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院長先生、現場に“憑かれて”いませんか? ―経営視点を取り戻すためのヒント

Posted 2025年05月08日 by snc_editor

今日は、病院経営に関わる先生方にぜひ一度立ち止まって考えていただきたいテーマについてお話しします。

それは、オペレーショナル・ブラインドネス」と「ミクロマネジメント」の落とし穴についてです。

 

■ オペレーショナル・ブラインドネスとは?

あまり聞き慣れないかもしれませんが、直訳すると「業務的盲目状態」のことです。

日々の現場業務に没頭しすぎることで、経営者としての“視野”が見えなくなってしまう状態です。

「手術も診察もやって、細かな作業をしたりスタッフの相談にも乗ったり。。。」
と、一見頼もしいスーパードクターですが、

気づけば“経営”が後回しになっていませんか?

 

■ もうひとつの罠、ミクロマネジメント
これに似た状態に「ミクロマネジメント」があります。

 

スタッフの一挙手一投足にまで口を出し、
「それ、こうやってって言ったよね?」
「なんで○○ちゃん、これやってないの?」と、つい些細なことまで細かく管理してしまう状態です。

 

本人としては「病院のクオリティを守るため」の行動。
でも、信頼されるリーダーシップとは少し相違があるかもしれません。

 

結果として、スタッフが萎縮したり、自主性が失われたり、
院長先生ご自身の負担が限界に達してしまうことも少なくありません。

 

■ 現場も大切ですが「経営者モード」に切り替える時間も同じくらい大切です。

 

院長先生という立場は、
プレイヤー(獣医師)でありながら、マネージャー(経営者)でもあります。

 

けれども、現場にいすぎると、経営の視点が自然と削られていく。
これは、多くの先生が共通して感じる“院長先生あるある”でもあります。

 

だからこそ、

 

●あえて現場を手放す時間をつくる
● 週に1回は、経営の数字や方針を考える時間をとる
● スタッフの動きに任せる勇気を持つ

 

そうした“小さな意識改革”が、未来の病院経営を明るくしてくれます。

 

日々の診療を支えるのは、まさに先生の情熱と努力ですが、病院の永続的な未来をつくるのは「経営の視野」です。

 

「最近、なんだか忙しいだけで前に進んでいないな」
「なんでこんなに疲れているんだろう」
もし、そんな風に感じることがあれば、
少しだけ“経営者としての視点”に立ち戻ってみてください。

 

私たちコンサルタントは、そういった先生達の視野をいくつも広げるサポートがが大きな役割だと感じています。
より良い病院づくりを一緒にしていきましょう。

カテゴリ: マネジメント飯島

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