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カテゴリー: 動物病院経営コンサルティングブログ
進化しつづけるリクルーティング
Posted 2026年01月29日 by
海外では、リクルーティングにAIを組み込んだサービスであったり、ゲーミフィケーションを取り入れた採用が進んでいるようだ。
企業が求める人材に関して質問すると、AIが候補者の履歴書などをベースに最適な人材をピックアップし、スカウトメールの文章まで自動で作成できるようだ。
また、選考においてもゲーミフィケーション(ゲームの要素を応用してゲーム以外の分野に活かしたもの)を適性検査に取り入れている。
例えば、ユニリーバやテスラーなどは、「Pymetrics」という12個のミニゲームを候補者にやらせて、候補者の能力を評価しているという。
・1分間でスペースキーをできるだけ多く押すゲーム
・風船を割らないようにポンプで空気を入れてお金を稼ぐゲーム
・パートナーと$5ずつ持っている状態から、追加で得た$5を分配するゲーム
これらミニゲームを行う事で、候補者の以下の能力を評価している。
・リスク許容度
・学習能力
・意思決定
・集中力
・努力
・感情
・公平性
・注意力
・寛容さ
他にもコンサルティング会社であるデロイトは、ゾンビから生き残るゲーム(ゾンビサバイバル)を通して「論理的思考力」や「決断力」を評価しているという。
今後のリクルーティングの進化を注目していきたい。
「タイパ」と「トキ消費」の二極化が顕著に
Posted 2026年01月23日 by
昨年、弊社の藤原がブログで「様々な業種でファストパスの導入が一般化してきている」と報じた。
先日、私が受診したクリニックでも「ファストパス」が導入されていた。

クリニックの場所柄、ビジネスマンや旅行者の受診が多く、移動などに時間に追われているため、ファストパスが求められるのかと想像する。
現代の日本人は、「タイパ」と「トキ消費」の二極化が顕著になってきている。
失敗や自分にとって価値がない時間に対しては、シビアなタイパが重視されるに対して、自分が本当に価値があると感じたものには、惜しみなく時間を使う「トキ消費」。
対極する「タイパ」と「トキ消費」を上手く獣医療のサービスに落とし込む事がポイントになる時代である。
常識の真逆をいく新たなマーケット
Posted 2026年01月22日 by
「Liquid Death(リキッド・デス=液体の死)」という商品は、ご存知だろうか?
商品名から激辛ソースの商品と想像するかもしれないが、実はこの商品は
ミネラルウォーター
である。
商品のHPを見ていただくと分かるが、見た目はビール缶でヘビメタのデザインではあるが、中身は完全なミネラルウォーターである。
「ミネラルウォーター」というと、「健康」、「大自然」というイメージが強い。
実際、ポスター、CMなどの広告思い出していただくと、「大自然の湧き水」であったり、「モデル」、「ヨガ」など明るいイメージがある。
しかし、「Liquid Death」は、「デス」と代表されるように、真逆な方向に商品をブランディングしているため、とても興味深い。
従来、ヘビメタなどのライブ会場やパーティなどでは、ビールやウォッカなどヘビーなアルコールが合う雰囲気があった。しかし、この商品によりミネラルウォーターを飲んでも「かっこ悪くない」という新しい価値を創造した。
新たなマーケットを創造するために、常識を疑ったり、真逆なものを組み合わせる、とても興味深い事例と言える。
「Liquid Death」の商品ページはこちら
「今」を一緒に過ごしたいというニーズ
Posted 2026年01月09日 by
先日、SNSで「愛犬と結婚式を挙げた」という投稿を目にしました。
一見すると特別で珍しい選択に見えますが、その理由はただ「可愛い」からではありません。
人が本当に求めている、「後悔しない時間」「思い出を形に残す価値」が、そこに映っていたからです。
一緒にいられる時間が限られていると分かっているからこそ、「いつか」ではなく「今」やりたいことを選ぶ。
この行動は決して突飛なものではなく、人の意思決定としてとても自然なものです。
結婚式という“人間にとって当たり前の行事”を、愛犬との時間に置き換えただけとも言えます。
そう考えると、私たちがこれまで人間向けだと思っていた行事やイベントの中にも、「今を愛犬と過ごしたい」というニーズに転用できるものが、まだ数多く残っているのではないでしょうか。
マーケティングの視点で見ると、ここに重要なヒントがあります。
顧客はサービスそのものを選んでいるのではなく、自分の人生や価値観に合う形で、意味づけできるかどうかを選んでいます。
だからこそ、既存の枠に収まらない選択でも、強い共感を生むのです。
動物病院の現場でも同じです。
検査や治療という機能ではなく、「やっておいてよかった」「これで後悔しない」そう感じられる体験が、選ばれる理由になります。
人間の行事と同じように、節目や記念をどう捉え、どう形にするかは、マーケティングの大きなヒントになります。
マーケティングとは、新しい需要を無理に作ることではありません。
すでに存在している感情に気づき、言葉にし、形にすること。
愛犬との結婚式という選択は、その感情の強さを、私たちに分かりやすく示してくれています。
イマーシブ・フォート東京の営業終了から
Posted 2025年12月26日 by
イマーシブ・フォート東京が来年2月で営業終了する事が発表された。
運営している刀社に関しては、今年4月に「マーケターがプロの経営者になれるのか」というタイトルで書かせていただいたが、風当りが厳しくなる事が予想される。
今年開園したジャングリアに関しても、グーグルの口コミの消失や施設やオペレーションに関する悪評などネガティブな事が広まっていった。
この苦境の中で、いかにV字回復をさせるか、刀社の手腕に注目を浴びている。
限られた予算の中で、いかにブランディングをし、競合からシェアを勝ち取れるか?
自分だったら、どう立て直しをするだろうかと考えながら、刀社の活躍を注目していきたい。
愛玩動物看護師のありかたを考える時
Posted 2025年12月24日 by
先日、令和7年度第2回獣医事審議会免許部会・中央環境審議会動物愛護部会愛玩動物看護師小委員会(合同会合)が実施された。
愛玩動物看護師の在り方について話された。
詳細は「新たな国家資格としての愛玩動物看護師のあり方に関する検討報告書」に書かれているが、様々な事が書かれている。
・診療補助者としての業務
・チーム獣医療としての役割
・愛玩動物看護師の生涯教育(教育環境や専門認定)
など
今後、愛玩動物看護師の地位は高められ、おのずと賃金への反映や業務の多様化が起こりえる。
今年7月におこなれた第1回の委員会の会合でも訪問動物看護について話されていた。
飼い主様が高齢になり、来院が難しくなってきたためである。
今後、愛玩動物看護師の活用が動物病院の経営に影響を与えてくるように感じる。
「ハビトゥス」を理解する事
Posted 2025年12月19日 by
フランスの社会学者ピエール・ブルデューが提唱したものに、「ハビトゥス(habitus)」という概念がある。
「ハビトゥス」とは、その人の考え方や行動、言動などの大元になる要素みたいなものである。
書籍などでは、上流階級と庶民階級の行動の違いが例として挙げられる。
例えば、レストランでフォークを落とした場合であれば、
庶民階級は、フォークを自分で拾うだろう
一方、上流階級は手を上げて、給仕に新しいフォークを用意してもらうだろう。
この違いは、その人が生まれてから、今までの経験や知識、さらには周りの環境などが影響している。
コミュニケーションが上手な人は、無意識に相手の「ハビトゥス」を理解した上で接しているように感じる。
簡単な例でいれば、健康診断のコースを勧める際や治療法を提案する際は、その飼い主様の経済面、動物に対する愛情度合いなど様々なところから、最適と思われるものを考えて話している。
「ハビトゥス」を理解する事は、顧客理解に繋がり、マーケティングにおいても重要な要素である。
ぜひ「ハビトゥス」を意識してほしいと思う。
カテゴリ: WEB マーケティングコミュニケーションマーケティング佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ時流解説
見えないものを見ようとして
Posted 2025年12月11日 by
先日、動画クリエイターの対談動画を見た。
その中で、「見えない指標の大切さ」について話していた事が興味深い。
動画の世界には、視聴回数、視聴時間、コメント数、問い合わせ数など見える数字がある。
それら数字から、動画としての価値や宣伝効果など踏み込んだ数字がでてくる。
しかし、その動画クリエイターはその先の見えない数字や評価を予想したり、追うべきであると話していた。
例えば、視聴者の期待値の変化、ターゲットとしているユーザーの心理的変化、長期的なマーケティング結果への影響などがあたる。
これは動物病院でも言える事でもある、飼い主様からの期待の変化、飼い主様やスタッフの行動変化、長期的な来院などへの影響などである。
これらは、日々の診察の様子や複数のデータから分析しないと導けないものである。
バタフライエフェクトではないが、小さいな変化に気が付いていきたい
スタッフの強みを引き出す小さなヒント
Posted 2025年11月28日 by
スタッフや飼い主さんと接するとき、無意識に受け取られる印象を理解しておくと、コミュニケーションがぐっとスムーズになります。その手助けになるのが相貌心理学です。顔立ちや表情の特徴から、どのように見られやすいかを統計的に読み解く心理学で、スタッフの評価やチーム理解のための補助的なツールとして使えます。型にはめるものではなく、あくまで判断の参考です。
顔立ちによって受け取られやすい印象は違います。シャープな顔立ちは知的な印象を与えやすく、ふっくらした顔立ちは親しみやすい印象を与えやすい。こうした傾向を理解することで、接し方や指示の出し方を工夫し、評価や信頼関係をスムーズにすることができます。また、トラブルやクレーム対応の際も「こういう印象があるかも」と一呼吸置くだけで、対応の幅が広がります。
私たちの仕事でも同じです。日々の小さな声かけややり取りが、チームや患者様の行動に影響を与えます。相貌心理学はその補助ツールの一つに過ぎませんが、ちょっとした気づきや配慮が、信頼関係を深め、コミュニケーションをスムーズにするきっかけになります。小さな工夫がスタッフや患者様との関係をより良いものに変えるのです。
顔や表情はチーム理解のヒント。経営者はそれを使ってスタッフの強みを引き出し、信頼関係を育てることができます。あくまで補助ツールとして活用し、現場での判断や対応を支える知識として持っておくと、より安心で柔軟なチーム運営が可能になります。
荒れたSNSに希望の光 ― 小さな言葉が大きな支援へ
Posted 2025年11月25日 by
「発信の場は荒れてしまった」と感じることがあります。
しかし先日、そんなSNSで思わず心が温まる出来事がありました。
がんと闘っていた22歳の方が、最期にユーモアのある投稿を残したところ、
多くの方がその投稿に共感し、「香典代わりにがん研究への寄付を行う」
結果として、国立がん研究センターをはじめとする研究機関への寄付が
SNSは時にネガティブな印象を与えますが、
この事例は「発信が人の行動や支援につながる力」を改めて示しています。
一人の言葉が、多くの人の心に届き、社会的な支援の波を生むのです。
私たちの仕事も同じだと思います。
診療やスタッフ間のやり取り、院内外への情報発信の中で、誠実で温かい言葉が、
誹謗中傷が目立つ時代だからこそ、私たちは「言葉の力」を信じ、ポジティブな発信を
小さな一言でも、誰かの支援や行動につながる可能性があるのです。
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