2004年から動物病院専門経営コンサルティングを開始。業界No1の経営コンサルティング実績。一般的な1人コンサルタント対応ではなく、複数名でのチームコンサルティングで動物病院経営をサポートしています。

株式会社サスティナ

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先輩メンバーの声(北野)

先輩メンバーの声

取締役 北野 哲也(きたのてつや)

出身大学・学部 : 関西大学商学部卒

入社時期 : 2011年の創業当時より


「サスティナに入社したきっかけを教えて下さい」

実は代表の藤原とは前職時代の上司・部下という関係で、ずっと動物病院様向けのコンサルテーションを行っていました。新卒で前職に入社した2004年からです。2010年の秋くらいに藤原が辞めると言い出しまして(苦笑)。さらっと「オレ辞めるから」みたいな。

前職は部下が上司を選べるという文化があり、上司に断られることも当然あるんですが、誰か新しい上司を選ぶ必要がありました。お世話になったり、好きな上司もいたりしましたが、「この人の下で働きたい」という藤原を超える上司がいなかったこともあり、密かについていく決心をして藤原に私から打診しました。

「大手企業からベンチャー企業への転職に怖さは無かったですか?」

お客様や周りからは、藤原に誘われて入社したとよく思われるのですが、そもそも藤原からは全く誘われていないんですね、ちょっと寂しいくらい(笑)。前の会社への恩義や配慮もあると思うのですが、「来るか?」の一言も全く無かった。なので、藤原も私がそういう判断をするとは全く思ってみなかったようで、打診した時はかなり驚いていました。あんな顔を見たのは10年以上の付き合いの中で最初で最後だと思います。

自分の意志でついていく決心をしたので、怖さは無かったです。むしろ色んなことをやれるというワクワク感がありました。もともと父親が自営業ということもあって、コンサルタントを志したのですが、自分も父親のように何かを背負うということをやってみたかったのかもしれません。今振り返ると甘い考えですが、コンサルテーションを行う相手も経営者なので、自分も経営陣になってやるべきだみたいな。

「この仕事をする中で苦労したことは?」

前職時代を含め10年以上コンサルタントをしています。2016年からは役員に引き上げていただき、自社内外のことも行うようになりました。今でこそある程度のことができるようにはなりましたが、昔は全くそんなことはなかった。どちらかというと、「できない」社員であったと思います。「北野は成長はゆっくりだから」と言って暖かく見守っていただいていた、そんな立場でした。

振り返ると「今」と「昔」では苦労することは違っていると感じます。大きく分けると①入社1~3年目、②4~6年目、③7年~10年目、④10年目以降と4つの段階を経ています。

【① 入社1~3年目】
前職は新卒入社のため、社会人経験の無い自分が経営者にアドバイスをするということの違和感がありました。その立場に慣れるというのが最初の苦労です。実はここに大きな勘違いがあり、いきなり完全なアドバイスを1人でできるわけがないんですね。最初は社内のノウハウを勉強しながら、それをクライアント先に落とし込むこと、上司に相談しながら進めること、あとは相手の代わりにツール作成などの代行業務を行うこと、それが最初の役割だと思います。あとは知らないことは知ったかぶりをせずに、素直にクライアント先の先生に聞きながらやること。コンサルタントは教えることも必要ですが、相手の話を聞く、教えてもらいながら進めるということもこの時期に学んだことです。変に「先生」にならないということです。

あとは、私自身がペットを飼った経験がないので、業界特性の知識や専門用語を身につけるという点も苦労したことです。一般の飼主様向けの書籍をたくさん買って、その都度勉強していった記憶があります。

【② 4~6年目】
この頃になると、自分のクライアントを持てるようになりました。私は同期の中でも自分のクライアントを持てるようになったのはかなり遅いほうなんですね。同期の中でも早いと1年目から担当を持っている。そう考えると、私は「できる社員」ではなかった。なかなか契約がとれず、上司や先輩に付いていくことが多かったです。でも契約が長く続くことには自信があります。この時期に契約をいただいた病院様は今でもずっと続いています。大事なお客様方です。

この時期は1人で自分の担当先に責任を持って業務・提案を行うことに苦労した記憶があります。今から振り返ると少ない件数なのですが、いっぱいいっぱいだったのを覚えています。1つ1つの仕事で精度を上げながら量をこなすという、自分の非力さを感じて、非常につらかった時期でもありました。

【7年~10年目】
ちょうどこの頃に前職を退職し、サスティナを立ち上げました。最初は代表の藤原と2人で始めた頃もあり、前職時代は間接部門の方にお任せしていた請求書発行や社内業務なんかも担うようになりました。対外的なことだけでなく対内的な仕組みを作り上げていくという、広い視点で仕事をしていくことに苦労した時期であったと思います。

この頃から新しいメンバーを迎え、会社としての発展を考えてく時期になりました。採用や社内体制など、会社という組織を自分たちで作り上げていくという時期でした。古屋敷や佐藤など、新しいメンバーを迎えたことで自分自身のあり方なども勉強させてもらっていると感じます。とても大事な仲間たちです。

【④ 10年目以降】
ここ数年はマネジメント面に課題をおいています。自身も部下を持ちマネジメントを行う立場になったことで、より院長先生の立場に近づけたということもあります。2016年より役員に引き上げていただいたこともあり、これまで以上に組織のナンバー2という立場のあり方を意識するようになりました。自分自身の経験を社内外に伝えつつ、自社のメンバーやお客様のスタッフ達の成長をサポートすることが、自分自身の成長にも繋がると感じています。

「この仕事をする中でやりがいを感じたことは?」

この仕事のやりがいは2つあると思います。1つ目はクライアントへの対外的なやりがい、2つ目は自身の成長という対内的なやりがい、という2つです。

私たちコンサルタントは結果を求められる職種です。もちろん売上や利益を向上させるという点も非常に重要ですが、それ以外の役割も多くあります。クライアントが1人ではできなかったことを「形にする」役割もありますし、孤独な存在である経営者に寄り添う役割でもあります。

経験が浅い頃は、飼主様に渡す説明資料1枚を作成するなど、ちょっとしたことを積み上げていってクライアントに喜んでもらう、そういった点もやりがいですし、目標だった売上規模になる、何か困った時にまずは連絡が来る相談相手となる、ということまで幅広くあります。

自分の成長段階において色々なやりがいを感じられるのではないかと思います。 今は立場的にも院長と同じ目線でクライアントの従業員たちが成長していく姿を見られるのもやりがいになっています。

対内的なやりがいとしては、この仕事は自己成長が本当にできる仕事だと思います。20代、30代の頃から対峙するお客様は常に経営者の方です。他の仕事をしていたら5年はかかるであろう経験を1年でできるのではと思います。その分、非常に大変ですが、自分を大きく成長させたい人にはうってつけの職業ではないかと思います。

「コンサルタントって大変そう、プライベートの過ごし方は?」

はっきり言って大変です。本当に。この仕事をしていると、プライベートと仕事の境目がだんだんと無くなってきます。旅行や遊びに行っていても、そこで見たこと経験したことが、「これはあれに使えるな!」などといつの間にか仕事のことを考えていたりします。はたから見ると、仕事人間のようになっていますが、私の場合はそれがとても楽しいんですね。

でも、それは人それぞれでいいと思います。仕事を完全に忘れて、家族や友人との時間を大事にする、趣味の時間を作るなど、完全に境界線を作ってもよいと思います。弊社の全員が私や代表の藤原のようにならなくてもいい。(藤原も仕事とプライベートの境目はありません)働き方はそれぞれですし。仕事中における価値観さえ合っていれば、それでいいと思います。多様な価値観が組織を強くすると思っていますので、色々な考え方の人が活躍できる会社にしたいと思っています。

「応募する人へのメッセージ」

コンサルタントという職種はイメージ先行の仕事だと思います。カッコいい仕事のように感じるかもしれませんが、実際は非常に泥臭い仕事です。こんなことまでやるの?と感じることも多々あるかもしれません。でも、そこまでやるからこそ、自分より年上で、色んなものを背負っておられる経営者の方から信頼を得てお金をいただくことができるのです。経営者の方から信頼を得られた時に、この仕事をやっていてよかったという充足感を得ることができます。

人によっては結果が出るまで時間がかかることもあるでしょう。でも、その苦労や汗は必ず結果として現れます。これは長年「不器用で、できない社員」として過ごしてきた自身の経験からも自信を持って言えることです。

知らない業界に飛び込むというのは怖いことだと思います。弊社のメンバーは私も含めて全員が苦労をしているメンバーです。今はできるように見えても、過去には数々の苦労をしています。まだまだ小さな組織ですが、それぞれの想いは大きい会社です。少しでも興味を持っていただいたなら、私たちに会いに来てみてください。お待ちしております。