2004年から動物病院専門経営コンサルティングを開始。業界No1の経営コンサルティング実績。一般的な1人コンサルタント対応ではなく、複数名でのチームコンサルティングで動物病院経営をサポートしています。

株式会社サスティナ

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カテゴリー: 動物病院の経営

マーケターがプロの経営者になれるのか

Posted 2025年04月18日 by snc_editor

USJを再建したキーパーソンであるマーケターの森岡毅氏がいる。

彼の確率論に基づいたブランディング戦略は、数学が好きな方には、とても刺激的である。

 

そんな森岡氏は、「株式会社刀」を立ち上げ、丸亀製麺や西武遊園地、ネスタリゾート神戸など様々な企業を復活させる事に成功している。

しかし、株式会社刀が先日発表した決算によれば、第8期(24年11月期)で24億円の赤字を出し、赤字が拡大していっている。

この赤字拡大を知り、「コンサルが自身のコンサルができない」とネットで言い出す人もいれば、成功実績を検証し「赤字を起こしている」などネガティブキャンペーンのような事が起こっている。

 

成功者として世間が持ち上げられた方にネガティブな要素が発生すると、途端に叩く事が起こる典型的な例に思える。

ここから赤字を回復できるかどうかは株式会社刀の活躍次第ではあるが、これからに注目していきたい。

復活をするからである。

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成功者の共通点とは

Posted 2025年04月16日 by snc_editor

成功者の共通点を調べたものは、ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」など様々な本がある。

そこから、様々な本が出版されたものがあるが、リーダーシップコーチであるジュード・ミラー・パークによれば、成功者には以下のポイントがあるという。

 

1.ポジティブである
船井幸雄先生も仰っている事ではあるが、ポジティブが重要である。
失敗に直面しそうなとき、別の方法を探せばなんとかなるなど言えたり考えられたりする人は、新たな事に挑戦でき成功をつかみやすい。

もちろん、ポジティブ過ぎてはリスクマネジメントができず大きな失敗に繋がる事があるが、ポジティブは重要である。

 

2.情熱的である
失敗や困難など克服するために必要なエネルギーとなり、粘り強く挑戦しつづける事ができる。そして、一緒に進む人々も付いていき導く事もできる。

3.気さくで誠実である
人々をもてなし、安心させる気持ちがある。
気配りができると言っても良いかもしれないが、人を喜ばせたり、手書きのお礼状など細やかな事が出来たりする。

正直、3番目に関しては、私自身も勉強になるが、本当に細かいところまで見ていたり、瞬時に先々に起こりえる問題点や危険を読んでいる。

「ここにコードが伸びていたら危険だ」、「ここに物があったらドアを開けた時にぶつかる」など

ぜひ参考にしてもらいたい。

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動物病院の未来、どう変わる?

Posted 2025年04月11日 by snc_editor

最近、飲食店やスーパーなど、さまざまな業種で「多様性への理解をお願いします」といった掲示を目にするようになりました。スタッフの国籍や文化的背景、ライフスタイルが多様化し、それを前提とした環境づくりが少しずつ進んでいます。

動物病院においても、こうした多様性への配慮が今後進んでいく可能性が高いと感じています。

例えば、髪色やアクセサリー、ネイルに関しては、従来の“見た目”のルールを守ることに加え、飼い主との信頼関係や動物への配慮をどう高めるかという“接遇力”がより重要視される傾向が強まってきているように思います。病院のスタッフが多様な背景や個性を持つことで、より「共感力」や「コミュニケーションスキル」が求められる場面も増えてきています。特に、動物の健康状態や飼い主の不安をどう解消するかという点では、言葉だけでなく、気配りや柔軟な対応が重要になってきています。

もちろん、アクセサリーについては動物に危害を加えないことが前提ですが、そこを守りつつ、個性や働きやすさを尊重する流れが今後進む可能性も十分にあります。

現場のルールを見直すことは、“緩める”ことではなく、“更新する”ということ。組織としての信頼性を保ちつつ、働く人の多様性をどう活かすか。このバランスを考えることが、今後の動物医療業界には重要なテーマになるのではないでしょうか。

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ビジネスホテルと高級ホテルの「ムダ」の違い

Posted 2025年04月04日 by snc_editor

「ムダを無くそう」というのが一般的な考え方です。しかし、ムダを削った結果、独自の価値まで無くしてしまうケースは多いです。ホテルで言えば、ビジネスホテルはムダを極力削減しているためため、多少の違いはあれど、どこも同じようなものです。一方、高級なホテル程、ムダなものがあり、ホテルごとの独自性が感じられます。

とは言え、ムダはあった方が良いかというともちろんそういうわけではなく、ムダにも意味のあるムダと無意味なムダがあるように思います。

ホテルで寝るだけであれば、
・安い
・駅から近い
・フロントから部屋が近い
・枕元に充電器がある
・朝食が付いている
といった「機能」を求めます。仕事で頻繁にビジネスホテルを利用する私からすると、どうせ寝るだけなので機能最優先です。機能面は競合と比較できるため、機能のムダは無意味なムダ扱いになってしまいます。

一方で高級ホテルでは
・高い
・駅から遠い
・フロントも部屋もムダに広い
など、機能だけで言えばあえて選ぼうとは思いません。しかし、単なる機能としてではなく、「意味」のある体験をすることで価値を実感することができます。一流の高級ホテルでは、すべてのゲストに対して、個々にカスタマイズされた体験を提供することに重点を置いています。こういった非日常的な空間での滞在は、自己成長や視野の拡大に繋がります。

機能だけを追求していくと、どんどん人を介さなくなります。ビジネスホテルでは、機械によるセルフチェックイン・セルフチェックアウトが多くなってきました。早くチェックイン・チェックアウトできるので、機能を求めている人からするとありがたいです。

人を介して丁寧に接客すると時間がかかるなど、当然ムダも発生しますし、イレギュラーもあります。しかし、個別対応のホスピタリティを受けることで、そこでしか意味や思い出は生み出せないのも事実です。もし、高級ホテルでセルフチェックイン・セルフチェックアウトだったら、味気なく感じてしまいます。機能性は劣るけれど、意味のあるムダということになります。

機能を追求するのか、意味を追求するのか。動物病院においても、ここを正しく判断することが大切になってきます。自院の立ち位置をどうしていくか、またどういった飼い主様層をターゲットにするかによって、省くべきムダなのか、意味のあるムダなのかが変わってきます。改めて自院のムダについて考えてみてはいかがでしょうか?

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ロンドンで話題のカフェで思うこと…

Posted 2025年03月07日 by snc_editor

Mozart Flowers and Coffe というカフェはご存じだろうか?

 

今、ロンドンで話題のカフェである。

フラワーアレンジメントで有名なMozart Conciergeがカフェをオープンした。
「フラワー×カフェ」で花束とコーヒーをセットで販売している。

Mozart Flowers and Coffeのインスタグラムを見ていただくとわかるが、とても映えるものになっている。

 

「動物×カフェ」、「動物×サロン」など「動物」と組み合わせた業態は多々あるが、コンセプトを含めて色々な可能性がある。

ぜひ考えてみていただくとともにアンテナを広げていただきたく思う。

カテゴリ: マーケティング佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ時流解説

シンギュラリティがせまっているのか?

Posted 2025年03月06日 by snc_editor

AIの専門家と脳科学の専門家の対談をみる機会があった。

現在のAIは「アシスタント」から「エージェント」へと急速に進化している。
その結果、囲碁プロ曰く「もはやAIが考える手筋は、人間では再現不可能という領域に達している」とのこと。

先日のニューヨークポストでもAI同士で会話をさせたところ人間では理解できない言語で会話を始めるという動画が報道されていた。

ニューヨークポスト「Techsperts freak over video of two bots conversing in their own secret language — after realizing they’re both AI」

まだまだ先の話ではあると思うが、医療や獣医療の世界にもAIが活躍する時がくる。その時AIが提案したことに対して、医療従事者の理解が追い付かない事により、AIの提案の正誤の判断ができないケースもでてくる事も考えられる。

操り人形になるのは、AIのほうになるのか、それとも人間になるのか。
これからの動向に注目していきたい。

カテゴリ: WEBマーケティングマーケティング佐藤動物病院の経営時流解説

犬のケアと写真を一緒に

Posted 2025年02月27日 by snc_editor

近年、犬専門の写真館やフォトスタジオが増加しています。愛犬と一緒に楽しむフォトウェディングや、誕生日の記念撮影、さらにはSNS映えを狙った犬との写真投稿が、飼い主の間で人気を集めています。こうした流れの中で、動物病院もただの健康管理の場としてではなく、飼い主さんのライフスタイル全体をサポートする場としての役割が求められていきます。

しかし、動物病院にはスタッフの人数や施設の規模、提供できるサービスの範囲に限界があるため、新しいサービスを追加する際には負担が大きくなりがちです。

そこで、写真館との連携が有効になります。写真館との協力により、負担を軽減しつつ新たなサービスの提供が可能となります。

たとえば、動物病院内で実施するしつけ教室に、プロの写真家による「愛犬の魅力を引き出す撮影テクニック」の講座を組み込むことが考えられます。飼い主さんは、日々のしつけの中で、どう撮れば愛犬の個性が際立つのかを学び、家庭でもそのテクニックを活かせるようになります。また、しつけ教室のカリキュラム修了時には、写真館と連携して記念撮影会を開催。プロの撮影による記念写真を提供することで、参加者の満足度向上はもちろん、SNSでの拡散効果も期待できます。

さらに、動物病院と写真館が共催で「健康&フォトフェスタ」のようなイベントを実施すれば、健康診断やワクチン接種といった基本サービスと、犬のファッションショーや撮影体験といったエンターテインメント性を同時に提供でき、飼い主さんにとってワンストップでケアと楽しみが得られる魅力的な企画となるでしょう。

この連携モデルでは、動物病院は従来の医療サービスに加えて顧客サービスの幅を広げ、顧客の囲い込みを図ることができ、写真館側も新たな顧客層の獲得とブランドイメージの向上につながります。どちらにとってもメリットが大きい取り組みとして、今後の展開を期待して実現に向けて進めていきたい

カテゴリ: 動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ

現代美術から感じる内なる本能

Posted 2025年01月24日 by snc_editor

私のマーケティングやブランディングの師匠が、常に言われていた事がある。
それは、

人の心に触れる仕事をしなさい

この言葉は、チラシ、ポスター、映像、商品などを制作(製作)する際に常に意識する事を求められていた。

そういた人の琴線に触れるために、キャッチコピーや造形、ポスターなど出来るだけ多く触れたり意識したりなどしてきたが、どうしても理解がおいついていなかった事があった。
それは、

現代美術

なにを表現したいのか分からないというのが本音だ。
例えば、かの有名なカテランの「コメディアン」という作品は、壁にバナナをテープに止めている物だが、数億円の価値がある。
また、現代美術にはインクの入ったボトルを振り子のようにして描く「Pendulum Painting」というものもある。
現代美術に理解が追いついていなかった中で、ある美術家が「普通に絵を描いても、どうしても昔の有名画家が描いた『絵に似ている』や『モチーフにした』と言われてしまうから、奇抜な描き方で絵を描いたり、作品を見た人の反応自体も作品にしてしまうのが現代美術」と話していた事に腑に落ちた。

マーケティングにおいても同様なところがあると思う。
色々なキャッチフレーズ、チラシ、手法などあるが、どうしても昔の手法を応用したものになってしまうところがある。
※何十年、何百年と使われてきた手法であれば、なおさらだが…

伝統芸能や武術などでも「守・破・離」と言われるものがあるが、「破」を生み出す為には、理性で考えず本能や自然から生まれる奇抜なアイデアを活かす必要があると感じる。

スピリチュアルな世界に入り込むわけではないが、内なる自分から生まれるものを生み出していきたい

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準備が求められる育児介護休業法への対応

Posted 2025年01月22日 by snc_editor

このブログでも書いたことがあるが、育児介護休業法等の改正により4月より様々な対応が求められている。(以前書いたブログの記事は「2025年 改正育児介護休業法など施行」)

 

記事内では、育児をメインに書かせていただいたが、介護もポイントになっている。
介護休業や介護両立支援制度等を円滑に行っていくために、事業主は以下の1.~4.のうち、少なくとも1つの措置を講じなければならない。

1. 介護休業・介護両立支援制度等に関する研修の実施
2. 介護休業・介護両立支援制度等に関する相談体制の整備(相談窓口設置)
3. 自社の労働者の介護休業取得・介護両立支援制度等の利用の事例の収集・提供
4. 自社の労働者へ介護休業・介護両立支援制度等の利用促進に関する方針の周知

2025年である今年は、後期高齢者が5人に1人となる年である。
また4月からスタートであるが、どの措置をおこなうか準備が今から必要でもある。
介護が発生してから、対応に急ぐのではなく準備しておきたい。

カテゴリ: マネジメント佐藤動物病院の経営動物病院経営コンサルティングブログ時流解説

2025年は成長の定義を考える1年に

Posted 2025年01月17日 by snc_editor

昨年より、人件費増加・仕入れ値増加など、
経営コストの増加が目立つようになってきています。

従来は需要増加に伴い、
「成長=売上増・規模増」という図式が一般的でした。

しかし、現在の環境下においてはその図式が成り立ちにくく、
目標や方向性を見失いがちになっていると感じます。

動物病院は社会性の高い職種であり、
企業活動の目的は永続であることが第一となります。
これを根本に見据えると「成長=売上増・規模増」以外にも、
「成長=利益増」や「成長=従業員の成長」という図式なども
考えることができるでしょう。

また、最近は採用難により、
需要はあるが人手不足で対応が難しい(=売上を上げづらい)という
病院様も増えてきています。

成長の指標として売上増だけでなく、
利益増なども見据えていただくと良いでしょう。

利益をどのように高めるにかついてですが、
大きく2つの方法があります。

(1)売上を上げる

売上は 売上=来院数×来院回数×診療単価に分解でき、
病院状況によって数を増やすことが難しければ、
診療単価を上げることが必要です。

診療単価を上げるには、
値上を含む価格改定か診療項目の新設などがあります。

(2)原価をコントロールする

動物病院は多品種少量扱いという特殊な業種であり、
在庫管理漏れや価格転嫁漏れが発生しやすいといえます。
在庫管理を改善するだけで年間の利益が大きく上昇することもあり得ます。

細かな作業とはなりますが、小さな改善が大きな成果にもなりますので、
重要な取組だと認識してください。

 

2025年はどのような成長を目標とするか、
しっかりと考えてみてください。

カテゴリ: 動物病院の経営北野時流解説

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