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カテゴリー: 動物病院の経営
ロンドンで話題のカフェで思うこと…
Posted 2025年03月07日 by
Mozart Flowers and Coffe というカフェはご存じだろうか?
今、ロンドンで話題のカフェである。
フラワーアレンジメントで有名なMozart Conciergeがカフェをオープンした。
「フラワー×カフェ」で花束とコーヒーをセットで販売している。
Mozart Flowers and Coffeのインスタグラムを見ていただくとわかるが、とても映えるものになっている。
「動物×カフェ」、「動物×サロン」など「動物」と組み合わせた業態は多々あるが、コンセプトを含めて色々な可能性がある。
ぜひ考えてみていただくとともにアンテナを広げていただきたく思う。
シンギュラリティがせまっているのか?
Posted 2025年03月06日 by
AIの専門家と脳科学の専門家の対談をみる機会があった。
現在のAIは「アシスタント」から「エージェント」へと急速に進化している。
その結果、囲碁プロ曰く「もはやAIが考える手筋は、人間では再現不可能という領域に達している」とのこと。
先日のニューヨークポストでもAI同士で会話をさせたところ人間では理解できない言語で会話を始めるという動画が報道されていた。
まだまだ先の話ではあると思うが、医療や獣医療の世界にもAIが活躍する時がくる。その時AIが提案したことに対して、医療従事者の理解が追い付かない事により、AIの提案の正誤の判断ができないケースもでてくる事も考えられる。
操り人形になるのは、AIのほうになるのか、それとも人間になるのか。
これからの動向に注目していきたい。
犬のケアと写真を一緒に
Posted 2025年02月27日 by
近年、犬専門の写真館やフォトスタジオが増加しています。愛犬と一緒に楽しむフォトウェディングや、誕生日の記念撮影、さらにはSNS映えを狙った犬との写真投稿が、飼い主の間で人気を集めています。こうした流れの中で、動物病院もただの健康管理の場としてではなく、飼い主さんのライフスタイル全体をサポートする場としての役割が求められていきます。
しかし、動物病院にはスタッフの人数や施設の規模、提供できるサービスの範囲に限界があるため、新しいサービスを追加する際には負担が大きくなりがちです。
そこで、写真館との連携が有効になります。写真館との協力により、負担を軽減しつつ新たなサービスの提供が可能となります。
たとえば、動物病院内で実施するしつけ教室に、プロの写真家による「愛犬の魅力を引き出す撮影テクニック」の講座を組み込むことが考えられます。飼い主さんは、日々のしつけの中で、どう撮れば愛犬の個性が際立つのかを学び、家庭でもそのテクニックを活かせるようになります。また、しつけ教室のカリキュラム修了時には、写真館と連携して記念撮影会を開催。プロの撮影による記念写真を提供することで、参加者の満足度向上はもちろん、SNSでの拡散効果も期待できます。
さらに、動物病院と写真館が共催で「健康&フォトフェスタ」のようなイベントを実施すれば、健康診断やワクチン接種といった基本サービスと、犬のファッションショーや撮影体験といったエンターテインメント性を同時に提供でき、飼い主さんにとってワンストップでケアと楽しみが得られる魅力的な企画となるでしょう。
この連携モデルでは、動物病院は従来の医療サービスに加えて顧客サービスの幅を広げ、顧客の囲い込みを図ることができ、写真館側も新たな顧客層の獲得とブランドイメージの向上につながります。どちらにとってもメリットが大きい取り組みとして、今後の展開を期待して実現に向けて進めていきたい
カテゴリ: 動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ
現代美術から感じる内なる本能
Posted 2025年01月24日 by
私のマーケティングやブランディングの師匠が、常に言われていた事がある。
それは、
人の心に触れる仕事をしなさい
この言葉は、チラシ、ポスター、映像、商品などを制作(製作)する際に常に意識する事を求められていた。
そういた人の琴線に触れるために、キャッチコピーや造形、ポスターなど出来るだけ多く触れたり意識したりなどしてきたが、どうしても理解がおいついていなかった事があった。
それは、
現代美術
なにを表現したいのか分からないというのが本音だ。
例えば、かの有名なカテランの「コメディアン」という作品は、壁にバナナをテープに止めている物だが、数億円の価値がある。
また、現代美術にはインクの入ったボトルを振り子のようにして描く「Pendulum Painting」というものもある。
現代美術に理解が追いついていなかった中で、ある美術家が「普通に絵を描いても、どうしても昔の有名画家が描いた『絵に似ている』や『モチーフにした』と言われてしまうから、奇抜な描き方で絵を描いたり、作品を見た人の反応自体も作品にしてしまうのが現代美術」と話していた事に腑に落ちた。
マーケティングにおいても同様なところがあると思う。
色々なキャッチフレーズ、チラシ、手法などあるが、どうしても昔の手法を応用したものになってしまうところがある。
※何十年、何百年と使われてきた手法であれば、なおさらだが…
伝統芸能や武術などでも「守・破・離」と言われるものがあるが、「破」を生み出す為には、理性で考えず本能や自然から生まれる奇抜なアイデアを活かす必要があると感じる。
スピリチュアルな世界に入り込むわけではないが、内なる自分から生まれるものを生み出していきたい
準備が求められる育児介護休業法への対応
Posted 2025年01月22日 by
このブログでも書いたことがあるが、育児介護休業法等の改正により4月より様々な対応が求められている。(以前書いたブログの記事は「2025年 改正育児介護休業法など施行」)
記事内では、育児をメインに書かせていただいたが、介護もポイントになっている。
介護休業や介護両立支援制度等を円滑に行っていくために、事業主は以下の1.~4.のうち、少なくとも1つの措置を講じなければならない。
1. 介護休業・介護両立支援制度等に関する研修の実施
2. 介護休業・介護両立支援制度等に関する相談体制の整備(相談窓口設置)
3. 自社の労働者の介護休業取得・介護両立支援制度等の利用の事例の収集・提供
4. 自社の労働者へ介護休業・介護両立支援制度等の利用促進に関する方針の周知
2025年である今年は、後期高齢者が5人に1人となる年である。
また4月からスタートであるが、どの措置をおこなうか準備が今から必要でもある。
介護が発生してから、対応に急ぐのではなく準備しておきたい。
2025年は成長の定義を考える1年に
Posted 2025年01月17日 by
昨年より、人件費増加・仕入れ値増加など、
経営コストの増加が目立つようになってきています。
従来は需要増加に伴い、
「成長=売上増・規模増」という図式が一般的でした。
しかし、現在の環境下においてはその図式が成り立ちにくく、
目標や方向性を見失いがちになっていると感じます。
動物病院は社会性の高い職種であり、
企業活動の目的は永続であることが第一となります。
これを根本に見据えると「成長=売上増・規模増」以外にも、
「成長=利益増」や「成長=従業員の成長」という図式なども
考えることができるでしょう。
また、最近は採用難により、
需要はあるが人手不足で対応が難しい(=売上を上げづらい)という
病院様も増えてきています。
成長の指標として売上増だけでなく、
利益増なども見据えていただくと良いでしょう。
利益をどのように高めるにかついてですが、
大きく2つの方法があります。
(1)売上を上げる
売上は 売上=来院数×来院回数×診療単価に分解でき、
病院状況によって数を増やすことが難しければ、
診療単価を上げることが必要です。
診療単価を上げるには、
値上を含む価格改定か診療項目の新設などがあります。
(2)原価をコントロールする
動物病院は多品種少量扱いという特殊な業種であり、
在庫管理漏れや価格転嫁漏れが発生しやすいといえます。
在庫管理を改善するだけで年間の利益が大きく上昇することもあり得ます。
細かな作業とはなりますが、小さな改善が大きな成果にもなりますので、
重要な取組だと認識してください。
2025年はどのような成長を目標とするか、
しっかりと考えてみてください。
AIに対する成熟度と対応
Posted 2024年12月06日 by
先日あるコンサルティングファームが、日本を含めた世界の73国・地域のAIに対する成熟度をレポートとして発表した。
成熟度は、以下の2つの軸で評価された。
1.AIによる雇用の置き換えや生産性向上といった変化への影響度
2.AI活用に伴うリスクに対処しながら経済成長を促進するための準備が整っているか
その結果、ほとんどの国は人材・研究開発に対して、中央値を下回る結果となった。
さて日本は、どういう風に評価され?
それは日本はAIによる雇用の置き換えなどによるダメージが大きい産業が多い反面、スキルなどの対応力の高さから良いバランスを保っているという評価された。
今後の日本でのAIの活用や動向などに注目していきたい。
「エアウィーヴ」から動物病院のブランディングの確立
Posted 2024年12月03日 by
「動物病院のブランディングとはなにか?」と聞かれた際、飼い主様が「○○といったら○○動物病院」と浮かぶものが、その病院のブランディングであると考える。
そのブランディングを構築する際に必要な事の一つは「実績」である。
その実績の一つの例は、有名な寝具「エアウィーヴ」である。
エアウィーヴは、当時市場になかった高反発素材のマットレスを開発し販売した。
試した顧客からも高評価を得ていたため、上手くいくと思っていたが発売当初は売れなかった。
競合が打ち出していない機能面を打ち出したにもかかわらず。
売れなかった理由は色々考えられるが、そもそも寝具はデパートや家具屋で製品を決めずに、売り場で試して購入する物である。そのため、売り場面積を確保できるかがキーポイントになり、後発組の「エアウィーヴ」は苦戦を強いられていたそうだ。
そこで「エアウィーヴ」は指名買いをする事を決め、ブランドを確立しようとした。
色々調べていくうちに、全く売れなかった中にもアスリートから高評価を得ている事が分かった。
アスリートは試合を転々とする関係から、「質の高い睡眠」を求めている事に気がつき、アスリートに特化した製品改善をしていき、ついにはオリンピック選手まで使われるほどの実績を積み重ねた。
その後、競合が様々な「質の高い睡眠」を打ち出した製品を市場に出しているが、一度確立した「エアウィーヴ」のブランド力は強い。
※もちろん、プロのアスリートが使っているという強いイメージがあるかもしれないが
動物病院病院も、猫専門、専門医、統合医療、○○年の歴史、年間○○件の実績など様々な打ち出し方がある。
自院がどのような打ち出し方をすべきか?
その際は自院で積み重ねてきた実績を振り返ってみたり、大事にしてきた事を振り返ってみるとヒントになる。
その際は弊社がセミナーなどで話している「差別化の8要素」を使ってみると、さらなる気づきが得られるかもしれない。
競合ひしめく動物病院の中で、地域一番を目指していただきたい。
テンセントによる新たな決済サービス
Posted 2024年11月28日 by
テンセントが新たな決済サービスの開始を発表した。
11月6日にシンガポールの展示会でVISAと提携し「手のひら決済」サービスをスタートする。
初めはシンガポールからではあるが、徐々に拡大していくだろう。
現在決済にはカードをタッチするものやQRコードをかざすものなどあったが、いずれもカードや携帯など出す必要があったりなど手間があった。
てのひら決済により、多少なり不便さがなくなってくる。
テンセントの発表によれば、セキュリティ面に関して指紋や静脈パターンにより認証を行うものであり、双子でも違いを認識できる精度であるという。
様々な利点がいわているが、様々な課題や問題が出てくることが予想される。
今後の動きを注意してみていきたい。
「得する喜び」より「損する痛み」を避けたいからこそ
Posted 2024年11月26日 by
人は感情的な動物であり、時として合理的ではない行動をする。
特に得するというよりも損することに対して、痛みを感じやすい。
※弊社のセミナーや経営レポートでも多々お伝えさせていただいているが……
昨今、広告や通販番組など見ていただければ、「限定〇本」や「限定価格」など「今を逃すと損をする」というPRが溢れている。
(「フィア・アピール」という)
また、「無料お試し期間実施中」や「ご納得いただかなければ返金します」という損やリスクを取り除き商品の購入や契約に結び付けるというテクニックもある。
(「リスクリバーサル」という)
そういった方法がある中で、あるイギリスのドリンクメーカーは、「人の損をしたくない」という心理を上手に利用し、興味深い試みをした。
それは商品の販売価格に、瓶代の表示を載せた。
昔からリサイクルやリユースが叫ばれている中で、イギリスでは空き瓶の回収率が低い事が問題になっていた。
空き瓶回収機を設置して、空き瓶代(インセンティブ)がもらえるなど実験を行ってみたが、あまり上手くいっていなかったそうだ。
そのような中で、あるイギリスのドリンクメーカーは「飲料代+瓶代」という価格表示を行った。
購入した人は、瓶を返さないと瓶代の分だけ損をするという心理が働いたのか、回収率が70%という結果をだした。
何かを得するという施策も良いが、損を避ける心理を上手く利用した施策も検討してみると良い。
ぜひ、周りが真似する前に考えてみると良いと思う。
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