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カスハラ:動物病院での対応策
Posted 2025年03月18日 by
近年、**カスタマーハラスメント(カスハラ)**が深刻化しています。日本労働組合総連合会の調査(2022年)によると、55.3%の人が暴言を受け、46.7%が権威的な態度を経験しています。動物病院でもカスハラの問題が報告されており、適切な対策が必要です。
カスハラ対策のポイント
1.院内ルールの明確化と周知
診療時間や料金を事前に説明し、誤解を防ぐ
受付やホームページに対応方針を掲載し、トラブルを未然に防ぐ
2.スタッフの対応統一
カスハラ対応マニュアルを作成し、冷静かつ一貫した対応を徹底
理不尽な要求には毅然とした態度で対応し、無理な譲歩を避ける
3.記録と報告の徹底
カスハラの内容を記録し、院内で情報共有
悪質な場合は警察や弁護士へ相談し、適切な対処を検討
4.スタッフのメンタルケア
定期的なミーティングで情報を共有し、心理的負担を軽減
必要に応じて管理者が対応を引き継ぎ、スタッフの負担を軽くする
カスハラはスタッフの精神的負担を増やし、病院運営にも悪影響を及ぼします。
統一したルールと毅然とした対応を徹底し、安心して働ける職場環境を整えましょう。
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ロンドンで話題のカフェで思うこと…
Posted 2025年03月07日 by
Mozart Flowers and Coffe というカフェはご存じだろうか?
今、ロンドンで話題のカフェである。
フラワーアレンジメントで有名なMozart Conciergeがカフェをオープンした。
「フラワー×カフェ」で花束とコーヒーをセットで販売している。
Mozart Flowers and Coffeのインスタグラムを見ていただくとわかるが、とても映えるものになっている。
「動物×カフェ」、「動物×サロン」など「動物」と組み合わせた業態は多々あるが、コンセプトを含めて色々な可能性がある。
ぜひ考えてみていただくとともにアンテナを広げていただきたく思う。
犬のケアと写真を一緒に
Posted 2025年02月27日 by
近年、犬専門の写真館やフォトスタジオが増加しています。愛犬と一緒に楽しむフォトウェディングや、誕生日の記念撮影、さらにはSNS映えを狙った犬との写真投稿が、飼い主の間で人気を集めています。こうした流れの中で、動物病院もただの健康管理の場としてではなく、飼い主さんのライフスタイル全体をサポートする場としての役割が求められていきます。
しかし、動物病院にはスタッフの人数や施設の規模、提供できるサービスの範囲に限界があるため、新しいサービスを追加する際には負担が大きくなりがちです。
そこで、写真館との連携が有効になります。写真館との協力により、負担を軽減しつつ新たなサービスの提供が可能となります。
たとえば、動物病院内で実施するしつけ教室に、プロの写真家による「愛犬の魅力を引き出す撮影テクニック」の講座を組み込むことが考えられます。飼い主さんは、日々のしつけの中で、どう撮れば愛犬の個性が際立つのかを学び、家庭でもそのテクニックを活かせるようになります。また、しつけ教室のカリキュラム修了時には、写真館と連携して記念撮影会を開催。プロの撮影による記念写真を提供することで、参加者の満足度向上はもちろん、SNSでの拡散効果も期待できます。
さらに、動物病院と写真館が共催で「健康&フォトフェスタ」のようなイベントを実施すれば、健康診断やワクチン接種といった基本サービスと、犬のファッションショーや撮影体験といったエンターテインメント性を同時に提供でき、飼い主さんにとってワンストップでケアと楽しみが得られる魅力的な企画となるでしょう。
この連携モデルでは、動物病院は従来の医療サービスに加えて顧客サービスの幅を広げ、顧客の囲い込みを図ることができ、写真館側も新たな顧客層の獲得とブランドイメージの向上につながります。どちらにとってもメリットが大きい取り組みとして、今後の展開を期待して実現に向けて進めていきたい
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動物病院のタグ
Posted 2025年02月25日 by
近年の動物病院業界は、ペットの高齢化や飼い主のニーズの多様化、新規参入による競争激化など、変化の波が押し寄せています。
そんな中で生き残り、成長していくためには、ただ「良い病院」であるだけでは不十分です。
数ある動物病院の中から、「あなたの病院を選んでもらう」ためには、他の病院にはない独自の価値を提供し、飼い主様の心に響くブランディング戦略が不可欠です。
考えてみてください。
飼い主は、どのように病院を選んでいるのでしょうか?
Webサイト、口コミサイト、SNSなどで情報収集する飼い主もいれば、友人からの紹介がきっかけになることもあるでしょう。しかし、どんな情報経路であっても、最終的に病院を選ぶのは飼い主自身です。そして、その選択を左右するのは、病院に対する「イメージ」や「印象」、つまりは「記憶」なのです。
「あの病院は、なんか優しそう」
「△△の治療なら、あの先生」
このように、顧客の記憶に残り、想起される病院になることが、ブランディング戦略の最大の目的です。
では、どのようにすれば、顧客の記憶に残り、選ばれる病院になれるのでしょうか?
それは、あなたの病院だけの「強み」を明確化し、それを効果的に「伝える」ことです。
「地域密着型で、とりあえずここに来ればいい」
「年中無休・夜間診療にも対応」
「たっぷり時間をかけて、丁寧に診察する」
「〇〇治療に強い先生がいる」
など、他の病院との差別化ポイントを明確に打ち出し、飼い主の頭の中に「タグ」付けされるように、情報発信していくのです。
ホームページ、ブログ、SNS、チラシ、看板など、あらゆるツールを駆使し、一貫したメッセージを発信し続けることで、飼い主の記憶への定着を図ります。
ブランディングとは、単なるイメージ戦略ではありません。
飼い主が病院と接するあらゆる場面で、一貫した「ブランド体験」を提供することが重要です。
病院の雰囲気、スタッフの対応、診療内容、料金設定、アフターフォロー…
これら全てが、病院のブランドイメージを形成する要素となります。
飼い主の期待を超えるサービス、感動を与えるような体験を提供することで、「また来たい」「この病院を選んでよかった」という気持ちに繋がり、長期的な信頼関係を築くことができるでしょう。
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AIの進化と動物病院業界の未来
Posted 2025年02月07日 by
AIは近年医療業界にも大きな影響を与えており、動物病院業界も例外ではありません。
また、OpenAIとソフトバンクグループが提携を発表し、AIの活用が今後より加速すると予想されています。
動物病院業界におけるAIの活用は、特に診断や検査で進んでおり、より迅速で適切な治療ができるようになってきています。
また、AIによる問診やchatbotでの質問回答など、動物病院業界でもAIは徐々に普及してきています。
今後も遠隔診療やAIロボットの普及など、考えられる影響は様々あります。
AI技術がさらに発展し、動物医療の質も大きく向上すると考えられますが、一方で「AIに頼りすぎない診療」の重要性も増していきます。
ペットの個体差や症状の微妙な変化を正確に把握するには、獣医師の専門知識と経験が不可欠であり、AIがどれだけ発展しても、ペットと飼い主の心に寄り添う獣医師、看護師など動物病院スタッフの存在は不可欠です。
今後は診療の効率化とともに、人間ならではの温かみを持った医療を維持することが重要となってきます。
AIに「代替」するのではなく、AIを「活用」していき、共存していくことを心がけましょう。
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現代美術から感じる内なる本能
Posted 2025年01月24日 by
私のマーケティングやブランディングの師匠が、常に言われていた事がある。
それは、
人の心に触れる仕事をしなさい
この言葉は、チラシ、ポスター、映像、商品などを制作(製作)する際に常に意識する事を求められていた。
そういた人の琴線に触れるために、キャッチコピーや造形、ポスターなど出来るだけ多く触れたり意識したりなどしてきたが、どうしても理解がおいついていなかった事があった。
それは、
現代美術
なにを表現したいのか分からないというのが本音だ。
例えば、かの有名なカテランの「コメディアン」という作品は、壁にバナナをテープに止めている物だが、数億円の価値がある。
また、現代美術にはインクの入ったボトルを振り子のようにして描く「Pendulum Painting」というものもある。
現代美術に理解が追いついていなかった中で、ある美術家が「普通に絵を描いても、どうしても昔の有名画家が描いた『絵に似ている』や『モチーフにした』と言われてしまうから、奇抜な描き方で絵を描いたり、作品を見た人の反応自体も作品にしてしまうのが現代美術」と話していた事に腑に落ちた。
マーケティングにおいても同様なところがあると思う。
色々なキャッチフレーズ、チラシ、手法などあるが、どうしても昔の手法を応用したものになってしまうところがある。
※何十年、何百年と使われてきた手法であれば、なおさらだが…
伝統芸能や武術などでも「守・破・離」と言われるものがあるが、「破」を生み出す為には、理性で考えず本能や自然から生まれる奇抜なアイデアを活かす必要があると感じる。
スピリチュアルな世界に入り込むわけではないが、内なる自分から生まれるものを生み出していきたい
準備が求められる育児介護休業法への対応
Posted 2025年01月22日 by
このブログでも書いたことがあるが、育児介護休業法等の改正により4月より様々な対応が求められている。(以前書いたブログの記事は「2025年 改正育児介護休業法など施行」)
記事内では、育児をメインに書かせていただいたが、介護もポイントになっている。
介護休業や介護両立支援制度等を円滑に行っていくために、事業主は以下の1.~4.のうち、少なくとも1つの措置を講じなければならない。
1. 介護休業・介護両立支援制度等に関する研修の実施
2. 介護休業・介護両立支援制度等に関する相談体制の整備(相談窓口設置)
3. 自社の労働者の介護休業取得・介護両立支援制度等の利用の事例の収集・提供
4. 自社の労働者へ介護休業・介護両立支援制度等の利用促進に関する方針の周知
2025年である今年は、後期高齢者が5人に1人となる年である。
また4月からスタートであるが、どの措置をおこなうか準備が今から必要でもある。
介護が発生してから、対応に急ぐのではなく準備しておきたい。
愛犬の遺伝子検査
Posted 2025年01月17日 by
わんマッチという愛犬の遺伝子検査ツールが2024年10月1日から販売されました。
このシステムを通じて、愛犬の性格や飼い主との相性を科学的に分析し、犬種による誤解を減らし、正確な性格情報を提供します。
また、獣医師やドッグトレーナーからのアドバイスも得られ、科学的アプローチで正確な情報を提供し、専門家のサポートも受けられます。
簡単な手続きで詳しい結果が得られるため、お互いを理解し、絆を深めるのに役立ちます。特に初めて犬を飼う方には、適切な育て方を提供し、ストレスを減らす効果が期待できます。さらに、健康管理として遺伝子病のリスクを早期発見し、予防策を講じることができます。性格に基づいたトレーニング方法を見つけることで、愛犬との生活をより快適にすることが可能です。
このシステムを活用し、飼い主の愛犬の不安の解消や接し方を取り入れることで、より強い信頼を築くことができます。また、飼い主の健康管理や病院への意識向上にもつながるため、非常に有益です。
わんマッチは、愛犬との関係を深めるだけでなく、飼い主自身の健康意識も高めることができる点が魅力です。これからも、このシステムの活用方法を検討していきたいと考えています。
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紙媒体とデジタルツールのバランス
Posted 2024年12月13日 by
近年、タウンワークやじゃらん、スーモなどの紙媒体が休刊するなど、紙を使った情報提供が減少しています。この流れは動物病院にも影響を与え、紙媒体からウェブやアプリを使った情報発信へとシフトしています。
実際、LINEやInstagramを活用する病院様も増え、デジタルツールを通じてより効率的で迅速な情報提供が行われています。デジタル化により、ウェブサイトで診療時間やサービス内容を簡単に提供できるようになり、飼い主様は手軽に情報を得ることができます。さらに、SNSやブログを使ってペットの健康に関するアドバイスを発信することで、飼い主様との信頼関係を築くことが可能になります。
一方で、紙媒体の良さも依然としてあります。最近、郵便料金が値上げされ、印刷費用もかかる一方で、紙のDMは物理的な存在感を持ち、受け取った人の記憶に残りやすい特徴があります。特に、デジタルに不安を感じる高齢の飼い主様にとって、紙媒体は信頼感を与える重要な手段となります。
多くの病院様では、LINEやInstagramなどのデジタルツールと、DMを併用して情報発信を行っています。デジタルで効率的に情報を届ける一方、紙媒体での温かみのあるコミュニケーションも大切にしています。これにより、飼い主に合わせた多角的なアプローチが可能になります。
今後、動物病院業界にもデジタル化が進みますが、紙媒体の良さも活かしながら、より多くの飼い主に信頼される情報提供を行っていくことが重要です。
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AIに対する成熟度と対応
Posted 2024年12月06日 by
先日あるコンサルティングファームが、日本を含めた世界の73国・地域のAIに対する成熟度をレポートとして発表した。
成熟度は、以下の2つの軸で評価された。
1.AIによる雇用の置き換えや生産性向上といった変化への影響度
2.AI活用に伴うリスクに対処しながら経済成長を促進するための準備が整っているか
その結果、ほとんどの国は人材・研究開発に対して、中央値を下回る結果となった。
さて日本は、どういう風に評価され?
それは日本はAIによる雇用の置き換えなどによるダメージが大きい産業が多い反面、スキルなどの対応力の高さから良いバランスを保っているという評価された。
今後の日本でのAIの活用や動向などに注目していきたい。
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