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インボイス制度は動物病院にどう影響する?

Posted 2022年07月11日 by snc_editor

2023年10月からインボイス制度がスタートします。

 

インボイス制度とは「適格請求書保存方式」のことで、所定の記載要件を満たした請求書などが「適格請求書(インボイス)」です。

 

インボイスにより消費税の仕入額控除を受けることが可能で、売り手側は取引相手(買い手)から求められた際には、インボイスを交付しなければなりません。

 

動物病院にどのように関わっていくのか、現時点での見解をお伝えします。

 

売上1000万円以上の課税事業者の場合、適格請求書発行事業者として登録を受けるか、受けないかは事業者判断となります。

 

ただし、動物病院の場合、顧客のすべてが一般の飼い主様である場合、適格請求書発行事業者として登録する必要性はありません。

ただし、ペットショップなど事業者と取引や提携をしている場合、また個人のブリーダーが来院する場合など、治療費の領収書としてインボイスを求められる可能性が高いです。

そのような方と取引する場合は、登録が必要になってくるかと思います。

 

とは言え、現状顧客のすべてが一般の飼い主様のみだったとしても、今後、インボイスの発行が求められる可能性は0ではありません。

そのため、適格請求書発行事業者に登録した方が良いのではないかと考えます。

 

来年10月スタートの制度で、まだまだ時間はありますので、自院がどうされるか検討してみてください。

カテゴリ: その他黒澤

人手不足対策 ~効率化の次の一手~

Posted 2022年07月11日 by snc_editor

人手不足は多くの動物病院様が抱える課題です。

採用できたとしても、1人前に育てて、定着してもらうためにモチベーションを維持させることは簡単ではありません。

 

そこで、いかに少ない人数で効率よく業務を回すか、ということに注力されている動物病院様も多いでしょう。

ただし、効率化はどこかで限界が見えてきます。

 

効率化の次の一手として、外注を上手く活用している動物病院様もいらっしゃいます。

 

例えば、電話の自動応答システムの活用です。

看護師さんや受付さんの業務の中で、電話対応は多くの時間を占めます。

ただし、電話対応は意味のあるもの(来院や売上に繋がるもの)だけではありませんし、スタッフが対応せずとも解決する内容も多々あります。

スタッフが電話に出て対応すべき内容と、そうでない内容で振り分けてくれるのが自動応答システムです。

 

また、他の例では、手間のかかる調剤を外注するケースもあります。

1/8錠30日分×2種類といった調剤が仮にあったとして、作業にかかる手間や人件費は案外かかるものです。

動物病院専門の調剤を請け負ってくれる会社もありますので、こういった外注を検討してみるのも1つです。

カテゴリ: 採用力強化黒澤

拡大時の鉄則

Posted 2022年07月11日 by snc_editor

北野です。

 

若手の先生を中心に、規模拡大などの準備を進めている。本院拡張、分院開発など様々である。

 

急成長時には、組織の成長が売上成長に追いつかず、内部崩壊を起こすことがある。胆力のある院長であれば、強いリーダーシップで乗り切るが、成長を止めないためにも、売上規模別に発生しやすい問題を予め知っておく必要がある。

 

例えば「優秀な人材」という定義も売上規模によって異なる。創業期〜売上8000万円程度までは、実務者として現場を回すことのできるプレーヤータイプが重宝される。

 

売上1億を越えてくると、院長一人では目が行き届かなくなるため、部下のフォローができる準管理者的なメンバーが必要になる。

 

さらに1億後半くらいになると、組織階層化が必要になるので、管理者が必要になるという具合である。プレーヤーと管理者とでは必要要件が異なり、優秀なプレーヤーが優秀な管理者になるとは限らない。

 

そのため、優秀なプレーヤーを予め売上規模の低めの時から管理者意識を持たせる教育を行うか、他メンバーから管理者候補を育てる必要がある。

 

多くの場合に優秀なプレーヤーを管理者に仕立てた結果、本人の思惑との相違などで関係性が壊れたり、新人を潰す上司化させてしまうことがある。

 

組織拡大時には、自身のステージの1つ先、2つ先を見据えて準備を始める必要がある。是非先を見据えての取組を始めていただきたい。

カテゴリ: 分院展開・新規開業北野

ペップトークで前向きに頑張れる指導を

Posted 2022年07月07日 by snc_editor

ペップトークとは、アメリカで試合前などに選手を励ますために

指導者が行う短い激励のメッセージのことを言います。

このペップトークは緊張や不安をやる気に変え、本来持つ力を最大限に引き出す話し方として、

広く取り入れられるようになりました。

動物病院でも院長がスタッフのやる気を引き出したいとき、

リーダースタッフによる後輩指導のときなどでペップトークを利用することができます。

 

▪ペップトークの構成

ペップトークは4つも要素で組み立てられています。

1.受容(相手の感情を受け入れる)

2.承認(プラスに変換する)

3.行動(してほしい行動を促す)

4.激励(背中を押してあげる)

 

▪(例)保定がうまくできなかった新人スタッフに対して

(受容)飼い主様の前で緊張してしまったかな。

(承認)数をこなしていけば徐々に慣れて、うまくできるようになっていくよ。

(行動)マニュアルでポイントを確認して、アニマルスタッフで復習してから、

もう一度診察の保定に挑戦してみよう。

(激励)一緒に頑張ろう

 

スタッフや後輩がミスをしてしまったときは、

「できてなかったよ」「ここが悪い」とできなかったことだけを指摘したり、

改善点のみ伝えたりするのではなくペップトークの例のように次も頑張ろうと

前向きに取り組めるような声かけを心がけてみてください。

カテゴリ: 従業員教育神原

パワハラ防止法

Posted 2022年07月07日 by snc_editor

2020年6月1日に大企業対象で施行されたパワハラ防止法(労働施策総合推進法)が

2022年4月1日から中小企業にも義務化されました。

具体的罰則は設けられてはいませんが、対策を講じない場合は労働者に対し、

安全配慮義務を怠ったとして損害賠償責任を問われるケースもあります。

何より、獣医師、動物看護師の採用が難しい状況の中、無駄な離職は防がなければいけません。

そして、実習生がそういったやりとりを見ると絶対に採用につながることはなく、

最悪、周囲に話され実習生も来なくなってしまいます。

ですので、パワハラの防止には病院全体で取り組む必要があります。

 

▪パワハラとは?

厚生労働省で下記の3つの条件がそろった場合、パワハラと判断されると定義されています。

①    優越的な関係に基づく言動

②    業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動

③    身体的もしくは精神的な苦痛を与えること

 

パワハラは、そのときの状況など様々な要因を総合的に判断されるため、

何がいけないと明確なものはありませんが、パワハラにとられるような言葉(※)は避け、

大勢の前で叱責したり、不必要に何度も同じ叱責を行ったり、

怒鳴るなど威圧的にとられる指導をしたりすることは避けましょう。

 

※パワハラにとられるような言葉

・やる気がないなら、辞めた方がいい

・ばかやろう

・病院のとってマイナスな存在、給料泥棒

・あなたは獣医師として実力がない

・あなたがいなくても病院は問題ない

・お前、何やってんだ

カテゴリ: 従業員教育神原

落ち着いてきた時期に

Posted 2022年07月07日 by snc_editor

予防シーズンのピークも過ぎ、少しずつ余裕が出てくる時期だと思います。

この時期にぜひ、忙しさを乗り越えた後の院内見直しを行ってみてください。

忙しいからとそのままにしていた崩れたディスプレイ棚や何年も貼り続けている同じ掲示、

色あせたポスターなどに気づくかもしれません。

動物病院は、動物の毛やホコリが舞いやすく、掃除を数日していないだけで、

ディスプレイ棚、商品、観葉植物に毛やホコリが付きます。

忙しい日ほど、飼い主様が長く過ごす待合室が乱れていると居心地が悪く、

待っている時間が余計長く感じてしまいます。

この時期に見直し、繁忙期でも『キレイ』を保てる取り組みをしてみてください。

 

●ずっと同じポスターが掲示されている、ポスターが色あせている

スタッフさんは、剥がしてよいのか判断できず、そのままにしてしまうことが多いです。

掲示する際に、掲示期間を決め、ポスターに小さく書いておくと、

期間が過ぎたらスタッフさん判断で剥がすことができます。

また、季節に合わせてなど次にどのポスターを掲示するか決めておくと

劣化したポスターが放置されることなく、貼り替えがされます。

 

●ディスプレイ棚のホコリ、乱れがある

忙しい時期は気が付いていても誰かがやってくれると見過ごすことも多いです。

そういった場合は、曜日やエリアなどで担当制にしてみてください。

カテゴリ: 神原飼主様満足度向上

パーパス×個人欲求

Posted 2022年07月01日 by snc_editor

北野です。

 

今年から絆パーパス経営という概念を提唱している。今日はそれに関わる取組を紹介したい。

 

パーパスとは会社の有りたい姿を明文化し、羅針盤としていく手法である。

 

パーパスは関わる人、社会、環境に対してどういった影響を与えたいかを3方向に向けて考えていく。

 

そのため広義で抽象的な表現になりやすい。経営者が使うには便利ではあるが、末端に行けば行くほどイメージしにくく、現場に落とし込むことに苦労する。

 

そこでお勧めしているのが、従業員個々の原体験に基づく職業選択理由と将来イメージの確認である。

 

人は何かを選択する際に、無意識にでも個々の原体験を基にしていることが多い。ましてや、高校卒業段階で将来の仕事を決めている動物関連職種従事者であればなおさらである。

 

病院の有りたい姿と従業員個々の有りたい姿をどの点で結びつけられるかを探っていく。

 

人が成長するためには、外からの影響ではなく内発的動機に基づく必要がある。内発的動機は本人のwantに紐付いているし、wantの根幹は職業選択理由とも関わっている。

 

忙しい病院ほど、日々の業務に追われ成長のために必要な内発的動機やwantを忘れがちになり、いつの間にか時間だけが過ぎ去っている。

 

本来やりたかった仕事であるし成長意欲も高かったにも関わらず、「思ってた仕事と違う」となってしまう。

 

それらを防ぐためにも、パーパスと個人欲求を結びつけ、取組可能な部分はルール化制度化し、日々の業務に落とし込んでいく。

 

それが仕事の「やりがい」となっていくだろう。

 

下期に向けて取り組んで頂きたい。

カテゴリ: 北野経営計画策定

百聞は一見に如かず

Posted 2022年06月27日 by snc_editor

北野です。

 

先日お会いした院長先生は、とにかく会いに行くということを大切にしているという。

 

コロナ以降、オンラインセミナーが活況になり、医療面のセミナーも経営セミナーも頻繁に開催されるようになってきた。

 

オンラインのメリットは何時でも何処でも見られることにあるが、現場の空気感だけは伝わらない。

 

また、WEBに載る=アーカイブが残る、意図せぬ使い方をされるという可能性もあるため、本音ベースの話は少なくなる。

 

我々もコロナ前には会場開催セミナーを行っていたが、収録がないことを理由に忖度ない情報提供も行っていた。今思えばギリギリの情報もあったと思う。

 

こういった世の中になってきたので、リアルの価値が非常に高まっている。前述した先生は、セミナーを聞いて気になった人がいれば直接現地に会いに行く。そして、セミナー内容について深く聞き、自院でできること、できないことを現場で判断されるという。

 

このようにして多くの情報から取捨選択された取組をだけを行っておられるため、精度も高いしスピード感も早い。

 

おそらくコロナ以前から実行されていることであろうが、コロナ以降も当たり前のように継続されていることが、更なる強みになっている。

 

弊社でもプラチナ会員様だけが集まり、情報共有を行うプラチナミーティングを7月に会場開催で実施する。年齢、地域など気にすることなく、本音やリアルな情報が濃縮されているイベントである。

 

外に出ると様々な情報に溢れている。

 

そろそろ外に出て、次の発展を目指していただきたい。

カテゴリ: その他北野

「心理的安全性」の高い組織とは?

Posted 2022年06月20日 by snc_editor

スタッフが自主的に動かない、意見を言わないというお悩みを聞くことが多々あります。

スタッフ自信に問題があることもありますが、一方でスタッフが意見を言いやすい環境が作れているかも考えてみていただきたいです。

 

1つの指標をご紹介します。

Googleは「チームの生産性を高めるには、心理的安全性を高める必要がある」としています。

「心理的安全性」があるというのは、組織の中で、誰もが安心して自分の考えや気持ちを話し、行動できる状態です。

 

「心理的安全性」を提唱した組織行動学者エイミー・C・エドモンドソン氏は組織の「心理的安全性」を測る7つの質問を挙げています。

 

① このチーム内でミスをしたら、きまって咎められる

② このチームでは、メンバーが困難や難題を提起することができる

③ このチームの人々は、他と違っていることを認めない

④ このチームでは、安心してリスクを取ることができる

⑤ このチームのメンバーには、支援を求めにくい

⑥ このチームには、私の努力を踏みにじるような行動を故意にする人は誰もいない

⑦ このチームのメンバーと仕事をするときには、私ならではのスキルと能力が高く評価され、活用されている

※①、③、⑤の質問は、指標が他と逆になり、否定的な回答がポジティブ傾向

 

自院の組織状態をチェックすると、病院側の改善点も見つかってくるかもしれません。

カテゴリ: 従業員教育黒澤

話題性重視の宣伝効果~落札額8100万円のウイスキー「山崎55年」~

Posted 2022年06月20日 by snc_editor

ここ数日で、高値での落札を2つ目にしました。

 

1つは、長期熟成シングルモルトウイスキー「山崎55年」が米ニューヨークで競売にかけられ、60万ドル(約8100万円)で落札されました。

2020年に日本での販売時は1本330万円。

 

2つ目は、「投資の神様」と称された著名投資家ウォーレン・バフェット氏(91)との昼食会の権利が約1900万ドル(約25億6千万円)で落札されました。

 

日本で有名なのは、大間のマグロの「初競り」でしょうか。

「初競り=すしざんまい」というほど、イメージが強く根付いているかと思います。

 

単なるウイスキー、会食、マグロの値段としては超高額だとしても、全国に名を広める宣伝費としては決して高くない数字なのでしょう。

(会食については名を広める以前に、「投資の神様」から直接話を聞けるという意味合いが強いでしょうが。)

実際、マグロ初競りが行われた後はすしざんまい全店に通常時の倍以上の客が押し寄せるそうです。

 

今回は高額落札というお金を使った宣伝の紹介でしたが、「業界初」や「地域初」となるような取り組みをして話題性を集めるのも1つです。

最近だと猫の腎臓病治療で「AIM」が話題なので、それに絡めた宣伝は話題を生みやすいかもしれません。

また、目新しいわけではありませんが、「キャットフレンドリークリニック」など猫に優しい動物病院のアピールなども、近隣病院がアピールしていなければ「地域初」として宣伝効果は大きいです。

 

様々な視点で、自院を知ってもらうための宣伝を考えいきたいですね。

カテゴリ: その他黒澤

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