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カテゴリー: 動物病院経営コンサルティングブログ
AIの進化と動物病院業界の未来
Posted 2025年02月07日 by
AIは近年医療業界にも大きな影響を与えており、動物病院業界も例外ではありません。
また、OpenAIとソフトバンクグループが提携を発表し、AIの活用が今後より加速すると予想されています。
動物病院業界におけるAIの活用は、特に診断や検査で進んでおり、より迅速で適切な治療ができるようになってきています。
また、AIによる問診やchatbotでの質問回答など、動物病院業界でもAIは徐々に普及してきています。
今後も遠隔診療やAIロボットの普及など、考えられる影響は様々あります。
AI技術がさらに発展し、動物医療の質も大きく向上すると考えられますが、一方で「AIに頼りすぎない診療」の重要性も増していきます。
ペットの個体差や症状の微妙な変化を正確に把握するには、獣医師の専門知識と経験が不可欠であり、AIがどれだけ発展しても、ペットと飼い主の心に寄り添う獣医師、看護師など動物病院スタッフの存在は不可欠です。
今後は診療の効率化とともに、人間ならではの温かみを持った医療を維持することが重要となってきます。
AIに「代替」するのではなく、AIを「活用」していき、共存していくことを心がけましょう。
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現代美術から感じる内なる本能
Posted 2025年01月24日 by
私のマーケティングやブランディングの師匠が、常に言われていた事がある。
それは、
人の心に触れる仕事をしなさい
この言葉は、チラシ、ポスター、映像、商品などを制作(製作)する際に常に意識する事を求められていた。
そういた人の琴線に触れるために、キャッチコピーや造形、ポスターなど出来るだけ多く触れたり意識したりなどしてきたが、どうしても理解がおいついていなかった事があった。
それは、
現代美術
なにを表現したいのか分からないというのが本音だ。
例えば、かの有名なカテランの「コメディアン」という作品は、壁にバナナをテープに止めている物だが、数億円の価値がある。
また、現代美術にはインクの入ったボトルを振り子のようにして描く「Pendulum Painting」というものもある。
現代美術に理解が追いついていなかった中で、ある美術家が「普通に絵を描いても、どうしても昔の有名画家が描いた『絵に似ている』や『モチーフにした』と言われてしまうから、奇抜な描き方で絵を描いたり、作品を見た人の反応自体も作品にしてしまうのが現代美術」と話していた事に腑に落ちた。
マーケティングにおいても同様なところがあると思う。
色々なキャッチフレーズ、チラシ、手法などあるが、どうしても昔の手法を応用したものになってしまうところがある。
※何十年、何百年と使われてきた手法であれば、なおさらだが…
伝統芸能や武術などでも「守・破・離」と言われるものがあるが、「破」を生み出す為には、理性で考えず本能や自然から生まれる奇抜なアイデアを活かす必要があると感じる。
スピリチュアルな世界に入り込むわけではないが、内なる自分から生まれるものを生み出していきたい
準備が求められる育児介護休業法への対応
Posted 2025年01月22日 by
このブログでも書いたことがあるが、育児介護休業法等の改正により4月より様々な対応が求められている。(以前書いたブログの記事は「2025年 改正育児介護休業法など施行」)
記事内では、育児をメインに書かせていただいたが、介護もポイントになっている。
介護休業や介護両立支援制度等を円滑に行っていくために、事業主は以下の1.~4.のうち、少なくとも1つの措置を講じなければならない。
1. 介護休業・介護両立支援制度等に関する研修の実施
2. 介護休業・介護両立支援制度等に関する相談体制の整備(相談窓口設置)
3. 自社の労働者の介護休業取得・介護両立支援制度等の利用の事例の収集・提供
4. 自社の労働者へ介護休業・介護両立支援制度等の利用促進に関する方針の周知
2025年である今年は、後期高齢者が5人に1人となる年である。
また4月からスタートであるが、どの措置をおこなうか準備が今から必要でもある。
介護が発生してから、対応に急ぐのではなく準備しておきたい。
愛犬の遺伝子検査
Posted 2025年01月17日 by
わんマッチという愛犬の遺伝子検査ツールが2024年10月1日から販売されました。
このシステムを通じて、愛犬の性格や飼い主との相性を科学的に分析し、犬種による誤解を減らし、正確な性格情報を提供します。
また、獣医師やドッグトレーナーからのアドバイスも得られ、科学的アプローチで正確な情報を提供し、専門家のサポートも受けられます。
簡単な手続きで詳しい結果が得られるため、お互いを理解し、絆を深めるのに役立ちます。特に初めて犬を飼う方には、適切な育て方を提供し、ストレスを減らす効果が期待できます。さらに、健康管理として遺伝子病のリスクを早期発見し、予防策を講じることができます。性格に基づいたトレーニング方法を見つけることで、愛犬との生活をより快適にすることが可能です。
このシステムを活用し、飼い主の愛犬の不安の解消や接し方を取り入れることで、より強い信頼を築くことができます。また、飼い主の健康管理や病院への意識向上にもつながるため、非常に有益です。
わんマッチは、愛犬との関係を深めるだけでなく、飼い主自身の健康意識も高めることができる点が魅力です。これからも、このシステムの活用方法を検討していきたいと考えています。
カテゴリ: マーケティング動物病院経営コンサルティングブログ
紙媒体とデジタルツールのバランス
Posted 2024年12月13日 by
近年、タウンワークやじゃらん、スーモなどの紙媒体が休刊するなど、紙を使った情報提供が減少しています。この流れは動物病院にも影響を与え、紙媒体からウェブやアプリを使った情報発信へとシフトしています。
実際、LINEやInstagramを活用する病院様も増え、デジタルツールを通じてより効率的で迅速な情報提供が行われています。デジタル化により、ウェブサイトで診療時間やサービス内容を簡単に提供できるようになり、飼い主様は手軽に情報を得ることができます。さらに、SNSやブログを使ってペットの健康に関するアドバイスを発信することで、飼い主様との信頼関係を築くことが可能になります。
一方で、紙媒体の良さも依然としてあります。最近、郵便料金が値上げされ、印刷費用もかかる一方で、紙のDMは物理的な存在感を持ち、受け取った人の記憶に残りやすい特徴があります。特に、デジタルに不安を感じる高齢の飼い主様にとって、紙媒体は信頼感を与える重要な手段となります。
多くの病院様では、LINEやInstagramなどのデジタルツールと、DMを併用して情報発信を行っています。デジタルで効率的に情報を届ける一方、紙媒体での温かみのあるコミュニケーションも大切にしています。これにより、飼い主に合わせた多角的なアプローチが可能になります。
今後、動物病院業界にもデジタル化が進みますが、紙媒体の良さも活かしながら、より多くの飼い主に信頼される情報提供を行っていくことが重要です。
カテゴリ: 動物病院経営コンサルティングブログ
AIに対する成熟度と対応
Posted 2024年12月06日 by
先日あるコンサルティングファームが、日本を含めた世界の73国・地域のAIに対する成熟度をレポートとして発表した。
成熟度は、以下の2つの軸で評価された。
1.AIによる雇用の置き換えや生産性向上といった変化への影響度
2.AI活用に伴うリスクに対処しながら経済成長を促進するための準備が整っているか
その結果、ほとんどの国は人材・研究開発に対して、中央値を下回る結果となった。
さて日本は、どういう風に評価され?
それは日本はAIによる雇用の置き換えなどによるダメージが大きい産業が多い反面、スキルなどの対応力の高さから良いバランスを保っているという評価された。
今後の日本でのAIの活用や動向などに注目していきたい。
「エアウィーヴ」から動物病院のブランディングの確立
Posted 2024年12月03日 by
「動物病院のブランディングとはなにか?」と聞かれた際、飼い主様が「○○といったら○○動物病院」と浮かぶものが、その病院のブランディングであると考える。
そのブランディングを構築する際に必要な事の一つは「実績」である。
その実績の一つの例は、有名な寝具「エアウィーヴ」である。
エアウィーヴは、当時市場になかった高反発素材のマットレスを開発し販売した。
試した顧客からも高評価を得ていたため、上手くいくと思っていたが発売当初は売れなかった。
競合が打ち出していない機能面を打ち出したにもかかわらず。
売れなかった理由は色々考えられるが、そもそも寝具はデパートや家具屋で製品を決めずに、売り場で試して購入する物である。そのため、売り場面積を確保できるかがキーポイントになり、後発組の「エアウィーヴ」は苦戦を強いられていたそうだ。
そこで「エアウィーヴ」は指名買いをする事を決め、ブランドを確立しようとした。
色々調べていくうちに、全く売れなかった中にもアスリートから高評価を得ている事が分かった。
アスリートは試合を転々とする関係から、「質の高い睡眠」を求めている事に気がつき、アスリートに特化した製品改善をしていき、ついにはオリンピック選手まで使われるほどの実績を積み重ねた。
その後、競合が様々な「質の高い睡眠」を打ち出した製品を市場に出しているが、一度確立した「エアウィーヴ」のブランド力は強い。
※もちろん、プロのアスリートが使っているという強いイメージがあるかもしれないが
動物病院病院も、猫専門、専門医、統合医療、○○年の歴史、年間○○件の実績など様々な打ち出し方がある。
自院がどのような打ち出し方をすべきか?
その際は自院で積み重ねてきた実績を振り返ってみたり、大事にしてきた事を振り返ってみるとヒントになる。
その際は弊社がセミナーなどで話している「差別化の8要素」を使ってみると、さらなる気づきが得られるかもしれない。
競合ひしめく動物病院の中で、地域一番を目指していただきたい。
テンセントによる新たな決済サービス
Posted 2024年11月28日 by
テンセントが新たな決済サービスの開始を発表した。
11月6日にシンガポールの展示会でVISAと提携し「手のひら決済」サービスをスタートする。
初めはシンガポールからではあるが、徐々に拡大していくだろう。
現在決済にはカードをタッチするものやQRコードをかざすものなどあったが、いずれもカードや携帯など出す必要があったりなど手間があった。
てのひら決済により、多少なり不便さがなくなってくる。
テンセントの発表によれば、セキュリティ面に関して指紋や静脈パターンにより認証を行うものであり、双子でも違いを認識できる精度であるという。
様々な利点がいわているが、様々な課題や問題が出てくることが予想される。
今後の動きを注意してみていきたい。
「得する喜び」より「損する痛み」を避けたいからこそ
Posted 2024年11月26日 by
人は感情的な動物であり、時として合理的ではない行動をする。
特に得するというよりも損することに対して、痛みを感じやすい。
※弊社のセミナーや経営レポートでも多々お伝えさせていただいているが……
昨今、広告や通販番組など見ていただければ、「限定〇本」や「限定価格」など「今を逃すと損をする」というPRが溢れている。
(「フィア・アピール」という)
また、「無料お試し期間実施中」や「ご納得いただかなければ返金します」という損やリスクを取り除き商品の購入や契約に結び付けるというテクニックもある。
(「リスクリバーサル」という)
そういった方法がある中で、あるイギリスのドリンクメーカーは、「人の損をしたくない」という心理を上手に利用し、興味深い試みをした。
それは商品の販売価格に、瓶代の表示を載せた。
昔からリサイクルやリユースが叫ばれている中で、イギリスでは空き瓶の回収率が低い事が問題になっていた。
空き瓶回収機を設置して、空き瓶代(インセンティブ)がもらえるなど実験を行ってみたが、あまり上手くいっていなかったそうだ。
そのような中で、あるイギリスのドリンクメーカーは「飲料代+瓶代」という価格表示を行った。
購入した人は、瓶を返さないと瓶代の分だけ損をするという心理が働いたのか、回収率が70%という結果をだした。
何かを得するという施策も良いが、損を避ける心理を上手く利用した施策も検討してみると良い。
ぜひ、周りが真似する前に考えてみると良いと思う。
Googleレビューで★1つとコメントを
Posted 2024年11月22日 by
東京の神保町にあるカフェの店内には、このような事が書かれている。
Google mapで星ひとつをコメント付きでつけてください
店主のブログ※でも説明しているが、決してレビュー制度に反対するなどではない。
レビューと内容の不一致を楽しみたいという主旨があるそうだ。
実際カフェのレビューをみると点数1.9に対して、内容は高評価である。
面白い取り組みに、SNSなどでのクチコミも広がっているそうだ。
Googleのレビューも大事だが、人が発信するメディアの重要性も感じられる一例である。
※店主のブログ記事
https://note.com/palina/n/n68fcf18f55d4
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