9月初旬に会員様とともに、ロンドン市内を中心にイギリスの動物病院4病院の視察を行いました。
イギリスを視察先に選んだのは、ヨーロッパは日本と同じく創業100年を超す企業も多く、「永続性」という視点での動物病院経営のヒントを得たいと思ったからです。
【視察風景】

イギリス国内に８４病院を展開する大規模病院、低所得者を対象とした青十字が運営する病院、共同出資での開業を行った１ドクター型病院、ホメオパシーを中心とした病院などバラエティに富んだ視察先でした。
イギリスの動物病院の特徴としては、①診療単価の高さ、②時間単価への意識が高い、③顧客情報のデータ管理の進展、④多様な経営形態などが挙げられます。
イギリスは島国であるということだけでなく、国土が狭いため地域のコミュニティに基づいた経営を行っているという点は日本と非常に近い風土であったと思います。
今回の視察先では日本ではまだ非常に少ないであろう開業の資金調達の仕方や、分院展開の仕方、病院の継承の仕方など、今後の日本の動物病院業界において非常に有益な視点・方向性を見ることができました。
弊社の会員様は会員様専用ページから視察先の詳細や特徴などの資料をダウンロードしていただけます。ダウンロードはこちら（近日公開予定）
また、内容に関しては機会があればセミナーや勉強会などでお話ししていきたいと思います。