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「平等」と「公平」のあいだに

Posted 2024年02月12日 by snc_editor

動物病院のスタッフ様からヒアリングをしていると、「平等」と「公平」の違いを誤解されていると感じる。

辞書などによれば、それぞれ以下である。

平等…偏りや差別がなく、みな等しい事。全員に同じものを提供する

公平…全てのものを同じように思う事。判断や処理などが偏っていない事。全員に同じ結果を提供する事。

 

この違いを理解しつつ、バランスを取ることはとても難しい。
飼い主様に対しても、組織の中でリーダーが下の子達に対して扱う事も同様である。

物を分配したり、何かのサービスを提供する場合、以下の3つ原理のどれかに当たる。

1.必要原理…必要としている人に多く分配する。
2.平等原理…結果や貢献度に関わらず均等に分配する。
3.公平原理…「結果を出した」「会社に貢献した」などに多く分配する。

「えこひいき」と不満を述べる方は、どうしても2の平等原理を求める。

実際、私の前職での会社でも、従業員から「生理休暇を有給休暇にしろ」という不満が出たことがあった。
自分がコントールできない生理に対して、無給扱いになるのはおかしいというのが意見だった。

そのような不満に対して、世界的に生理休暇をどういう扱いをしているか、世間の会社はどのように対応しているかを調べて、従業員に説明した。
従業員に対して、平等に扱いたいという想いがあるが、自分の会社が世間的に公平で正しい「公正」に対応したいと感じたからである。

ぜひ、「平等」と「公平」に迷った際は、「世間一般的な対応はどうか?」「どういう風に考えて対応しているか」を考えていただきたいと思う。

カテゴリ: マネジメント佐藤動物病院の経営経営者目線評価制度・賃金制度構築

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