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カテゴリー: 問題解決
広いアンテナと他業界から学ぶ姿勢
Posted 2024年07月24日 by
成長している動物病院様の特徴の一つとして、代表者が広いアンテナを持ち好奇心旺盛な方であると感じる事が多々ある。
レストランの呼び出しボタンをヒントに、診察中に他のスタッフを呼ぶためのスイッチを診察台に置く方
TPP(徹底的にパクる)をスローガンに他業界の成功事例を真似る方
自分が患者として、クリニックに受診した際に経験したことを自院に生かす方
などいる。
常に経営課題を頭に入れつつ、何からでも学ぼうとしている姿勢から来ているのかもしれない。
普段忙しくて、他業界から学ぶという余裕がない方も多いと思う。
ヒントとして、同じ境遇で成功している他業界を探してみると良い。
実際、ウェールズ大学病院の新生児専門医は、F1チームのウィリアムズからヒントを得た。
新生児専門医はピットストップも新生児の蘇生も、限られたスペースの中でチームが素早く行動する事が求められているという点で似ていると考えた。
実際に専門医たちは、ウィリアムズのチームファクトリーを見学した後に、スタッフ同士のコミュニケーション方法やスペースの確保の仕方など工夫していった。
このように同じ境遇で成功している他業界を探してみて、ぜひ課題解決のヒントにしてもらいたい
食品ロスの記事でみる、疑い・問う事の重要性
Posted 2024年05月21日 by
先日、食品ロスに関する記事で、とても興味深いものがあったので共有したい。
記事のタイトルは「その食品ロスは本当に食品ロスなのか?」https://note.com/shinshinohara/n/nd38fb95513e0
記事の内容は、食品ロスの削減に関して学生が登壇した時の様子が書かれている。
学生は、傷がついているなど規格外のものが、農家の現場で大量に捨てられている事に対して、問題提起するものだった。
記事の著者は、学生の発表に対して、規格外の物を出荷しようとすると、かえって食品ロスが増える事を理由を含めて回答した。そして、その時の様子を振り返り、以下の3つの事を説いていた。
1.世間で流布される情報を鵜呑みにすることの危険性
2.現場を実際に見た上で、現場の人に問う事の重要性
3.現場の人に問う際に、問い方への工夫の必要性
我々コンサルタントも業務改善や効率化で、スタッフの業務を観察したりマニュアルを拝見させていただく事がある。
様々な現場を見ている分、瞬間的に無駄な手順や改善点が頭に浮かぶことがある。
スタッフにも、無駄だと思う手順について問いた上で、改善案を提案するが、
今回の記事を読んで、改めて注意が必要だと自省する機会になった。
ぜひ、経験豊富なベテランや頭が良いスタッフさんには、この記事を読んでもらいたい。
「知る→わかる→できる」に致命的なステップ
Posted 2024年04月06日 by
先日ある方が、学習のモデルについて興味深いことを発言していた。
「知る→わかる→できる」というプロセスは、今の時代の流れを表していると。
共感できる意見があると「知る」と、そのとっていた意見の事を「わかっている」ととらえ、自分の意見として発信する「できる」。
しかし、これらのステップには、ある致命的な重要なことがない。
それは「考える」というステップだ。
自分が共感できる意見をとりいれ、発信しているため感覚的であり、「考える」というステップが抜けている。
では、このようなステップで発信する時代の中で、「考える」とは何か?
それは、「否定する」という事だ。
人は「肯定の生き物」であるため、否定される事にストレスを感じる。
そのため、意見を否定する事に対して、反論するために初めて「考える」というステップに進むと言う。
獣医師は、診断や治療を考える上で、常に根拠を基に考える癖がついているが、
新卒の動物看護師の中には、まだまだ根拠を考える癖がついていない上、上記のような「考える」というステップを踏まずに過ごしてきた。
まずは、「考える」ステップを踏むために、意見を否定してみたり、根拠を求めてみて良いと思う。
「報・連・相」は古い?新たなキーワードとは
Posted 2023年12月18日 by
社会人として「報・連・相」は、どんな企業や動物病院に就職しても、口うるさく言われるほど当たり前の言葉です。
しかし、時代の流れによって、ここ数年「報・連・相」から、変わりつつあります。
もともと「報・連・相」は、組織の上下をつなぐ重要な役割をしていました。
・指示した業務がどこまで進んでいるかの把握
・物事が問題なく進めるための確認
・把握していない課題の発見
などです。
「報・連・相」は、同調圧力や集団行動を好む日本人にとっては、とても良いものでした。
しかし、一部、時代にそぐわないところが出てきました。
「報・連・相」の「相」の部分です。
相談は大事ですが、自分で解決策などを考えず指示待ち人間が増える、新しいアイデアが生まれないという点です。
この傾向は、特にトップダウンを行っているところが強くなります。
また、組織の人数が増えていくほど院長やリーダーへの負担が大きくなります。
そういった事を防ぐため、数年前から「かくれんぼう(確・連・報)」へ変わりつつあります。
「こういう問題が発生しました。解決するために、こういう事をしたいと思いますが、よろしいですか」という「確認」に対して、院長やリーダーが判断する。
これにより、スタッフ一人一人の自分たちで解決策を考える事を促すようにしていく事が出来ます。
指示待ち人間が多くて困るが、相談なく勝手にやられても困るという動物病院様は、少しやり方を「かくれんぼう」に変えてみてください。
たった一つの問題に対する捉え方
Posted 2023年11月28日 by
先日、ある企業の代表とPA(パーソナルアシスタント)の方と話す機会がありました。
そこで興味深かったのは、チーム内で起こっている問題の捉え方でした。
PAの方は、チームが上手く機能しないのは、トップとのコミュニケーション不足と捉えていました。
様々なチームメンバーとのヒアリングから、指示が上手く伝わっていなかったり。メンバーの事をもっと知るべきと判断されたようです。
一方、代表はチームのリーダーの問題であると捉えていました、
代表が、舵をとっているのに対して、リーダーが別の方向に動かそうとしていたり、チームメンバーに振った業務を請け負ってしまっているという事から、リーダーの問題ととらえました。
この二つの違い、分かりますか?
PAの方は、メンバーからのヒアリングから、トップの問題を捉えております。
つまり人から聞いた情報で判断しています。
一方、代表は、メンバーの行動から、チームリーダーの問題を捉えています。
つまり、実際の問題が起こっている現象を見て判断しています。
このように「チームが上手く機能しない」という問題に対して、様々な視点から問題を捉える事ができます。それは、茶筒を上から見たら、丸に見え、横から見たら、長方形に見えるのと同じように見る視点が変われば、捉え方が異なります。しかし、様々な視点で見た結果、見ている物は茶筒であると分かります。
ぜひ、様々な視点から問題を捉えていただき、解決の一歩を行っていただけますと幸いです。
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