経営コンサルタント・サブリーダー神原　貴子

前職では一般外来の他、会員制医療もあつかう、ホスピタリティを重視した高い接遇力が求められるクリニックに勤め、毎日約180人の外来患者様、お客様に対し、受付からエスコート、診療報酬の点数算定、会計、レセプト点検と、トータル的にサポートする医療コンシェルジュのお仕事をさせていただいておりました。

患者様、お客様はご要望やご意見をお持ちでも、その全てをお話ししてくださる方はなかなかいらっしゃいません。まして、お体の問題となると他人には言い辛いことも多く、お話しすることを拒否される方もいらっしゃいます。
しかし、その本当の要求にお応えできなければ、よいサービスとは判断していただけず、ホームドクターとはなれません。
医療コンシェルジュは、会話中の表情や待合室での様子に常に気を配り、患者様やお客様の要求にいち早く気づき、よりよいサービスを提供する他、不安や不満を察知しクレームを未然に防ぐために存在します。私はこの『お客様の考えの一歩先を行くサービス』が大切と考え、実践し、新人にも教育を行ってまいりました。

また、質の高い医療を安心してスムーズに受けていただくためには、コンシェルジュだけでなく、医師、看護師と、共に働く全てのスタッフが情報を共有し、連携がとれる環境作りも重要と考え、コミュニケーションを円滑に行うために、スタッフに対してもホスピタリティの精神を持って接してまいりました。
スタッフの心の余裕が患者様、お客様の満足度を向上させ、その結果、売上に繋がります。業界問わず共通する考えだと思っております。
これからお会いする皆様にもホスピタリティの精神を持って、お手伝いをさせていただきたいと思っております。