- ホーム
- 自信の構成要素
カテゴリー: 従業員教育
自信の構成要素
Posted 2022年11月23日 by
自己効力感とは、自分が課題を克服できるという期待や自信のことをいいます。
つまり、逆境を乗り越えたり、パフォーマンスの成功のために挑戦する感覚を身に付けるためには自己効力感が必要です。
自己効力感は4つの要素で構成されていると言われています。
①パフォーマンスの達成・・・成功するパフォーマンスを繰り返すというよりかは、ある一定基準を設けて、段階的にでも良いので達成というものを経験する。
②モデリング・代理的経験・・・誰かが自分が挑戦したいことに挑戦して達成しているのを見ることです。まだ実践できていないくても、自己効力感に影響します。
③言語的説得・・・自分自身(セルフトーク)でも周りからでも良いので言葉を使って、これは出来るんだと進めていくことです。オバマ前大統領の「YES YOU CAN」というのはこれにあたります。
④身体的・情緒的状態・・・身体と心の状態も自己効力感に影響します。
自信がなさそうなスタッフには4つの構成要素を意識して接してあげると少しずつ自信がついてくるでしょう。
知識変換サイクル(SECIモデル)
Posted 2022年11月23日 by
「SECI(セキ)モデル」とは、個人が持つ知識や技術といった「暗黙知」を、組織で管理し共有する「形式知」へ変える基本の枠組みです。
共同化(Socialization)
表出化(Externalization)
連結化(Combination)
内面化(Internalization)
のそれぞれの頭文字をとって「SECIモデル」としています。
SECIモデルをもとに暗黙知を形式知化し、組織全体に共有すると業務の属人化を防ぐことができ、業務効率化や生産性向上など、さまざまなメリットが得られます。
SECIモデルでは、知識や技術を暗黙知と形式知に分けています。
暗黙知とは、個々が経験していくなかで培った知識や技術のことを指し、コツや勘に近いものです。暗黙知は言語化が難しいため、簡単に共有することができないという特徴があります。
形式知とは、暗黙知をマニュアル化やテンプレート化することで誰でも取得できるようにしたものを指します。暗黙知を形式知とすることで他者と共有しやすくなり、組織全体で活用ができるようになります。
【SECIモデルの流れ】
共同化:暗黙知から暗黙知へ共同するプロセスです。経験を共有することで、メンタルモデルやスキルなどの暗黙知を創造するプロセス。経験を共有しないと他人の思考プロセスに入り込むのは難しいとされています。キーとなるのは「共体験」です。
表出化:暗黙知を概念に表すプロセス。帰納法、演繹法の手法を用い、暗黙知を形式知にしていくプロセスです。知識創造の真髄となるプロセスになります。キーとなるのは「対話」です。
連結化:形式知同士を組み合わせてひとつの知識体系を作り出すプロセスです。異なった形式知を組み合わせて新たな形式知を作り出します。キーとなるのは「データベースによる情報化」です。
内面化:結合化して生まれた新たな形式知を個人が取り入れることによって、再び暗黙知を形成していくプロセスです。形式知を実践するうちにコツや勘をつかみ、個人のなかで暗黙知として確固たるものへと変化していきます。キーとなるのは「行動」です。
内面化によって得た暗黙知は、最初のプロセスに戻って共同化からリピートを繰り返します。
このSECIモデルの仕組みを組織全体がしっかりと理解していれば個々の持つ知識・技術は研磨され、より質の高い知識・技術へとアップデートすることが可能です。
コホート型学習方法
Posted 2022年11月23日 by
新型コロナウイルスの感染拡大により、オンライン形式でのセミナーが増加し、学びのスタイルもコロナ前と比較すると大きく変化しました。
ここ最近では、1人でオンラインでのセミナーを受けるよりも、より学びの成果を得るために「コホート型」での学習が注目を集めています。
海外ではコホート型のオンラインコースしか販売しないプラットフォーム(Maven)も出てきており、2年間で受講者数が約1万人と急成長を遂げています。
コホート型とは受講者に何らかのアクションを盛り込んでいくオンライン講座になります。
例えば、グループディスカッション行ったり、課題を提出し講師からフィードバックをもらうようなものになります。
従来のオンライン学習にはないみんな一緒に学んでいるコミュニティ感ができ、途中で学習を投げ出してしまうことも少なくなると予想されます。
なかなかコホート型のセミナーを受講するのは難しいかもしれませんが、後日視聴型のセミナーを同じ時間に受け、セミナー終了後に学べたことなどをシェアするの時間を設けることでコホート型の学習にすることも可能です。
動物看護師国家試験に向けた勉強などは1人で勉強するよりも、複数人でコミュニティとなり、学習した方が効率よく投げ出すことなく学習できるでしょう。
4つのモチベーションタイプ
Posted 2022年11月23日 by
目に見えず捉えにくい人の「志向」や「能力」を掴むためには、それらを分類して捉える必要があります。
人の「志向」や「能力」はモチベーションに出やすく、分けることによって分かりやすくすることが出来ます。
モチベーションは、
①アタックタイプ(達成支配型欲求)
②レシーブタイプ(貢献調停型欲求)
③シンキングタイプ(論理探求型欲求)
④フィーリングタイプ(審美創造型欲求)
に分かれます。
【アタックタイプ】
アタックタイプは、「自力本願で強くありたい。成功を収めたい。周囲に影響を与えたい」という欲求を持っています。
アタックタイプには「すごいね!」という言葉が響きます。
【レシーブタイプ】
レシーブタイプは、「人の役に立ちたい、中立な立場でいたい。他社との戦いよりも協調を大事にしたい」という欲求を持っています。
アタックタイプには「ありがとう」という言葉が響きます。
【シンキングタイプ】
シンキングタイプは、「様々な知識を吸収したい。複雑な物事を究明したい。無計画な状態は避けたい」という欲求を持っています。
シンキングタイプには「正しいね」という言葉が響きます。
【フィーリングタイプ】
フィーリングタイプは、「新しいものを生み出したい。楽しいことを計画したい。自分の個性を理解されたい」という欲求を持っています。
フィーリングタイプには「面白いね」という言葉が響きます。
モチベーションのタイプ分類を理解することで、相手の志向を捉えやすくなります。
何を目標にするのか
Posted 2022年11月23日 by
チーム医療を必要とされる動物病院では、適切な目的や目標を設定することが必要不可欠です。
今回は、3つの目標設定のレベルを紹介します。
まず、1つ目は行動レベルの目標設定です。
行動レベルの目標設定とは、チームメンバーが具体的に取り組むべき行動の方向性を示したものです。
2つ目は、成果レベルの目標設定です。
成果レベルの目標設定とは、チームとして達成すべき具体的な成果を示したものです。
3つ目は、意義レベルの目標設定です。
意義レベルの目標設定とは、最終的に実現したい抽象的な状態や影響を示したものです。
3つのタイプの目標設定にはそれぞれメリット・デメリットがあり、一概にどれが良い・悪いとは言えません。
行動レベルの目標設定には、チームメンバーが自らの取るべき行動を明確にしやすいというメリットがあります。
逆に、意義レベルの目標設定には、チームメンバーが自ら取るべき行動を明確にしにくいというデメリットがあります。この目標だけでは、チームメンバーは途方に暮れてしまうかもしれません。
一方で、意義レベルの目標設定には、チームのメンバーから新たなアイデアが出やすいというメリットがあります。抽象的な目標であるがゆえに様々なアイデアが生まれるはずです。
逆に、行動レベルの目標設定では、メンバーからアイデアが生まれることは難しいでしょう。
3つの目標設定のうち、どれが自院にとって適切かは、チームを構成するメンバーの能力レベルや行動力によって異なります。
チームメンバーが、自ら考えて動くことが出来ないのであれば、行動レベルで目標設定をしなければ、パフォーマンス向上には繋がりません。一方で、自ら動けるメンバーには、意義レベルや成果レベルの目標を設定した方が、その場その場で臨機応変で柔軟な対応が出来るでしょう。
自院としてのパフォーマンスを最大化させるためには、3つの目標の特徴を理解したうえで、自らのチームの目標設定を適切にしなければなりません。
学び始めは錯覚に陥りやすい(ダニング=クルーガー効果)
Posted 2022年11月23日 by
今回は、新たに、何かを学ぶときに心得ておきたいダニング=クルーガー効果についてお話しします。
ダニング=クルーガー効果とは、「能力が不足している人ほど、自分の能力不足に気付けていない」という現象です。
何か新しいことを学び始めたときは、知識があまりないにもかかわらず、自己評価が高くなり、自信があるように感じます。
しかし、現実は全く知識がついていないのです。
学び続けると、自信がないことに気付きはじめ、自信を失っていきます。
勉強していると、すればするほど分からないことが出てきたり、知らないことが出てきたりすることありませんか?
ここで、さらに勉強を続けると、その分野の専門家に近づき再び自信が出てきます。これが、知識もあって自信もある状態です。
この現象がおきると思って勉強を始めることで、知識がないのになんか自信があるという心理状態になっても勉強を継続することができ、本当の自信を付ける事ができます。
目標設定のための5つのポイント
Posted 2022年11月23日 by
従業員の成長には、明確な目標設定が重要です。
ですが、期間の設定を見誤ったり、高すぎる目標を設定してしまうなどが原因で適切に実行できずに、従業員のモチベーション低下につながる可能性もあります。
目標は明確かつ適切でなければなりません。
目標を立てるにあたって、全く実現不可能なものであっても意味がないですし、簡単に達成できそうなものであっても目標になりません。達成可能な目標の立て方のフレームワークとして有名なものに、SMARTの法則と呼ばれるものです。
SMARTの法則とは、
Specific:「具体的、分かりやすい」
Measurable:「計測可能、数字になっている」
Achievable:「同意して、達成可能な」
Relevant:「関連性」
Time-bound:「期限が明確、今日やる」
それぞれの頭文字を取ったものです。
具体的に解説します。
①Specific(具体的、分かりやすい)
SMARTの法則による目標は、具体性を持ったものである必要があります。
目標が抽象的だと、目標を達成するための行動に落としづらいでしょう。
②Measurable(計測可能、数字になっている)
第2にSMARTの法則による目標は、測定が可能であるかどうかが重要になってきます。
効率的で有効的な目標管理を実行するには、測定可能な目標であることが必要です。
③Achievable(同意して、達成可能な)
第3にSMARTの法則による目標設定は、達成できる見込みの高い目標である必要があります。高すぎる成果を求め、非現実的な目標を設定してしまうと上手くいかないことがあるので注意が必要です。
④Relevant(関連性)
第4にSMARTの法則による目標は、関連性があることも重要となります。
目標を達成した先には何があるのか、何のために目標を達成するのかという関係性が明確になることで、モチベーションの向上と維持に影響を与えます。
⑤Time-bound(期限が明確であるか)
最後にSMARTの法則による目標は、期限が明確かどうかも重要になっています。
具体的で測定可能な目標を設定し、目標の先にある達成すべき課題との関連性が明確になったとします。しかし、期限を定めていなければ、モチベーションを高く維持しながら目標達成に取り組むことは困難です。
適切な目標設定をすることで、評価することも容易になります。
評価する側、される側のためにも目標設定を行いましょう。
職場がきれいになる1本の線
Posted 2022年11月23日 by
忙しくなると机回り、受付回りが汚くなる、いつも以上に色々な場所に色々なものを置いてしまっている。
こんな状況はありませんでしょうか?
さぁ、整理・整頓しようと思っても、まず何をやったらいいか分からない、ということがあります。
そうしたときには、現場に区画線を1本、引いてみることをおすすめします。
区画線とは、モノの置き場を定め、それをだれが見ても分かるように表示した線のことです。整頓を根づかせるときの手法の1つです。
例えば、書類を高く積むことがる用なら壁に横線を入れて、
「書類を置くのはこの高さまでにしましょう」と決めます。そうすれば、これ以上、高く積まれることはないでしょう。
この方法は日本最大手の自動車メーカーの工場でも行われている手法です。
まずは、仮の基準でもよいので線を1本引くことが大切です。
線を引いてみて、現状をよく見たうえで修正をかけていけばよいのです。
基準がないまま動いてしまっている現場はたくさんあります。
仮の基準を作れば、それをもとに正常・異常が分かる状態になるのです。
整理整頓でお困りの場合は、まずは1本線を引いてみてください。
顧客情報管理
Posted 2022年11月15日 by
顧客情報に関して
「パソコンやクラウド型電子カルテの
IDとパスワードをメモの形で貼り付けて、
誰でも見られるようにしている」といったものがあります。
いくら電子カルテのセキュリティシステムが
強固だったとしても正規のルートから侵入されてしまうと、
コンピュータはそれが不正なアクセスかどうかを
判断するのは難しいのが実情です。
こうしたことを踏まえて、
院内では電子カルテや個人情報の扱いに関する
運用管理規定(ガイドライン)を策定、
秘密保持契約書をしっかり交わす
重要なファイルには
パスワード管理をするなどの
すべてのスタッフが周知し、
厳守できるような体制作りが必要となります。
運用のルールだけでなく、
個人情報漏えいの具体的な事例を紹介することで、
そのリスクがどれだけ重大なものとなるかを
知っておくことも重要です。
改めて、自院の個人情報の取り扱いや
電子カルテに関するルールを見直して、
安心安全な顧客情報管理を心がけましょう。
カテゴリ: 従業員教育
速度を上げる
Posted 2022年11月04日 by
北野です。
新人に仕事のやり方を話すことがよくある。
自身の新人時代を振り返っても、
・考えすぎて手が動かない新人
・とりあえず手を動かす新人
など、タイプが分かれてくる。
成長が遅い新人の特徴は、常に質に重きを置くことにある。
新人はどこまでいっても新人なので、出せる質のレベルには限りがある。これは経験と時間で埋めるしかない。
むしろ、新人の強みは思い切りであったり、失敗が許される立場なので、スピードを最優先にすることが必要である。
早く出てくればその分、上が確認して正しく軌道修正できるし、手戻りも大きく減る。まずはスピード、次に量、最後に質という順を意識させたい。
また、この優先順位は、不況期における経営戦略に通じてくる。発展のためには新たな取組が必要だが、大きな投資は難しい。
また、新しい取組は成功するか不確定なので、一定の質のものを複数実施することが望ましい。さらに、些細なことでもよいので、実行後に組織内にやって良かったというポジティブな雰囲気をもたらしたい。
こういった観点から見ると、リスクヘッジのためにも、1つの取組に時間をかけて質を高めるよりも、スピード感をもってある程度のレベルの取組を複数実行できるようにしたい。
来年に向けて新しい取組の準備はできているだろうか。まだなら、まずは小さく始めることを意識していただきたい。
Search
Categoly
Inquiry
Archive
- 2025年4月
- 2025年3月
- 2025年2月
- 2025年1月
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月