2004年から動物病院専門経営コンサルティングを開始。業界No1の経営コンサルティング実績。一般的な1人コンサルタント対応ではなく、複数名でのチームコンサルティングで動物病院経営をサポートしています。

株式会社サスティナ

Mail Magazin
無料動物病院
メルマガ登録
はコチラ

カテゴリー: 動物病院経営コンサルティングブログ

レガシーを遺せるか

Posted 2025年10月31日 by snc_editor

元トヨタ自動車の会長である神谷 正太郎 氏は経営者の段階について、以下のような言葉を遺している

第1段階:社長個人でお金を儲けようとする時期。
第2段階:会社として利益を生み、蓄積を考える時期。
第3段階:売上高や社員を含めて、会社全体を大きくしたいと願う時期。
第4段階:人や組織作りに一生懸命になる時期。
第5段階:業界や、世の為、人の為に尽くす時期。
第6段階:死んだとき悪口をいわれないように努める時期

 

規模感に違いはあれど、第4,第5段階にいる院長先生が多いように感じる。

私自身、ほんの少しではあるが経営者でいた時プロデューサー的な方から、こんな言葉をよく言われていた。

「自分が死んでも天国にお金は持っていくことはできない。でも、思い出や功績だけは持っていくことができる。そして、功績の中で後世の人々のためにレガシーを遺すことを大事にしなさい」

前職でかかわった偉大な方でも、80歳という年で後世の人々のために、持続可能な世界を作るための活動や称える賞を作ったりしていた。

獣医療や経営者として成功している方も多くいるだろうが、ぜひレガシーを遺すような事に興味があれば実行いただきたいと思う。

カテゴリ: マネジメント佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ経営者目線

SNS,AIは「悪貨は良貨を駆逐する」を加速させるか

Posted 2025年10月30日 by snc_editor

経済の言葉で「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉がある。

元々は、「質の良い硬貨と悪い硬貨が世の中に混在した場合に、悪い硬貨が流通しやすい」という意味合いがあったが、昔より悪人がはびこるような治安の悪い状態を揶揄する際にも使われてきた。

 

SNS,AIが活用されるようになり、別の意味の「悪貨は良貨を駆逐する」が誕生してきたように感じる。

 

それは「間違った情報が広まっていく」という意味合いである。

SNSでは、メディアで著名人やコメンテーターが発言したことが、取り上げられ拡散されることがある。

その中には歴史や事実を知らずに、安易に発言したものがあり、その発言に多くの人々がSNS上で同調するケースが多々見られる。

 

その発言の良い悪いは、受け取る人によって判断が分かれるところではあるが、歴史的に間違っているという事が分かっているものについて、世の中的に良い発言と評価され、それが常識となっていく方向に「悪貨は良貨を駆逐する」と思わざるえないように感じる。

 

今のところ、AIはSNSの内容を参考にせず、昔ながらのSEOを基に情報の質を判断するような仕組みになっていると聞くが、今後はどのようになるか…

色々気を付けてみていきたいと思う。

カテゴリ: AISNS・LINE活用マーケティング佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ時流解説

小顔整体プティシュシュに学ぶ“動物×サービス”の価値

Posted 2025年10月21日 by snc_editor

― 動物病院でも応用できる、新しい差別化のアイデア

首都圏にある「小顔整体プティシュシュ」。こちらは顔の左右差やフェイスラインに特化した小顔整体サロンですが、人気の理由は施術だけではありません。店内には“看板猫”がいて、施術中にお客さまのそばでくつろいだり、遊んだりしています。

猫の存在が自然に体験価値を高め、SNSでもよく話題になります。

ただの整体ではなく、「猫と一緒に過ごす特別な時間」を提供しているのです。

異業種×動物で付加価値を生む、非常にわかりやすい成功例と言えます。

プティシュシュの事例からわかるのは、動物をサービスの中心に置くだけで、いくつかの効果が生まれることです。

◆安心感・癒し:動物がそばにいることで自然にリラックスでき、気分も軽くなります

◆体験価値の向上:施術だけではなく、特別な体験として楽しめます

◆拡散力・話題性:かわいい動物はSNSでも広まりやすく、認知につながります

 

この考え方は整体だけでなく、カフェやヨガ、ホテルなど他の業界でも応用可能です。「動物+〇〇」で体験価値を設計する発想は、どの業界においても参考になると思います。

動物病院でも、プティシュシュの考え方を応用できます。

ポイントは、「診療だけではなく、他業種的な価値を掛け合わせること」です。

 

◆ペット向け施術・体験型サービス

ペットのマッサージやリハビリ指導を短時間体験できるコーナーを設けることで、診療のついでに“プラスアルファの価値”を提供できます。ペットの健康や体験価値を高めることで、来院の理由にもつながるでしょう。

動物は癒しだけでなく、人と人をつなぐ媒介者としての力も持っています。

プティシュシュのように、異業種の要素を掛け合わせて体験価値を設計すれば、動物病院も「診療だけではない価値」を地域や飼い主さまに届けられます。



診療+体験+健康を組み合わせることで、次世代の動物病院像が見えてくるでしょう。

プティシュシュは、その考え方をわかりやすく示す好例です。

カテゴリ: マーケティング動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ

三流は頑張り、二流は目標を追い求め 一流は…

Posted 2025年10月16日 by snc_editor

先日、プロアスリートの心構えについて聞く機会があった。

その中で、目標の危険性について触れられていた。

以前、ブログにて「『作業』と『業務』の違い」について書かせていただいたが、
「目標を目的になる危険性である」の事である。

スポーツの世界では、ハードな練習メニューがある。
素振り1000回など多々あるだろう。

その際、プロアスリートはメニューをこなす事が目的にならないように気を付けているという。

ハードな練習メニューを行う目的は「試合に勝つため」であり、練習をこなす事ではない。

そのため、プロのアスリートは、目的(「なぜ、それをするのか?」という根本的な理由や意義)を突き詰めつつ、目標(目的を達成するための具体的な到達点や行動指針)をしっかり考えるという。

 

目的が「試合に勝つため」であるからこそ、練習の気分が乗らなかったり調子が悪い時は、思い切ってオフにするという。
調子が悪い時に無理して練習して、悪い癖を体に染み込ませないためだ。

 

同様な事はビジネスの世界でも言える。

「売上」という目標がある。

そのために営業であれば、何度もロールプレイングをしたりする。
しかし、ロールプレイングをやっているうちに、やった事に満足し実践されないというケースもあり得る話でもある。

また、「売上」を達成するという意識が強くなりすぎ、強引な営業をかけてしまい、売上は達成したが、顧客満足度を下げるという本末転倒な事が起こりえる。

 

一流は、目的の合成性を徹底的に追求していくものである。

カテゴリ: マネジメント佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ経営者目線

日本生まれの赤ちゃんの内3%が外国人という事実

Posted 2025年10月15日 by snc_editor

先日、日経新聞が日本生まれの赤ちゃんの内3%が外国人であることを報じた。
 
記事によれば、2024年に生まれた外国人は2万人に達し、3%を超えたという。
 
改めて働き手だけでなく、少子という事に対しても外国人が埋めるという結果である。
 
記事には自治体別の数字も載っており、都内でも10%のところがあれば、埼玉県や岐阜県でも20%近く占めているところもあった。
 
自治体によっては、日本で暮らす上でのマナーを伝える冊子を渡すところもあれば、学校によっては翻訳機を使用して授業するケースもあると聞く。
 
動物病院においても、外国人の飼い主様が来院したり、スタッフとして応募してくるケースも起こりえる時代になったとも言える。
 
引用:日本経済新聞「日本生まれの赤ちゃん3%が外国人 2024年2万人超、低出生補う新段階」https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA303760Q5A930C2000000/

カテゴリ: マーケティングマネジメント佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ時流解説

スタッフ面談で思う事

Posted 2025年10月07日 by snc_editor

年末になり、スタッフ一人一人と面談を行う動物病院が増える時期かと思う。

 

そういった面談の時に、よく聞く悩みが「スタッフが心を開いてくれない」とか「面談をしてみたが成果がでない」である。

 

行った面談について、リーダー側とスタッフ側の両方にヒアリングしてみると、原因は以下の2点がある。

1.面談の場で教えようとする

2.聞き上手になりきれていない

1に関しては、スタッフから悩みや意見を言うと、その悩みの解決方法を話してしまったり、意見に対して反論をしてしまうというケースである。面談を行う側は立場上、スタッフの悩みを解決しなくてはと思って話してしまうのである。
これをやってしまうと、スタッフ側は話を聞いてもらえない悩みを分かってもらえないと思ってしまい、面談が不完全に終わってしまう。そのため、まずは聞く姿勢が重要である。

2に関しては、聞き上手になるための環境づくりや行動に問題がある。
例えば、面談が長引いて時間を気にする仕草を見せたり、疲労感を見せたり、スタッフの意見に対して行動をしないという事がある。

スタッフからすれば、話を切り上げたいという風に見えたり、悩みなどを打ち明けても意味がないという風にとられてしまう。

面談を行う院長、マネージャー、リーダーは忙しいという事はスタッフも分かっているが、上記のような姿勢や行動を示してしまうと、スタッフ側としては心を開く事を拒んでしまうようになる。

まだ面談をされていない方は、気を付けていただき面談の時間が無駄にならないようにしてもらえればと思う。

カテゴリ: コミュニケーションマネジメント佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ

成長するゲーミフィケーション市場

Posted 2025年10月03日 by snc_editor

近年、ゲーミフィケーションを使った取り組みが多々増えてきている。

 

ゲーミフィケーションとは、ゲーム的な要素を様々なものに入れ込む事でユーザーのモチベーションやエンゲージメントを高めるものである。

昔でいればポイントカードやスタンプなどが該当するかと思うが、2012年の井上 明人氏の書籍「ゲーミフィケーション」から、注目を浴びてきたような印象である。
※あくまでも個人の認識ではあり、ゲーム業界など専門家から異論はあるかと思うが…)

 

近年はアプリなどにより、子供向けの学習を促すものがあったり、ある化粧品会社は肌年齢を測定し、利用状況に応じてプレゼントを行うものもある。

また、ある製造現場では工場の作業成果をゲームにしている。
作業を頑張れば頑張るほど、ゲーム内の島が発展しランキングも表示される。

これにより他のメンバーとの競争を促すようになり、良い循環ができている。

今後、ゲーミフィケーションは広がっていくだろう。
ある調査会社によればゲーミフィケーション市場は2023年が2.61兆円だったが、2027年には6兆円規模になると予想している。

 

ゲーミフィケーションを上手く取り入れる方法など模索していきたい

カテゴリ: マーケティング佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ時流解説

小さなアイテムが、読書も集客も動かす

Posted 2025年09月19日 by snc_editor

最近は電子書籍が増え、紙の本から離れる人も少なくありません。そんな中、大阪の正和堂書店のブックカバーとしおりは、改めて紙の本の魅力を感じさせてくれるアイテムだと感じます。

 

ブックカバーは基本的に四角形ですが、しおりを重ねることでまるで一つの作品のようにデザインに動きが生まれ、遊び心を楽しめるのが魅力です。クリームソーダやアイスキャンディなど 季節感を感じる豊富なモチーフ は、組み合わせることでより生き生きと感じられ、手に取ると思わずワクワクしてしまいます。写真に撮っても映えるデザインになっているのも印象的です。

こうした小さな工夫が、書店を知るきっかけになったり、訪れる楽しみやオンラインでの購入につながっています。私自身も、こうしたアイテムを通して書店との新しい出会いを体験できるのが楽しいと感じました。

 

同じ考え方は、動物病院の運営にも活かせます。診察後にお渡しできる小さなオリジナルグッズや、待合室で手に取れるアイテムは、来院やリピート、さらには病院のファン化につながるきっかけになります。

◆小さなアイテムの力

手に取った方が嬉しくなるステッカーやカレンダー、ちょっとしたおもちゃなどは、病院の印象を温かくします。

◆来院やリピートの導線

「手に取る → 病院を知る → 足を運ぶ → ファンになる」という自然な流れを作れます。

◆オンライン活用も

オリジナルグッズをオンラインで販売したりSNSで紹介することで、遠方の方にも病院の魅力を届けられます。

 

正和堂書店のブックカバーとしおりは、遊び心や季節感を取り入れた小さな工夫がたくさん詰まっていて、読む人のワクワクを引き出します。この「小さな工夫の力」は、動物病院でも十分に活かせるヒントだと感じました。

カテゴリ: マーケティング動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ

大人と子供とで異なるブレインストーミング

Posted 2025年09月15日 by snc_editor

先日、小学生とある企画に関する打合せを行った。

小学生が主役であり、自分達で自由に意見を出すという事でブレインストーミングを行い、大人との違いに興味深い事があった。

 

冒頭「意見を自由に出してよい」と言っても、大人と同様に意見は出なかった。
これは、打合せの初めの意見を出す事は、控えめな日本人という性格的にも難しく、予想が付いていた。

そこで大人側で、過去の例を写真や動画など見せたり、アイデアの種を出したところ、色々と意見やアイデアが出てくるようになった。
これは大人の打合せでも起こりえる事ではある。司会役が意見などを出しやすいよう誘導すると出てくるものである。

 

しかし、大人との違いは「突拍子もないアイデアがポンポン出てきた事」である。
誰かひとりが突拍子もないアイデアがでると、刺激されて妄想など膨らみどんどん連鎖反応が起きアイデアが出てきた。
更に興味深かったことは、その突拍子もないアイデアに関して、ちゃんと実現させる方法まで出てきた。
突拍子もないアイデアの張本人が、「現実的には難しい」と思って恥ずかしそうに言った意見に対して、他の子達が実現方法を考えていた。

大人の場合、羞恥心や自分が実現方法を言わないといけないという義務感から、突拍子もないアイデアが出ない事があるが、子供は簡単に大人が感じる壁を越えていった。

そういったアイデアの連鎖が起きた結果、アイデア出しだけで2時間を予定していたが、1時間でアイデアがまとまり、予定の2時間後には実現案までまとまってしまった。

私も含め、他に参加していた大人も子供達の凄さに驚きだった。

「子供には様々な可能性がある」という言葉があるが、現代の様々な問題さえも解決するアイデアが出てくるのではないかと想った出来事である。

カテゴリ: マネジメント佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ

注目を浴びる「リベンジ退職」

Posted 2025年09月11日 by snc_editor

昨今、メディアで「リベンジ退職」が報道されて注目を浴びている。

リベンジ退職とは、退職者が会社を辞める際に報復する行為を指す。

一般企業の例ではあるが
・退職時に引き継ぎをしない
・繁忙期に退職する
・内部情報を暴露する
・業務データを削除する
・退職時に不満や悪口を社内メール等で一斉送信する

などある。

これらの行為は昔からあった事ではある。

ソフトエンジニアが退職する際、コンピューターウィルスを社内業務のシステムに仕込んでおくというケースがあった。
退職日もしくは退職して数年後に、コンピューターウィルスが起動し、データを削除するというものである。

これらリベンジ退職の一部の行為に関して、損害賠償の訴えが行われ裁判所も賠償命令をくだしたケースもある。
※NHK「退職時のファイル削除で利益侵害 日亜化学元従業員に賠償命令
※GIGAZINE「腹を立てたソフトウェア開発者が会社のシステムの「キルスイッチ」を押して有罪判決を受ける

今回メディアで報道された事を考えると、退職代行など色々退職者の行動が目立ち始めてきたことにより、退職者への注意喚起であったり、企業側にも予防策を啓発するものと思う。

私自身も前の会社で、弁護士の協力の元でリベンジ退職の予防策を講じていた。
行っていたビジネスが、新商品や新規事業など機密情報を取り扱っていたためである。

動物病院の現場では、一般企業のように業務データを削除するなどはないだろうが、SNSで悪口を書いてイメージダウンを行うなどある。

ぜひ、予防策を行ってほしい。

カテゴリ: マネジメント佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ時流解説退職者対応

Search

Archive


関連サイト

  • 獣医師転職SNC
  • 動物看護師転職・派遣SNC
  • トリマー派遣SNC
  • 動物病院求人採用ナビ
  • ONLINE STORE