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カテゴリー: 佐藤
成長するゲーミフィケーション市場
Posted 2025年10月03日 by
近年、ゲーミフィケーションを使った取り組みが多々増えてきている。
ゲーミフィケーションとは、ゲーム的な要素を様々なものに入れ込む事でユーザーのモチベーションやエンゲージメントを高めるものである。
昔でいればポイントカードやスタンプなどが該当するかと思うが、2012年の井上 明人氏の書籍「ゲーミフィケーション」から、注目を浴びてきたような印象である。
※あくまでも個人の認識ではあり、ゲーム業界など専門家から異論はあるかと思うが…)
近年はアプリなどにより、子供向けの学習を促すものがあったり、ある化粧品会社は肌年齢を測定し、利用状況に応じてプレゼントを行うものもある。
また、ある製造現場では工場の作業成果をゲームにしている。
作業を頑張れば頑張るほど、ゲーム内の島が発展しランキングも表示される。
これにより他のメンバーとの競争を促すようになり、良い循環ができている。
今後、ゲーミフィケーションは広がっていくだろう。
ある調査会社によればゲーミフィケーション市場は2023年が2.61兆円だったが、2027年には6兆円規模になると予想している。
ゲーミフィケーションを上手く取り入れる方法など模索していきたい
大人と子供とで異なるブレインストーミング
Posted 2025年09月15日 by
先日、小学生とある企画に関する打合せを行った。
小学生が主役であり、自分達で自由に意見を出すという事でブレインストーミングを行い、大人との違いに興味深い事があった。
冒頭「意見を自由に出してよい」と言っても、大人と同様に意見は出なかった。
これは、打合せの初めの意見を出す事は、控えめな日本人という性格的にも難しく、予想が付いていた。
そこで大人側で、過去の例を写真や動画など見せたり、アイデアの種を出したところ、色々と意見やアイデアが出てくるようになった。
これは大人の打合せでも起こりえる事ではある。司会役が意見などを出しやすいよう誘導すると出てくるものである。
しかし、大人との違いは「突拍子もないアイデアがポンポン出てきた事」である。
誰かひとりが突拍子もないアイデアがでると、刺激されて妄想など膨らみどんどん連鎖反応が起きアイデアが出てきた。
更に興味深かったことは、その突拍子もないアイデアに関して、ちゃんと実現させる方法まで出てきた。
突拍子もないアイデアの張本人が、「現実的には難しい」と思って恥ずかしそうに言った意見に対して、他の子達が実現方法を考えていた。
大人の場合、羞恥心や自分が実現方法を言わないといけないという義務感から、突拍子もないアイデアが出ない事があるが、子供は簡単に大人が感じる壁を越えていった。
そういったアイデアの連鎖が起きた結果、アイデア出しだけで2時間を予定していたが、1時間でアイデアがまとまり、予定の2時間後には実現案までまとまってしまった。
私も含め、他に参加していた大人も子供達の凄さに驚きだった。
「子供には様々な可能性がある」という言葉があるが、現代の様々な問題さえも解決するアイデアが出てくるのではないかと想った出来事である。
注目を浴びる「リベンジ退職」
Posted 2025年09月11日 by
昨今、メディアで「リベンジ退職」が報道されて注目を浴びている。
リベンジ退職とは、退職者が会社を辞める際に報復する行為を指す。
一般企業の例ではあるが
・退職時に引き継ぎをしない
・繁忙期に退職する
・内部情報を暴露する
・業務データを削除する
・退職時に不満や悪口を社内メール等で一斉送信する
などある。
これらの行為は昔からあった事ではある。
ソフトエンジニアが退職する際、コンピューターウィルスを社内業務のシステムに仕込んでおくというケースがあった。
退職日もしくは退職して数年後に、コンピューターウィルスが起動し、データを削除するというものである。
これらリベンジ退職の一部の行為に関して、損害賠償の訴えが行われ裁判所も賠償命令をくだしたケースもある。
※NHK「退職時のファイル削除で利益侵害 日亜化学元従業員に賠償命令」
※GIGAZINE「腹を立てたソフトウェア開発者が会社のシステムの「キルスイッチ」を押して有罪判決を受ける」
今回メディアで報道された事を考えると、退職代行など色々退職者の行動が目立ち始めてきたことにより、退職者への注意喚起であったり、企業側にも予防策を啓発するものと思う。
私自身も前の会社で、弁護士の協力の元でリベンジ退職の予防策を講じていた。
行っていたビジネスが、新商品や新規事業など機密情報を取り扱っていたためである。
動物病院の現場では、一般企業のように業務データを削除するなどはないだろうが、SNSで悪口を書いてイメージダウンを行うなどある。
ぜひ、予防策を行ってほしい。
「AIによる雇用破壊」で考える事
Posted 2025年09月05日 by
ここ最近、Microsoft社やスタンフォード大、マッキンゼーなど様々な機関が「AIによる雇用破壊」に関する調査結果を論文などで発表している。
それら発表内容をみると以下のとおりかと思う。
1.肉体労働よりも頭脳労働が比較的AIに奪われやすい
2.ルーチンワーク業務が多いものは影響が大きい
3.ベテランよりも若手への影響が大きい
どれもSF小説などで描かれてる内容から、想像できた内容である。
獣医療においては、レントゲンなど画像データ、血液検査の数値データ、更には膨大な論文データなどから診断の補助であったり、手術を自動的に行うなどが予想される。
しかし、AIはあくまでも補助的な役割であり、最上級の獣医師のクローンとまで呼べるほどの診断力を持てるかもしれないが、決して獣医師が奪われることはないと思う。
生命の活動は、複雑なシグナル伝達で起こっている。
遺伝子レベル、細胞レベルでは複雑なシグナルが絡み合っており、未知の部分が多々ある。
シグナル伝達の研究の論文や学会発表されるたびに、複雑さから生命の進化を感じさせられ、AIがそういった未知の経路を発見し正確な診断や治療ができることはなかなか難しい事が予想される。
今後のAIの進化を楽しみつつ、獣医療(とくに現場)への効果的な共生を考え提案していきたい。
更に求められるサービスに対するリスク管理
Posted 2025年08月29日 by
先日、タクシーに乗った際、ドライバーとタクシーの配車や利用者の民度についてお聞きする機会があった。
皆様もアプリで配車出来るタクシーがなかなか見つからない時があるだろう。
花火大会。コンサートなどイベントの時などで、タクシーが見つからないことはある。
しかし、配車出来るほど空車のタクシーがあっても配車がうまく行かない時はある。
それはタクシーのドライバーがアプリからの配車を受けないようにしている時があるという。
これは決して、ドライバーの怠慢とかが原因ではない。
原因は、利用者のキャンセル多発ということらしい。
中小M&A市場改革プラン
Posted 2025年08月20日 by
今月の初め中小企業庁は、中小企業のM&Aを促すため、「中小M&A市場改革プラン」を公表した。
プランの中で記載があったが、黒字でも休廃業・解散した企業が減少傾向にあるが、いまだに約5割程度ある状況である。
この中には、黒字であっても後継者が不在であったため、休廃業せざる負えなかった企業が含まれる。
また、M&A支援機関の増加する一方で、質が不十分という声がある事も書かれていた。
そういった質の向上のため、事業承継・引継ぎ支援センターの強化やスキームの検討、仲介手数料の在り方の検討など書かれていた。
今後、M&Aは激化していくことが予想されるが、同行を見守っていきたいと思います。
参照:中小企業庁「中小M&A市場改革プラン」
5年連続増加! 上半期の倒産件数
Posted 2025年07月31日 by
先日、東京商工リサーチが「(人の)病院・クリニック」の上半期(1月~6月)の倒産件数が、5年連続増えている事を発表した。
上半期の倒産は21件(前年同期比16.6%増)であり、最多の2009年の26件に次ぎ、2番目の記録に達した。
倒産の理由は、やはり物価高と人員不足である。
診療報酬の上昇が、備品や消耗品物価高、人件費や光熱費の高騰に追い付かず経営を圧迫している。
そして、スタッフの高齢化により働き手が不足し、地域によっては患者も減少しており、より一層経営が厳しい状況になってきている。
動物病院業界も例外ではない。
代表の藤原が3月に発信したブログで発信したように2024年の動物病院の倒産や休廃業、解散が激増している。
小売業界は1970年台から百貨店やスーパーが、地域の商店街の客層をとっていったり、後継者不足や人員不足で小売店が閉店になっていったような事が、動物病院業界も起こっている。
大きな動物病院グループや高度医療センターが誕生し、客層の移り変わりが起ころうとしている。
今後の動物病院が生き抜く術を歴史や時流から掴んでいきたい。
東京商工リサーチの記事
https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1201592_1527.html
藤原の3月のブログ記事
2025年3月23日ブログ
売るためには値下げしかないのか…
Posted 2025年07月25日 by
私は保険会社に一時勤めていたことがある。
とはいっても、勤めていたと言えるほど長く勤めていない期間ではあるが。
コールセンターで生命保険を販売していた。
相手は既に契約があるお客様であるため、見直しであったり保険を追加で販売するなどしていた。
営業活動をしていると、勉強の一環として様々なメンバーの通話記録を聞く事が出来た。
記録を聞いてみると、様々なタイプの営業スタイルがあった。
・ただ単に自社の商品を説明するだけの人
・統計データを使って、保障を手厚くさせ保険料(単価)アップを試みる人
・必要な保障のみヒアリングして保険設計だけする人
などだ。
初めの2人は、売り込みの意識が強く、お客様の事を考えていない「売り手本位」の仕方だった。
そのため営業成績はあまり良くなかった。
タイミングよく医療保険の見直しを考えていたりするお客様に当たると売れる程度である。
一方、3人目は、見直しのお客様に必要な保障のみ設計し、保険料も抑えていたためお客様に寄り添った営業であった
つまり「買い手本位」であった。
3者で比べてみた時、お客様の立場で考えると3人目のほうがお客様のニーズをくみ取り、保険料も抑えられていたため営業成績は良かった。
しかし、段違いで営業成績を上げた4人目のスタイルがあった。
4人目は、見直しのお客様に対して、目的の医療保険の話だけでなく、お子さんの話であったり、ご家族の話などヒアリングしていた。
奥様が専業主婦で小さいお子さんがいる男性が相手だった場合、以下のような会話があった。
営業「あなたが亡くなった時、奥様はどうされるのですか?」
お客「生活のために仕事しないといけないね。」
営業「仕事するようになった場合、お子さんはどうするのですか?時短であったり、ご両親が近くにて学校が終わると面倒をみるとかする感じですか?」
お客「時短とかだと生活が厳しいかもね。両親が近くにいないし…」
とお客様も想定していなかった状況だった様子だった。
結果、医療保険だけでなく、終身や学資保険も販売することができた。
3人目が医療保障を絞って値下げするような保険の売り方に対して、4人目はヒアリングや質問し、お客様から不安や将来像を答えさせ保険を販売できた。
お客様が商品を買うという行動は、「商品の価値>コスト」をお客様が感じることで起こる。
値下げすることは「コスト=料金」と考えてお客様に買っていただく。
一方、4人目は「コスト=家族の将来への不安」と考えて、お客様に想起させることで買っていただく事に成功した。
メンバーの営業の録音を聞いて、「営業は、商品の説明をして売り込むではなく、お客様になぜ必要かをお客様自身に気づかせて買っていただくもの」と実感した。
医療AIモデル「MedGemma」で思う事
Posted 2025年07月17日 by
先日、Googleが医療AIモデル「MedGemma」を公開した。https://deepmind.google/models/gemma/medgemma/
X線、CT、皮膚の病変、病理スライド、眼底画像などの画像に対して臨床的な所見や診断候補を返答できる。
実際、医療テストMedQAで、87.7%の正答率をたたき出したそうだ。
診断補助ツールとして目覚ましい活躍が期待される。
一方で、それら診断補助ツールを使った誤診の予防策やガイドラインに関して、より一層早く出さないといけなくなってきた。
自動運転の分野では事故の責任に関して以前より議論されている。
現状では、ブレーキや定速運転などの運転支援機能に関しては、ドライバーには運転を引き継ぐ事が義務付けられており免責にはならない。
今回の診断補助ツールに関しても、最終的には医師や獣医師になる事は変わらないところではある。
そういった結果、診断補助ツールを過信した誤診であったり、ツールの結果を信用せず医師や獣医師の判断による誤診など色々誤診の可能性が考えられる。
診断補助ツールが、医師や獣医師のサポート役として活躍する部分がありつつも、逆に責任を負わせるものの諸刃の剣という存在になりつつあると思える。
人手不足を補う〇〇と〇〇
Posted 2025年07月11日 by
総務省の「労働力調査」によれば、日本の労働市場はこの四半世紀で大きな変化が2つ起きているという。
1つめは「女性の労働参加の急増」である。
15~59歳までの女性の就業率が、2000年は58.7%に対して現在は74.4%まで上昇している。
世界的に女性の社会的進出が求められる流れの中で、主要先進国野中でも日本が最も急増しているという結果だ。
2つめは「高齢者の就業率の急増」である。
男性の60~64歳の就業率は、2000年は65.1%であったが、現在は84.4%となっている。
この数字は、、15~59歳の就業率に追いついてしまったという。
一方女性のほうも、四半世紀で60代前半の女性の就業率は37.8%から63.8%まで急上昇した。また、60代後半の女性の就業率は2012年から2023年までの間に27.8%から43.1%まで上昇している。
このような上昇の背景は、年金の支給開始年齢の引き上げや継続雇用制度の普及に伴ったものと考えられる。
人手不足などを女性と高齢者が補っていると言える結果だろう。
今後の動きを注意してみていきたい。
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