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株式会社サスティナ

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カテゴリー: 顧客・売上データ分析

客離れを防ぎながら、客単価を上げるためには?

Posted 2022年10月31日 by snc_editor

コンビニ最大手のセブンイレブン。

上半期の既存店売上高がコロナ前(2019年)を上回ったそうです。

 

よくよく見てみると、売上高は1.1%増ですが、顧客数11.0%減という実情があります。

 

コンビニは元々「ちょっと高いけど便利だから」という理由で利用する方が多かったですが、昨今の物価上昇などから、同じものなら安いスーパーなどで買うというように、経済的に合理的な行動を取る方が増えてきたのでしょう。

 

それでも売上高が回復したのは、客単価が15%増えたからです。

 

コンビニでは3つの価格帯の商品が混在して売られるケースが多く、

カップラーメンだと

 

・プライベートブランド品の安い商品

・カップヌードルなど一般的な価格帯の商品

・ラーメンの名店とコラボした高い商品

 

このように、低価格商品を好む客層も極力逃さないよう、客単価を上げる策を打っています。

セブンイレブンの場合は、客離れを防ぎ切れていないのが数字に表れていますが。

 

動物病院様でも動物飼育数が増えない中、また昨今の物価上昇の中で、いかに顧客数を減らさず、売上を維持・上昇させていくかが大きな課題です。

カテゴリ: 顧客・売上データ分析黒澤

データ分析の重要性

Posted 2022年08月06日 by snc_editor

データ分析にはさまざまなメリットがあります。
主に
「視覚的に自院の現状を把握できる」、

 

「飼い主様への新アプローチのヒントが得られる」、

 

「マーケティング成果を分析する際の判断基準となり、
 振り返りが容易になる」などがあります。

 

売上、顧客満足度などをあげ、
動物病院を改善・成長させるには、
まず現状を把握する必要があります。

 

現状をどうとらえるかで、
今後の方向性を決定づけられることもあり、
直感による判断よりも、
客観的なデータを用いて視覚化した方が院内での
意思統一にも役立つでしょう。
また、多様なデータから、着想のヒントが得られることで、
新たな施策につながるアイデアも膨らみます。
加えて、分析結果から着想された施策を実施することで、
前後の状況が理解しやすく、改善分析にも有効です。
データ分析から施策の立案、振り返りをして改善、
ふたたび実行というサイクルを回し続けることで、

 

より精度の高いマーケティング施策が
立案できます。

 

一度、飼い主様へのアンケート
電子カルテでの診療項目の分析などを
行ってから進む方向を決めていきましょう。

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パーパス×個人欲求
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今年から絆パーパス経営という概念を提唱している。
今日はそれに関わる取組を紹介したい。

 

パーパスとは会社の有りたい姿を明文化し、
羅針盤としていく手法である。

 

パーパスは関わる人、社会、環境に対してどういった影響を
与えたいかを3方向に向けて考えていく。

 

そのため広義で抽象的な表現になりやすい。
経営者が使うには便利ではあるが、
末端に行けば行くほどイメージしにくく、現場に落とし込むことに苦労する。

 

そこでお勧めしているのが、従業員個々の原体験に基づく
職業選択理由と将来イメージの確認である。

 

人は何かを選択する際に、
無意識にでも個々の原体験を基にしていることが多い。
ましてや、高校卒業段階で将来の仕事を決めている
動物関連職種従事者であればなおさらである。

 

病院の有りたい姿と従業員個々の有りたい姿を
どの点で結びつけられるかを探っていく。

 

人が成長するためには、外からの影響ではなく内発的動機に基づく必要がある。
内発的動機は本人のwantに紐付いているし、
wantの根幹は職業選択理由とも関わっている。

 

忙しい病院ほど、日々の業務に追われ成長のために必要な
内発的動機やwantを忘れがちになり、
いつの間にか時間だけが過ぎ去っている。

 

本来やりたかった仕事であるし成長意欲も高かったにも関わらず、
「思ってた仕事と違う」となってしまう。
それらを防ぐためにも、パーパスと個人欲求を結びつけ、
取組可能な部分はルール化制度化し、日々の業務に落とし込んでいく。

それが仕事の「やりがい」となっていくだろう。

下期に向けて取り組んで頂きたい。

カテゴリ: 片岡顧客・売上データ分析

自院指標と優先順位

Posted 2022年02月25日 by snc_editor

北野です。

時流予測セミナーを開催するにあたり、
昨年売上が増加した会員様の売上データ・顧客データの分析を行っている。

その中で、犬の指標と猫の指標を作っている。

・新患で最も多い年齢
・平均来院回数(全年齢)
・平均来院回数が上昇し始める年齢
・平均来院回数の谷間年齢
・平均離脱率
・平均診療単価
・健康診断受診率平均
・フィラリア受診率平均
・ワクチン接種率の平均

などである。

これらを自院の指標と比べて、
どこから手を付けていくかであるが、

売上 = 来院数 × 来院回数 × 診療単価

という売上方程式の前から順に対応することが望ましい。

① 来院数
・新規患者数
・再診患者数

② 来院回数
・新患からの来院回数
・高頻度年齢
・離脱率
・予防離脱

③ 診療単価
・年齢別診療単価
・健診比率

となる。

自院の健康診断ともいえる指標比較にチャレンジしていただきたいと思う。

カテゴリ: 北野顧客・売上データ分析

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