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動物病院におけるAI活用

Posted 2023年11月06日 by snc_editor

北野です。
ChatGPTなど、生成系AIをビジネスに活用する動きが活発になってきている。

動物病院業界においては、一部の検査において運用が始まってきているが、まだまだ限定的なものとなっている。
一方で人の医療においても様々な場面での活用事例が出始めてきた。
人の医療業界を参考にするのが手始めによいだろう。

いくつかの会員様で生成系AIの活用方法を模索しているが、
活用において注意すべき点がある。

それは、業務の全体像の整理と根本的なデジタル変革の2つである。

そもそも、業界規模が小さな動物病院業界において、
オールインワンで全てをまかなえるシステムというのは存在しない。
そのため、生成系AIの導入においても部分最適で活用する方法しかない。

また、生成系AIは上手く活用すれば効率化や生産性向上に繋がるが、
万能では無い分、使用する側の経験値が求められる。

動物病院業界において最も実用可能性が高いのが、
電子カルテの記載内容の自動生成と考えているが、
これもそもそも電子カルテを導入している必要がある。

これらを踏まえると、
①院内業務全体の整理とフロー化
②院内業務のデジタル化
③デジタル化の経験値向上
④生成系AI導入の部分的導入
⑤導入による生産性向上実現

という流れになると考えられる。

こういった流れは不可逆なものであり、
数年後にはデジタル化・生成系AIの未導入病院は、
組織としての魅力に欠ける様になるかもしれない。

これは採用はもちろんのこと、
飼い主様へ獣医療サービスを提供する体制にも影響する可能性がある。

とはいえ、未着手の動物病院が多いのが現状である。
早く取り組めばそれだけ恩恵を受けることも多いであろう。
来年に向けて考えておきたいテーマである。

カテゴリ: マネジメント北野時流解説

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