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カテゴリー: 佐藤
「報・連・相」は古い?新たなキーワードとは
Posted 2023年12月18日 by
社会人として「報・連・相」は、どんな企業や動物病院に就職しても、口うるさく言われるほど当たり前の言葉です。
しかし、時代の流れによって、ここ数年「報・連・相」から、変わりつつあります。
もともと「報・連・相」は、組織の上下をつなぐ重要な役割をしていました。
・指示した業務がどこまで進んでいるかの把握
・物事が問題なく進めるための確認
・把握していない課題の発見
などです。
「報・連・相」は、同調圧力や集団行動を好む日本人にとっては、とても良いものでした。
しかし、一部、時代にそぐわないところが出てきました。
「報・連・相」の「相」の部分です。
相談は大事ですが、自分で解決策などを考えず指示待ち人間が増える、新しいアイデアが生まれないという点です。
この傾向は、特にトップダウンを行っているところが強くなります。
また、組織の人数が増えていくほど院長やリーダーへの負担が大きくなります。
そういった事を防ぐため、数年前から「かくれんぼう(確・連・報)」へ変わりつつあります。
「こういう問題が発生しました。解決するために、こういう事をしたいと思いますが、よろしいですか」という「確認」に対して、院長やリーダーが判断する。
これにより、スタッフ一人一人の自分たちで解決策を考える事を促すようにしていく事が出来ます。
指示待ち人間が多くて困るが、相談なく勝手にやられても困るという動物病院様は、少しやり方を「かくれんぼう」に変えてみてください。
なぜジャイアントキリングが起こるのか
Posted 2023年12月08日 by
バスケットボール日本代表がオリンピック出場が決まった時、ある会社のトップの方と、なぜジャイアントキリング(大番狂わせ)が起こるのかという話になりました。
日本ではBリーグというプロバスケットのリーグがありますが、FIBAランキングでは26位と、強い国とは断言しにくい部分があります。
でも、なぜ日本代表は18点差を逆転勝ちしたり、残り8分で15点差を逆転勝ちできたのか?
それは、最後まで諦めず、そして勝つという執念ではないかという事でした。
「精神論か」と拍子抜けされる方もいらっしゃるかもしれませんが、想いや大事だと感じる場面が多々あります。
何をしても上手くいかない、周りから口撃をされる、見下されたりなど辛い中で、一生懸命やったことで報われるというケースを見たことがあります。
我々がお伺いし、話をさせていただいている院長先生の中でも、年をとったり、怪我や病気で気持ちが落ちている方がいらっしゃいます。
でも、気持ちが落ちている話をしながらも、心の奥底では、立ち上がろうという燃える想いを言葉の端々から感じる事があります。
若い頃から、ずっと全力で走り続けた結果、体を壊した
一生懸命診察をしたのに、口コミで悪口を書かれてしまった
などなど様々な話を聞きます。
今は少し落ち着く時かもしれませんが、ぜひ再度立ち上がっていただき、ジャイアントキリングを起こしていただきたいと想います。
「サリーとアン課題」解けますか?
Posted 2023年11月29日 by
心理学の検査に「サリーとアン課題」というものがあります。
この検査は、5コマの漫画を読んで問題に答える簡単なものです。
物語を簡単に書きますと以下のようになります。
1.サリーとアンという二人の女の子がいる。
2.サリーは、自分が持っているボールをカゴに隠して、部屋を出ていきます。
3.アンは、サリーが出て行った後に、ボールをカゴから箱に移します。
問題は、サリーは部屋に戻ってきた時、ボールをカゴと箱どちらを探すでしょうか?
というものです。
この検査は、元々は発達障害児(自閉症児)の思考を理解する検査で、他者の気持ちを想像できるかどうかを見ています。
実は、最近この検査について某SNSで記事が投稿され、話題になりました。
この問題が解けない方、もしくは問題はできるが、実生活で同じような場面に遭遇した時に、間違った行動をしてしまう方が多々いらっしゃるようです。
つまり、自分視点と相手視点の違いが分かっていなかったり、自分が知っている情報を相手も当然知っていると思っていると無意識に考えて行動される方が多々いらっしゃるようです。
今回のSNSの投稿には、様々な意見が出ており、とても興味深いものでした。
ぜひ、「サリーとアン課題」を挑戦してみてください。
実際の検査の問題は、こちらでみれます。
https://x.gd/Snu31
そして、実生活で同じような場面に遭遇した時、間違った行動をしていないか、振り返っていただくと良いと思います。
たった一つの問題に対する捉え方
Posted 2023年11月28日 by
先日、ある企業の代表とPA(パーソナルアシスタント)の方と話す機会がありました。
そこで興味深かったのは、チーム内で起こっている問題の捉え方でした。
PAの方は、チームが上手く機能しないのは、トップとのコミュニケーション不足と捉えていました。
様々なチームメンバーとのヒアリングから、指示が上手く伝わっていなかったり。メンバーの事をもっと知るべきと判断されたようです。
一方、代表はチームのリーダーの問題であると捉えていました、
代表が、舵をとっているのに対して、リーダーが別の方向に動かそうとしていたり、チームメンバーに振った業務を請け負ってしまっているという事から、リーダーの問題ととらえました。
この二つの違い、分かりますか?
PAの方は、メンバーからのヒアリングから、トップの問題を捉えております。
つまり人から聞いた情報で判断しています。
一方、代表は、メンバーの行動から、チームリーダーの問題を捉えています。
つまり、実際の問題が起こっている現象を見て判断しています。
このように「チームが上手く機能しない」という問題に対して、様々な視点から問題を捉える事ができます。それは、茶筒を上から見たら、丸に見え、横から見たら、長方形に見えるのと同じように見る視点が変われば、捉え方が異なります。しかし、様々な視点で見た結果、見ている物は茶筒であると分かります。
ぜひ、様々な視点から問題を捉えていただき、解決の一歩を行っていただけますと幸いです。
「作業」と「業務」の違いを意識
Posted 2023年10月31日 by
先日、ある会員様と作業と業務の違いについて話になった。
何も考えずに機械のように言われた事をやっているような物を「作業」
言われた事をやっているが、問題点などないか考えてやっている物を「業務」
と分類される。
ある一流のプロ野球選手は、素振りでも何も考えず振っていたわけではなく、
特定の投手をイメージして素振りをしていたそうだ。
そういった意識があったからこそ、世界記録を更新したり、他の選手と比べて飛びぬけて活躍できたそうだ。
日常業務でも、なにか意識や目的をもって行動してみると、様々なものが見えてくる。
「作業」ではなく、気持ちや意識を込めた「業務」を心掛けてもらいたいと思う。
AIタレントによるテレビCM起用
Posted 2023年10月17日 by
当たり前と感じていることが、実は…
Posted 2023年10月15日 by
先日、ある会員様とHPのリニューアルの原稿作成にあたり、インタビューをさせていただきました。
先生の診療や飼い主様、動物の想いなどお聞きする事が出来ました。
この想いに関して、私自身、様々な会員様でインタビューをさせていただいております。
しかしながら、第三者からみたら、とても素晴らしいことが、先生方が当たり前に感じておりアピール出来ていないというケースを多々見られます。
4年前のブログにも「丸亀製麺復活でみる、動物病院のアピール」というタイトルの記事で書かせていただきましたが、病院様のこだわりだったり、取り組みが実は素晴らしい点だったという事があります。
当時の記事はこちら
なかなか病院様からすると、他の病院を比較してみることが出来ないため、気が付きにくい点ではありますが、他の病院と比較している飼い主様や就職活動をしている獣医学生、看護学生からすると、刺さるポイントが多々あるかと思います。
まずは、競合となる他院のHPをみるだけでも構いませんので、比較を行っているみる事をオススメします。
注目を浴びるクロスモーダル現象
Posted 2023年10月09日 by
「クロスモーダル(感覚間相互作用)現象」という言葉が、広告の世界で研究などがされている。
人間の五感は、それぞれが独立して感じているのではなく、聴覚と味覚、視覚と触覚、というように複数の感覚が混ざり合って脳で処理されるという。
一番有名な例は、かき氷
イチゴとメロンの味は、実はほぼ同じ味だが、色や匂いによって、違う物と感じるようだ。
聴覚も同じで、ポジティブな音楽と重厚なネガティブな音楽とで同じチョコレートでも、より甘く感じたり、苦く感じたりする。
これらの現象が起こる原理は、まだまだ未解明ではあるが、その人の過去の経験が影響を受けているという。
もしかしたら、飼い主様の動物病院を受診した際の評価というのも、影響を受けているのかもしれない。
五感を意識した環境づくりをやってみてはいかがでしょうか?
教育の負の連鎖を断ち切れるか
Posted 2023年10月07日 by
ある経営者から「年々、従業員の質が下がっている」という話になりました。これは決して、今の従業員のせいだけとは言い切れないという。
教えは、伝言ゲームではないが段々下がっていく部分があるため、教える側の教える内容の質が低ければ、当然教わった側も質が悪い状態で、どんどん下の方に伝わっていく。
そういう意味では、教える側のレベルを上げる事が初めになる。
当社では、新人スタッフ向けの教育プログラムを実施しています。
https://k4q7z.hp.peraichi.com/
特に社会人として、最低限身につけてほしいルールやマナーなどを教える事に時間をさけれない動物病院の方は、利用していただけると幸いです。
「給与=労働の対価」ではない
Posted 2023年09月26日 by
先日、ある経営者との話の中で、新人が、しょうもないケアレスミスばかりしているという話になりました。
話の中で、そういう風に新人がなってしまう理由は、以下の3つだろうという結論に達しました。
1「給与=労働の対価」という間違った意識
2「業務ではなく作業」になっている事への自覚のなさ
3管理する側の無責任
3つの原因が、全て絡み合って起こっている事だと思います。
特に、「給与=労働の対価」という間違った意識は、あるあるな話だと思います。
一般的に、もらう給与の最低4倍の売上をあげないといけないと言われています。
(昔は、3倍と言われていたようですが、物価上昇、増税などの社会情勢により4倍です。)
そもそも、新人の方に給与の4倍の売上を求める事は無理な話です。
そのため、「給与=投資」という風に考えるべきだと、その経営者も仰っていました。
学生時代は、お金を払って、人から教えてもらうようでしたが、
社会に出てからは、お金(給与)をもらいながら、教えてもらえるという恵まれている環境であることを自覚すべきだとも仰っていました。
ぜひ、新人の方は、恵まれている環境であることを自覚しつつ、経営者の方は新人がしっかり育つよう、教育に力を入れていただけると良いと思います。
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