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株式会社サスティナ

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カテゴリー: マーケティング

短期中期長期

Posted 2023年05月01日 by snc_editor

北野です。
経営相談などで漠然とした将来不安を口にする方も多い。その結果、何をやればよいのか、よく分からなくなっていると。

こういう時にお勧めしているのは、
・ありたいこと
・やりたいこと
・やらねばならぬこと
の整理である。

ありたいことは長期的な課題
やりたいことは中期的な課題
やらねばならぬことは短期的な課題
と言い換えることもできる。

様々な課題を3つに整理していきながら、すごく近くにある課題(短期的)と、すごく遠くにある課題(長期的)の両方を大事にしていきたい。

なぜならその間にある中期的なことはなかなか思い通りにならないからである。
人の採用を例にとると、
従業員の労働環境を改善したい(長期的)
そのために人員を採用したい(中期的)
求人媒体に求人掲載をしたい(短期的)
となる。

長期的な想いを大切にしつつ、短期的な行動をキッチリとやり切ることはできるが、中期的なことはなかなか思い通りにはいかない。
ただし、長期と短期を大切にするからこそ、中期も実現可能性が高くなる。
迷いが生じた場合には、こういったように考えていただきたい。

カテゴリ: マーケティング動物病院の経営経営計画策定

リピート率

Posted 2023年05月01日 by snc_editor

突然ですが、直近1年で1度しか来院していない飼い主様がどの程度いるのか把握されていますでしょうか?
ほとんどの病院様では把握できていないのではないでしょうか?
弊社では度々「売上=来院数×来院回数×顧客単価」という公式をお伝えしてまいりました。昨今、動物数が減少傾向にあるため、来院回数を伸ばすことが売上維持には非常に重要になってきます。そこで、冒頭の質問が重要になってきます。
新患の獲得は既存顧客の来院回数を向上させるよりも遥かにコストがかかり、既存顧客の客離れを5%改善すれば、利益が最低でも25%改善されるというも言われています。
また、これは動物病院での事例ではないですが、「3ヶ月以内に1回しか来店していない」グループと「3ヶ月以内に2回以上来店している」グループでは、後者の方がその後2年以内に「同じ店を10回以上利用する」確率が7倍以上だったというデータがあります。
今まで1度しか来院していなかった飼い主様全員をもう1度来院していただくのは不可能に近いですし、その必要性もございません。たった数%でもいいので、もう1度来院していただく飼い主様を増やすことと、新規の飼い主様にも2回目の来院をしていただく工夫をすることで、売上の改善が期待できます。

カテゴリ: マーケティング

競合との差別化を図る際の考え方

Posted 2023年02月25日 by snc_editor

競合との差別化を図る際に重要とされている、「手軽軸」「商品軸」「密着軸」の3つの軸で考え方についてお伝えします。

 

【手軽軸】

安い・早い・便利で差別化を図ります。

例:QBハウスなどの1000円カット

 

【商品軸】

商品・サービスの品質、技術力などで差別化を図ります。

例:青山や表参道などにある芸能人御用達の美容院

 

【密着軸】

顧客のことを良く知り、顧客個々人のニーズにも対応できる。

例:地域密着型の床屋

 

3つの差別化軸は、マーケティングだけでなく設備投資やマネジメントなどにおいても大きく影響します。また、選択した戦略によってターゲットとすべき顧客も変わっていきます。例えば、密着軸を選択した瞬間、ターゲットとなる飼い主様の特徴や要望を把握する必要がありますし、手軽軸を選択した場合は、「早い・安い・便利」を好む飼い主様がメインターゲットとなります。

経営資源には限界がありますので、自院の強み・弱み、商圏内の競合病院の強み・弱みなどを分析し、まずは自院の強みを生かせる戦略を1つに絞り、強化していくべきです。

カテゴリ: マーケティング

飼い主様に納得感のある単価アップ

Posted 2023年02月20日 by snc_editor

仕入れコストや光熱費などが軒並み上がっていることから、やむを得ず診療費へ転嫁せざるを得ない状況が続いています。

しかし、多くの生活用品などが値上げしている状況から、飼い主様の懐事情を考えると、値上げが躊躇われるケースもあると思います。

特にフィラリア・ノミ・マダニ予防薬や混合ワクチン接種といった予防関連は、病院選びの要素として「価格」が比較的大きな割合を占めることから、なおさら値上げが躊躇われます。

 

そのため、単純な値上げではなく、納得感のある単価アップをするのも1つです。

 

例えば、飼い主様や動物にとって手術は一大イベントであり、より安心した状態で手術に望みたいという方は少なくないはずです。

より手術を安全に、また痛みが少ない形でできるオプションを提示したり、手術中に一緒にできる各種処置を提示することで、飼い主様が納得して選択した上で単価アップすることができます。

 

値上げを検討している動物病院様は、納得感のある単価アップも是非ご検討ください。

カテゴリ: マーケティング黒澤

多面的実行

Posted 2023年02月17日 by snc_editor

北野です。
成長する会員様に共通することは、
「まずやってみる」というスタンスを持っていることである。

 

PDCAサイクルというものがあるが、
多くの場合はPの段階でかなりの時間を要してしまう。

・完璧に作りこみたい
・デザインにこだわりたい
・全て準備してから

 

など様々であるが、
それらをやっている間に時間が過ぎ、
タイミングを逸してしまうこともある。

正しくは、Pには時間をかけず、
DとCを速やかに繰り返してAに進めていくことである。

 

また、より成長させるためには、
1つの取組だけでなく、できることは全てやるというすたんすで、
複数の取組を同時並行で同じように進めていくことも重要である。

 

実行のスピードアップ ⇒ 多面的実行に取り組んでいただきたい。

カテゴリ: マーケティング北野

飼い主年齢と情報発信

Posted 2023年02月13日 by snc_editor

北野です。
現場で今後の情報発信のあり方を話すことが多くなっている。

従来はダイレクトメールが主流のなか、
LINEやSNS、アプリなど様々な選択肢が出てきている。

動物病院の場合、
来院ボリュームとなる年齢層は40代〜60代と幅広くなっている。

60代が最も多い時期もあったが、
弊社独自調査によるともう少し下がってきているようである。

とはいえ、自院の来院年齢にもよるため、
飼い主様アンケートなどで一定レベルは把握していただきたい。

統計的にはLINEなどのコミュニケーションツールは
全年齢で使用率が高まっており、今後のベースとなりつつある。

そこで課題となるのが、
どの情報発信媒体を中心に据えるかである。

会員様の中には、紙ベースのダイレクトメールをほぼ廃止し、
LINEでの情報発信に集中するところもある。

最初は半信半疑であったが、
現状は効率よく情報を届けることが可能となっている。

また、他の会員様は独自アプリを開発し、
そこに情報発信を集中させようとしている。

元も子もないが、結局のところ、どの情報発信媒体を使うかは、
自院がどの程度その媒体にコミットできるかにかかっている。

登録者を増やす、情報発信内容を充実させる、
伝わりやすい表現(ビジュアル等)を工夫するなど、
成功させるには今まで以上のコミットが欠かせない。

以前に、今後の動物病院における価値訴求に、
「利便性」と「意味性」が必要ということを記載したが、
これらを情報発信媒体で表現していくことが求められる。

ただし、デザインがよい、綺麗などが重要なのではなく、
情報を受取る飼い主様に価値ある情報を届けられるかが重要なのである。
ここには、病院規模の大小はさほど関係がない。

知恵とコミットをもって取り組んでいただきたい。

カテゴリ: マーケティング北野

アンカリング効果

Posted 2023年01月20日 by snc_editor

全く無意味な数字であっても、最初に与えられた数字を参照点としてしてしまいその後の意思決定が左右されてしまうことをアンカリング効果と言います。

アンカーとは船の錨のことで、アンカリングは錨を使って船を係留することです。

船は停泊するとき、海底に錨を降ろしてどこかに流されてしまわないように船体の位置を固定します。波や潮で多少動くことはあっても、錨に結びつけられた鎖の長さを超えて移動することはありません。錨で固定された地点から離れられなくなってしまうのです。

このアンカーをどの位置に設定させるかで意思決定は大きく異なります。

例えば、

9×8×7×6×5×4×3×2×1

1×2×3×4×5×6×7×8×9

では前者の方が数字が大きいと判断しがちです。

これは、最初の数字に私たちが意思決定を左右されてしまうからであると考えられています。

他にも、

様々なものが売っているコストコでもまず入るとすぐに高額な電化製品やジュエリー、ブランド物などからスタートします。

ただでさえ卸価格に近い日用品・食品などの価格がより安く感じる効果を演出していると考えられます。

 

飲食店のメニュー表のように数字が羅列されている掲示物や販促物がある病院様は順番を入れ替えるだけで飼い主様の反応も変わるかもしれません。

 

カテゴリ: マーケティング情報発信媒体の整備福永

びっくり 世界のマーケティング

Posted 2022年12月16日 by snc_editor

「~ドォミノォピィザ♪」のCMでおなじみ

世界ナンバーワンの宅配ピザチェーン、”ドミノピザ”は皆さんご存知ですか?

学生時代のホームパーティーにはデリバリーピザはつきものでした。

そんなドミノピザですが、一昨年の年末、オーストラリアでちょっとびっくりしてしまうようなキャンペーンを打ち出しました。

 

Pizza giant Domino’s is offering 60 years worth of free pizza to one Australian family who name their newborn baby born in Australia on Wednesday 9 December either ‘Dominic’ or ‘Dominique’

その内容は、

現地時間の2020年12月9日(水)にオーストラリア国内で誕生した赤ちゃんにドミノ・ピザに由来した名前をつければ60年間のピザが無料!

ドミノ・ピザに関係する名前なら何でもいいというわけではなく、赤ちゃんの性別が男なら「ドミニク(Dominic)」、女なら「ドミニーク(Dominique)」と名付けなければならないそうです。

なんともぶっとんだキャンペーンですね。

でもこういった発想は動物病院様でも取り入れられるのではないでしょうか。

たとえば、

・動物病院の開業した年の同日に生まれた子は毎回トリミング50%off!!

・○○動物病院へ来院される○○ちゃんは毎回診察料30%off!

・院長が飼っている犬と同犬種で同じ名前の子には毎回フードサービス!

などなど。

飼主様からしても、自分の家の子と共通点がある病院には親近感を感じ、さらに割引もしてもらえるなら、動物病院にとってのファンになる確率が高いです。

さすがに「一生無料」は動物病院では難しいですが、ちょっとしたサービスを提供するのは話題性もあり、他の院との差別化、飼主様満足度アップ、固定化につながるのではないでしょうか。

カテゴリ: マーケティング経営コンサルタント松岡

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