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動物病院経営における「1on1」の落とし穴

Posted 2026年02月12日 by snc_editor

人材不足や若手の早期離職が課題となる中、定期的な1on1面談を導入する動物病院が増えています。

しかし実際には、

 

「毎月実施しているが、手応えがない」

「本音を話してくれている気がしない」

 

という声も少なくありません。

その原因は、大きく2つに分けられます。


【1】1on1を「指導の場」にしてしまっている

 

動物病院では、多くの場合

 

・臨床力が高い

・オペが上手い

・売上を作れる

接遇力が高い

 

そうしたトッププレイヤーである院長やマネージャー(獣医師長や動物看護師長)が面談を行います。

 

そのため、面談になると無意識に

 

「困っているなら教えてあげよう」

「正しいやり方を伝えよう」

 

というスタンスになりがちです。
ですが、本来の1on1は「指導の場」ではなく、「理解と支援の場」 です。

 

例えば、動物看護師が「最近、診察補助で自信がなくて…」と話したとき、「それは経験不足だからもっと数をこなそう」と言ってしまうのはティーチングです。もちろん必要な場面もあります。

 

しかし多くの場合、その前に必要なのは

 

・何に不安を感じているのか

・本当はどうなりたいのか

 

を丁寧に聞くことです。

 

動物医療の現場では、

 

・ミスへの恐怖

・先輩との関係性

・飼い主様対応のプレッシャー

・将来への迷い

 

こうした様々な感情や思いが絡んでいます。

ここを聞き取らずに正解だけ渡しても、本人の腹落ちは起きません。


※ティーチングとコーチングの違い

 

■ ティーチング

・答えを伝える

・方法を教える

・経験を共有する

 

■ コーチング

考えを引き出す

・本音を整理する

・自分で答えを出せるよう支援する

 

1on1では「コーチングを基本にし、必要に応じてティーチングを使う」という順番が重要です。


【2】小さな「態度」が信頼を壊している

 

面談の技術以前に、ちょっとしたことが信頼を壊すケースも多いです。
動物病院は忙しいため、特に起きやすい問題です。

 

①焦り

診察の合間に実施し、時計を気にしながら聞いていないか。

 

②防御的な反応

「この方針はきついです」と言われたとき、すぐ正論で返していないか。まずは共感し、受け止めることが先です。

 

③疲労状態での面談

院長自身が消耗していると、無意識に余裕のない態度になります。リスケも選択肢です。

 

④行動しない

面談で合意した改善案を放置すると、「言っても変わらない」という不信感を生みます。


1on1は「ガス抜き」ではない

 

時々、「不満が溜まっているから、1on1でガス抜きしよう」という発想があります。

しかし、自分が「ガス抜きされる側」だったらどうでしょうか?

 

1on1は、

・本音を預かる場

・未来を一緒に考える場

です。決して形式的な業務であってはいけません。

 

1on1は「やること」よりも「どう在るか」が問われる取り組みです。

 

仕組みよりも、姿勢。

ここを見直すだけで、組織の空気は確実に変わります。

カテゴリ: マネジメント従業員教育黒澤

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