【2022年9月発売】図解で分かる動物病院経営 マーケティング編
商品詳細
※ご購入いただいた方には、Amazonの購入URLをお送りするので、そちらから購入をお願いいたします。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多大な影響を受けた業界が多い中、幸いなことに動物病院業界では大きな影響は見られていない。
しかし、過去の動物頭数の推移を見ていくと、2023年頃をピークに動物病院への来院動向が変化することが見て取れる。
現在は、高齢動物の来院がピークとなっていることで、動物病院の現場は忙しい状態が続いている。
しかし、経営数値を深く見ていくと、延べ来院数は増加しているものの、実はカルテ数が減少しているということも少なくない。
つまり、来院回数が多い傾向にある高齢動物が、高い頻度で動物病院を受診されるため、延べ来院数が増えているのだが、高齢動物の死亡と共にカルテ数が減少していくという状態である。
当然、減るカルテ数を上回る新規患者の確保によってカルテ数を増加させることが必要になってくるだろう。
また、ここ数年は病院運営者の変化でも、ダイナミックな動きが出てきている。
これまでは院長の高齢化による事業継承などの代替わりが中心であったものが、外資系企業やファンドなどによる動物病院のM&Aが活発になり、見た目には分からないグループ化が進行しているのだ。
したがって、それぞれの動物病院が、自院の強みを理解し適切な情報発信をすることで、飼い主様に定着していただく病院へと発展させることも重要になってくる。
このように、動物病院業界は2023年以降、より競争が激しくなることになるだろう。
そういった環境下でも、個々の動物病院が強くなることで、グループ動物病院に対しても競争で負けないようにしていただきたい。
これが、本書を執筆する理由である。
ぜひ、今後の病院運営の一助になれば幸いだ。
—————————————————————
-目次-
序文
第1章 2022年の動物病院業界の動向
Ⅰ)動物病院数の動向
Ⅱ)動物数の動向
Ⅲ)運営者の変化(事業継承・M&Aについて)
第2章 動物病院経営の方向性
Ⅰ)絆パーパス経営
Ⅱ)手段と目的
Ⅲ)選ばれる動物病院になるために
第3章 動物病院における最新マーケティング手法
Ⅰ)売上増のための方程式
Ⅱ)売上方程式とキャパシティ要因
Ⅲ)動物病院のためのマーケティングマップ
Ⅳ)新規患者の獲得設計図
Ⅴ)Google対策のためのWEBサイト構築法
Ⅵ)MEO対策
Ⅶ)ネット口コミへの対応法
最後に
—————————————————————
【著者】
北野哲也
1982年、兵庫県生まれ。
関西大学卒業後、大手上場コンサルティング会社へ入社。
入社後に現代表である藤原のチームに配属になったことで、動物病院業界でのコンサルティングを開始する。
2011年に藤原とともに、動物病院のコンサルティングに特化した株式会社サスティナコンサルティング(現 株式会社サスティナ)を設立。
「想いをカタチにする参謀役」をモットーに、動物病院の院長先生に寄り添ったコンサルテーションに定評がある。