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AI時代に選ばれる動物病院になるために
Posted 2026年01月13日 by
AIの進化と普及によって、特に飼い主様たちの「情報への接し方」が大きく変化し始めています。これまで、広告やプロモーションによって「伝えたいことを伝える」ことがマーケティングの基本でしたが、それが根底から覆されようとしています。
これからの時代、世界は「世界一賢い飼い主様」だらけになると考えられています。その理由は、飼い主様が「自分で調べる」のではなく、AIが代わりに調べ、分析し、判断してくれる時代が来ているからです。AIはインターネット上の膨大な情報を一瞬で処理し、信頼できる情報のみを要約し、しかも飼い主様のリテラシーや関心レベルに合わせて丁寧に教えてくれる存在になります。さらに遠くない未来にはAIエージェントが飼い主様の趣味嗜好関心に合わせて自動的に情報を選別する時代にもなるでしょう。
もはや、今までのような広告っぽい情報や主観的なプロモーションでは心が動かないのです。では、そうした「世界一賢い生活者」である飼い主様に選ばれるために、動物病院はどう変わっていくべきなのでしょうか?
従来のマーケティングモデルには「AIDMA」や「AISAS」といった概念がありました。これらに共通するのは、最初の「A=Attention(認知)」「I=Interest(興味)」という2つのステップです。しかし、AIが主流の時代には、この最初の2ステップがAIによって代替されるようになります。
つまり、「見つけてもらう」「知ってもらう」「興味を持ってもらう」というプロセスが、AIの中で完結する時代に突入するのです。もはや、「どれだけ目立つか」「どれだけバズるか」という発想では、選ばれる存在にはなれません。
世界一賢い飼い主様に選ばれるための2つのルート
この新しい時代において、動物病院が選ばれるためのルートは、大きく2つに集約されます。
1. AIルート ― AIに選ばれる道
これは、検索AIや生成AIが「この病院が良い」と判断し、飼い主様におすすめしてくれるルートです。Google検索、ChatGPT、Bing、Perplexityなど、様々なAIが推薦する情報の中に、自院の情報が表示されるようにする必要があります。
AIに選ばれるには、以下のような対策が求められます。
・WEBサイトをAIフレンドリーに最適化する
構造化データ、FAQ設計、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を意識した情報設計を行います。
・病院機能の因数分解
「何の科があるのか」「どういう診療が得意なのか」「スタッフ構成はどうか」などを分かりやすく提示し、AIに“理解”されるようにします。
・客観的・主観的評価の強化
口コミや第三者評価、SNS上でのポジティブな言及など、AIが信頼の証拠とする「レビュー」や「評判」も大切です。
2. ファンルート ― ファンに愛される道
もう1つの選ばれるルートが、熱狂的なファンが推薦してくれるというルートです。これは、AIを通さずに飼い主様同士の信頼関係の中で「◯◯動物病院がおすすめだよ」と広がる紹介のルートです。
このファンルートでは、以下のような施策が重要です。
・リファラル(紹介)マーケティングの強化
来院した飼い主様が、「友人にも紹介したい」と思えるような診療体験、スタッフ対応、院内の雰囲気を整備することが基本です。
・コミュニティづくりと情報発信
LINE公式アカウントやInstagram、YouTubeなどを活用し、「この病院が好き」という気持ちを育てる接点を継続的に持ちます。
・ストーリーブランディング
「なぜこの病院を開業したのか」「どんな価値観を持って診療しているのか」など、共感を呼ぶストーリーを発信していくことが、ファンとの絆を深めます。
AIに選ばれ、ファンに愛される動物病院へ
AIが浸透する社会では、選ばれるかどうかが“AIの判断”に大きく左右される時代になります。一方で、人と人とのつながり、共感、感動によって自然と紹介が生まれる“ファン経由の拡がり”も変わらず強い力を持っています。
つまり、これからの動物病院には「AI対策」と「ファン戦略」の両輪が求められるということです。
私たちは、努力の方向性が見えにくい時代に突入しています。しかし、だからこそ、これまで以上に「本質的な価値提供」が問われる時代とも言えます。派手なプロモーションや一過性の集客ではなく、AIにも、飼い主様にも、自然と選ばれる存在になることを目指しましょう。
2026年以降、動物医療業界はさらに競争が激化すると言われています。その中で生き残り、発展していくためには、世界一賢い飼い主様に本当に選ばれる病院である必要があります。
今こそ、売り方・伝え方・在り方を、根本から見直すときが来ています。未来の成長を左右するのは、今日から始める“選ばれる仕組みづくり”なのです。
カテゴリ: WEB マーケティング動物病院の経営時流解説
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