを提供することが含まれます。

② 会社の理念や文化、暗黙のルールなどを理解させ、体現させる力:組織の核となる価値観や文化を新しいメンバーに浸透させ、それを実践することができる力です。組織の文化を明確に伝え、従業員がそれを共有することが重要です。

③ 良質で広範囲な人間関係を構築させる力:協力するための人間関係を築く能力であり、組織内外でのコミュニケーションが含まれます。

④ 会社に貢献できる高いパフォーマンスを発揮できる力:従業員が組織の目標に貢献し、高いパフォーマンスを発揮する能力です。目標設定、評価、フィードバックが助けになります。

⑤ 常に成長実感を与え続ける力:従業員が成長し、仕事に意欲を持ち続けるための支援と指導の能力です。キャリア開発プランや研修プログラムの提供が重要です。

これらの要素を複合的に養うことが、組織になじませる力を強化する鍵です。組織はこれらの力を発展させ、新たな従業員が組織に適切に統合され、長期的な関係を築くために投資することが求められます。そして、これによって組織は人材流出を最小限に抑え、持続可能な成功を実現できるでしょう。

 

カテゴリ: マネジメント福永

心理的ホメオスタシス

Posted 2023年08月29日 by snc_editor

外部刺激の情報処理を担う「内部モデル」は容易に変更するのは難しいと言われています。

私たちの心には「元に戻ろうとする力」、一種のホメオスタシスが作用するからです。

生理学や神経科学などで語られるホメオスタシスは、生物における恒常性の維持機能を指していますが、

これは私たちの心にも存在し、現状からの逸脱を妨げようとする機能(心理的ホメオスタシス)があります。

心理的ホメオスタシスとは、「変わりたくないと思う無意識」そのものであり、いくら外部からの刺激を与えても、

人は「これまで通りの日常」へと無意識のうちに戻っていこうとします。

より居心地の良い現状は、コーチングなどの分野では「コンフォートゾーン」と呼ばれたりもしますが、

頭では「変わらないといけない」と分かっていてもほとんどの人が変われないのはホメオスタシスが働き、コンフォートゾーンへ引き戻しているからです。

また、こうした作用が働くのは、個人だけではなく組織においても心理的ホメオスタシスと類似の力が存在します。

例えば、長い歴史をもった動物病院には「前例主義」や「現状維持」といった完成が働きやすくなります。だからこそ動物病院で組織改革を行おうとすると「変わりたくない!」という拒否反応が起こります。

何か新しい企画を実施するときには、スタッフのマインドの部分から変えていくことが重要です。

カテゴリ: マネジメント福永

Search

Archive


関連サイト

  • 獣医師転職SNC
  • 動物看護師転職・派遣SNC
  • トリマー派遣SNC
  • 動物病院求人採用ナビ
  • ONLINE STORE