2004年から動物病院専門経営コンサルティングを開始。業界No1の経営コンサルティング実績。一般的な1人コンサルタント対応ではなく、複数名でのチームコンサルティングで動物病院経営をサポートしています。

株式会社サスティナ

Mail Magazin
無料動物病院
メルマガ登録
はコチラ

メンバーブログ

忙しい現場でも進められる、現実的な改善の考え方

Posted 2025年12月04日 by snc_editor

本当は変えたほうがいいと分かっていても、手つかずのままになってしまう仕組みは少なくありません。導線、説明の順序、受付、予約の整理など、大きな改革ではないにもかかわらず動けない。これは意志ではなく、日常の業務構造に原因があります。

1.飼い主様の戸惑いを最小限にしたい
仕組みを変えると動線や手続きも変わり、一時的に混乱が生まれます。診療を止められない現場では「混乱を増やさないこと」も重要で、改善よりも安定が優先されることがあります。
2.スタッフの負担が増える
改善には理解、共有、定着が必要です。覚えることが増えたり、やり方を揃える作業が生まれたりするため、実行のハードルが高く、結果的に先送りになりがちです。
3.改善に割ける時間がない
改善には、現状の把握から変更後のシミュレーションまで一定の思考時間が必要です。診察や電話が続く環境ではその時間が取れず、目の前の業務が優先されます。

大きな変更より小さな調整が現実的
忙しい現場では、一度に大きな改革を行うより、日常の流れをわずかに整えるほうが効果的です。たとえば以下のような取り組みは、混乱を生まず、確実に負担を減らす という点で、忙しい病院ほど効果が出やすい取り組みです。

・よくある質問を決められた回答で統一し、回答例を少しづつ増やしていく
・よく使う備品の再配置
・気づきや改善点、聞きづらい質問などをノートにまとめる
・清掃、補充の担当箇所を分担し、なるべくタスクを絞る

まとめ
もちろん動物病院には、現状維持を選ぶほうが業務全体がスムーズに回る時期もあります。ただ、落ち着いたタイミングで、どの部分が滞りやすかったか、どこを整えると効率が上がるかを短時間でも振り返るだけで、次の忙しさに備えた準備ができます。改善を進められない期間も含めて、病院の流れは少しずつ形づくられます。

カテゴリ: 宇井

Search

Archive


関連サイト

  • 獣医師転職SNC
  • 動物看護師転職・派遣SNC
  • トリマー派遣SNC
  • 動物病院求人採用ナビ
  • ONLINE STORE